ネコのひたい

暴力ネコと映画、写真、音楽を楽しんでます。

ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会 流氷館へ

2010-06-24 18:04:29 | 一般
霧舎巧さんのデビュー作だそうです。
何年も従姉妹に借りっぱなしになってて、先月やっと読み終えました。
(コバちゃん、ごめんよ~~ って、分かるかな。^^;)

推理小説なんですが、感想は一言でいうと「なんか残念・・・」って感じでした。
面白いのですが、ちょっともどかしいのです。
その理由はまず文体が私にはあまり合わないなーということ。
本格推理ものなのに、ライトノベルのように軽~い感じ。
しかもラブコメみたいな会話はかなり疲れました。
そんなことより早く本編に戻ってくれ~~とイライラしました。(^^;)
表現も回りくどいというか、勿体ぶった感じ。
今時、自分で「名探偵だ。」なんて言うかなあ。
そんなこと言っていいのはコナンだけだと思うんです。(笑)
特に最初の方は結構、読むのが大変でした。

でも、話が動き出してからはどんどん読み進めていけました。
二転三転するのも面白いし、色々と「ありえねぇー」と思いながらも楽しく読めました。
ただ動機は弱いかな。

読んでる時はイライラした《あかずの扉》研究会のメンバー達のラブコメ調のやり取りですが、作者の方がお若いからかなと思っていたら、どうやらこの方の作風のようですね。(^^;)
うーん・・・このやり取りが無ければもっと話が早く進むのになーと残念です。

かなり分厚い本ですし、私には合わないと思っていたのに、2作目を今度は自分で買っちゃいました。(^^ゞ
あんなにイライラさせられた《あかずの扉》研究会のメンバー達に何故かもう一度会いたくなってしまいました。
それに1作目で霧舎さんの本格推理に対する愛情はひしひしと感じたので、もう一度合うか合わないか試したくなりました。(笑)
2作目も分厚いですねぇ。
読むのが大変だと思いますが頑張りたいと思います!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする