・饅鰻/沼田鰻Hagfish ぬたうなぎ
ヌタウナギ科、日本の暖かい地域の大陸棚以深で海の砂泥底に生息する。
夜行性で全長30cm~ 1mになり、体からぬるぬるした液体を出す。食用になるが鮮魚としては国内ではほとんど需要がなく韓国でよく食べられている。
ヤツメウナギと同じ円口類・無顎類で口に顎(あご)がなく、鼻の穴がひとつで、硬い骨、胸鰭、腹びれがない。
体形は、ウナギに似ているが目が皮膚の下にうずくまって、背びれもなく、鼻の穴は頭の先にひとつある。ヌタウナギの仲間に鰓穴(えら)が一対のメクラウナギ科と6~15対のヌタウナギ科がある。
皮は非常に丈夫で滑らかで、韓国などでは、これを使った革製品が重宝されているという。ヌルヌルの液体が乾燥すると繊維質となりストッキングなどの原料になりうると注目している。
白身で、韓国では、コチジャンで炒めたり、丸焼きに、油でカラッと揚げるのもよいといわれる。
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