ルチンRutin るちん
ルチンは、ミカン科のヘンルーダ Ruta graveolensから1842年に発見している。ソバ、トマト、玉葱、あずき、タバコの葉、イチジク、柑橘類などに含まれるフラボノイド系淡黄色色素、ポリフェノールの一種で配糖体(糖+ケルセチンQuercetin)として存在する苦味の成分になっている。
ビタミンPともいい水溶性でルチンに水を加えると加水分解してケルセチンに変化し、苦味が強くなる。糖の部分は、二糖類のルチノースRutinose(ラムノースRhamnose +グルコース)よりなる。抗酸化作用があり血圧降下、血管強化、脳細胞の活性化作用、疲労回復によい。
蕎麦湯(そばそのものより少ない)を飲むのもよい。植物の外敵から身を守る防御作用であり紫外線による肌荒れに有用なことも認めらる。皮下出血を起こす紫斑病(しはんびょう)に有効でビタミンCと一緒に取るとにより有用。ソバで15mg/100g、韃靼ソバで1,500 mg/100gといわれるところ一日の摂取目安量を20mgとし茹でソバ200g(1人分)に相当する。
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