・隼人瓜Chayote はやとうり
ウリ科、中央アメリカ原産。つる性草本で白色種と緑色種がある。1917年ごろ、大正時代にアメリカより鹿児島に導入した。薩摩隼人にちなみ隼人瓜と名前がつけられたという。実が300g~500gのものが100個以上もなるところから千成瓜ともいわれる。
種子は果実の中に長さ5~6cmの白色卵形の種子が1個あり、10月に果肉が厚くて硬い実がなり主に九州、鹿児島で栽培する。長さ15cm程の洋梨型の成熟果、白色種を漬物(塩漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬け)としている。しゃきしゃきとした歯ごたえがよい。そのままの生食には向かず未熟なうちに取られたものは酢のもの、汁の実、蒸してあんかけとして利用する。白色種を主に栽培し出回る。
100g中でエネルギー20kcal,水分94.0g,蛋白質0.6g,脂質0.1g,炭水化物4.9g,灰分0.4gを含む。
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(初版2020,9,28)