・山法師・山帽子 やまぼうし
ミズキ科、日本に自生する耐寒性落葉小高木。高さ5mほどに生育し初夏に開花し白い花弁のように見えるのは、実は「総苞片( そうほうへん)」といわれ葉の変異したもの。本当の花は中心部にある黄緑色4枚の苞片の真ん中にある小さな淡緑色のもので、小さな20~30個の花が集まった頭状花序。
ハナミズキ(別名:アメリカヤマボウシ)とはよく似ているがヤマボウシの総苞片は幅が狭く、先がすっと尖り、葉が先に出て、その後、花(総苞片)をつける。華やかなハナミズキは道路など街路樹に、ヤマボウシは庭木や里山に見られる。
ヤマボウシの実は赤く熟するとおいしく食べることができる。花水木の実は食べられない。花が終ると9月に入り集合果で小さな径1~3cmのイチゴのような粒々が表面にある実がつきはじめ色付いてくる。赤く熟した実は果実酒に使われることが多い。
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