-196℃の部屋

ブログのお引越しをしました。→技術屋えきちーの実験ノート http://ekitait.com

今日のライトノベル ~孤高の暗殺者は、王女を拾い育てる~

2020-07-20 20:58:34 | 今日のライトノベル
「エウガインの所業が許せないのなら、家族の仇を討ちたいのなら、俺と一緒に来い。全ての元凶であるエウガイン国王を殺す術くらいなら、俺が教えてやるよ」

今日のライトノベルは富士見ファンタジア文庫から発売されている「孤高の暗殺者は、王女を拾い育てる」です。
初版は2020年7月、つまり今月発行されました。



あらすじにもありますが、内容としてはダークファンタジーですね。
舞台は奴隷制度を是とする世界。
隣国に滅ぼされた亡国のお姫様が奴隷落ちするも凄腕の暗殺者に助けられ、自らも暗殺者としての技を覚えながら隣国の王族に復讐する物語です。

最近のライトノベルでよくあるように、暗殺者の主人公も“道化の死神”なんて二つ名があり、非常につよつよなわけですが、彼が拾った亡国のお姫様も才能とセンスが飛び抜けており、訓練を積めば将来は彼以上の腕になりそうな逸材です。
しかも大抵こういうお姫様は料理はダメダメというのがお約束なはずですが、料理の腕もピカイチなんだからもうズルいです。

ダークファンタジーということで、モブはサクサク死ぬし、なかなかえぐい殺され方をされるキャラもいますが、やたらめったらに重たいかと言われればそういうわけでもなく、ちょうどいい塩梅に思いました。
逆に言えばMF文庫の「異世界拷問姫」レベルを想定していると少しぬるい感じがするでしょう(・ω・)

著者は亜逸氏。
「イグニッション・ブラッド」というバトルアクションファンタジー作品で、第28回ファンタジア長編小説大賞の銀賞を受賞された方です。
本作もそうですが、安定感のある王道的なストーリーが強い印象がありますね。

ちなみにイラストがすげー雰囲気にあってるというのもポイント高いです。
イラストレーターはマシマサキさんで、電撃文庫から出ている「マッド・バレット・アンダーグラウンド」あたりの印象が強いでしょうか。
あとはFGOで礼装のイラストとか。

本作はこの1巻で完結かなーと勝手に思っていましたが、ラストで「え、マジで…?」という展開になりました。
どうなっていくか気になるので、続巻も追っていこうと思います(`・ω・´)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿