「ちょうどいい。私の方が優秀だと証明するいい機会だ」
今日のライトノベルは電撃文庫から発売されている「9S」です。
1巻初版は2003年9月に発行されました。
現在まで本編11巻+短編2巻が出ています。
著者は以前取り上げた「0能者ミナト」シリーズを書いている葉山透氏です。
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ミナトは科学を駆使した怪異討伐ものでしたが、こちらの「9S」は科学メインのハードアクションものです。
内容としては、主人公の坂上闘真とヒロインの峰島由宇が、「狂気の天才」と呼ばれた天才科学者・峰島勇次郎が生み出した様々な遺産を巡る事件に巻き込まれる話です。
峰島由宇は勇次郎の娘ですね( ・ω・)
なのでめちゃくちゃ頭がよく、それ故に脳内で物理計算しまくって、それを基に正確無比に身体を動かすという人間離れしたことをします。
…なのに、料理は壊滅的に苦手というのはまさに一昔前のお約束的なものがありますね(´・∀・`)
イラストレーターは山本ヤマトさん。
以前このブログで取り上げた「電波的な彼女」や「紅」のイラストレーターを担当された方です。
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山本ヤマトさんの描くラノベイラストの中ではこの9Sのイラスト、特にカバー絵が一番好きですね。
特に1巻カバーの由宇は本屋で見たときに「ふおぉ…!!」と感動しました。
しかし、10巻からはヤマトさんが多忙のため、増田メグミさんに変更になっています。
絵柄の雰囲気からなんとなくわかると思いますが、増田メグミさんは主にコバルト文庫や一迅社文庫アイリスなどの女性向けレーベルの方をメインで描かれている方です。
なので電撃文庫をはじめとする、このブログでよく取り上げるようなレーベルの作品ではあまり見かける機会は少ないと思います。
しかし、この9Sでは上手く噛み合ってるんじゃないかなーと思います。
全体的に線が細い感じになりましたが、口絵や挿絵を見ると闘真や由宇のイメージが崩れたということもなく、違和感はあまりないですね。
むしろ女性陣は綺麗さが増したというか、私的には全然ありです!(`・ω・´)
なお、ミナトの記事の方でも少し書きましたが、11巻まで出ている本シリーズはまだ完結していません。
11巻が出たのは2012年3月…まだかまだかと待つうちに、もう8年も経っちまったか…(´・ω・`)
7巻ぐらいまでは概ね半年以内くらいのペースで刊行されていたんだけど、以降は1年以上かかるようになったし、10巻→11巻も2年半くらいかかってたからなぁ…
11巻の最後に「再始動した『9S』をこれからもよろしくお願いいたします」と書いてあるのですが…(´・ω・`)
是非もう1回再始動してください…
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