・山茱萸 さんしゅゆ
ミズキ科、中国原産。樹高5mほどの落葉小高木で江戸中期に薬用として渡来しているが現在は主に庭や公園に植栽してみられる。
サンシュユは早春の3月に黄色い小花が散形花序に咲き花の様子からハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれる。葉は、対生し、秋には長径1.5cm程の赤いやや渋み、甘味と強い酸味のある果実が熟す。
秋に赤い実をつけるのでアキサンゴ(秋珊瑚)ともいわれる。果肉を果実酒として飲用し疲労回復、冷え性、低血圧、不眠症に利用している。赤い実の果肉を干したものが、滋養強壮、止汗、止血、解熱、頻尿などに使われる。成分として苦味成分のイリドイドIridoid配糖体ロガニンLoganin、モロニシドMorroniside、タンニンTannin、有機酸のリンゴ酸を含む。
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