・葦切鮫・葭切鮫Blue shark よしきりざめ
メジロザメ科の魚で、南日本から温帯、熱帯にかけての水深100~200m程度の大陸棚、海底で日本でサメ類の水揚げが最も多くみられる。
卵胎生で1-2月にかけ稚魚を産む。眼が大きく口先と胸びれが長い。体色は背側が藍青色で、腹側が白色で、体長は2~3m、重さ200kg程度になり人を襲うことがあり近づくと危険。
仙台では「アオナギ」、鹿児島では「アオブカ」と呼んでいる。宮城県気仙沼市は水揚げ日本一でフカヒレの加工品として香港、台湾などにも輸出している。
ヨシキリザメの旬を11月~4月として鮫のひれをキンシともいい中華食材の「ふかひれ」に、また、魚肉をかまぼこ、ハンペン、ちくわなどの練製品の原料に利用する。
100g中生でエネルギー85kcal、水分79.2g、タンパク質18.9g、脂質0.6gほど、フカヒレでエネルギー342kcal、水分13.0g、タンパク質83.9g、脂質1.6gほど含む。
軟骨がコラーゲンの原料となり健康食品としても用いている。
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