「私が死んだら、お兄ちゃんはきっと泣くと思います――」
というわけで、今日のライトノベルは電撃文庫から発売された「LAST KISS」です。
初版は2002年8月に発行されました。
1巻で完結です。
物語は重病を患う中学2年生の由香、その兄の智弘、智弘の幼馴染の香奈子ことかんネェの3人が夏休みを過ごして進みます。
文体は賑やかな関西弁の智弘の一人称で進んでいきます。
実は由香が病でもう助からないというのは中盤あたりで知らされるのですが、もう読んでる途中とかで「ああ、たぶん最後は…」と大体察してしまうんですよね(´・ω・`)
(というかあらすじでもう察してしまいますが)
そして最後はやはり予想通り…なんですが、最後に由香が書いていた日記が出てくるんですよ。
あの口数が少なく、どんな想いで智弘たちと過ごしていたのかが、この日記に書かれていたんですね。
もうね、泣くやん、こんなの…(´;ω;`)
ただでさえわかってはいても最後の方で泣くというのに、こんな追い討ちされたら涙腺崩壊確定でしょ…!
というわけで、当時これを読んだ約18年前は見事にボロ泣きしました。
今読み返しても泣くと思います。
元々、こういう病気ものの話には弱いんですよね…
著者は佐藤ケイさん。
「天国に涙はいらない」や「私立! 三十三間堂学院」などでお馴染みの方です。
そんなに高い頻度で本を出してはいないのですが、最近でも「やせいのいしおの!」という異世界サバイバルものの作品を出すなど作家活動を続けています。
ああ、ほんと、今読んでも泣きそ…
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