-196℃の部屋

ブログのお引越しをしました。→技術屋えきちーの実験ノート http://ekitait.com

今日のライトノベル ~銀盤カレイドスコープ~

2020-05-20 23:51:15 | 今日のライトノベル
今日取り上げるライトノベルはスーパーダッシュ文庫から刊行された「銀盤カレイドスコープ」です。
1巻の初版は2003年6月に発行されています。
……え、てか17年前…? ウソでしょ…(もっと最近だと思っていた)
全9巻で2006年に完結しています。

内容は女子フィギュアスケートを題材にしたスポ根もの。
実力はあれど性格に難ありの16歳の主人公・桜野タズサがフィギュアスケートを通じて成長していく、思った以上にガチのスポ根です。

現在のフィギュアスケートとは男子なら4回転ジャンプ、女子でもトリプルアクセルを当たり前のように飛ぶ世界なので、今読み返すと最終巻でのタズサのプログラム構成のジャンプなんかは少々見劣りしてしまう部分もあるかもしれませんが、1巻から彼女の成長を追い続けるともう感動が半端なかった思い出があります。
というか、まず2巻目で泣けますよね。
(例え17年前と言えどネタバレになるので書けませんが!)
ちなみに、当時8巻と9巻は同時に刊行されたんですよね。
なので「ラストはどうなるの!?」というモヤモヤを抱えることなく一気に読みました(笑)

著者は海原零氏で、この作品で第2回スーパーダッシュ小説新人賞の大賞を取っています。
ただ、他にも2シリーズほど同じくスーパーダッシュで2000年代の半ばくらいまで作品を出していましたが、ここ最近ではほとんど活動していないようです(´・ω・`)
フィギュアスケートという一見書きにくそうな題材でここまで表現豊かに銀盤上の動きを書ける筆力があるし、是非他にも色々読んでみたかったのですが…





最新の画像もっと見る

コメントを投稿