ネコのひたい

暴力ネコと映画、写真、音楽を楽しんでます。

愛猫元気くんが永眠しました

2022-12-25 21:34:27 | 
楽しいクリスマスの日に暗い投稿で申し訳ありません。
12月19日に元気くんが旅立ちました。
19歳でした。
Twitterでは色々とツイートしていましたが、ブログでちゃんとご報告できるほど精神的に落ち着いていなかったので遅いご報告となってしまいました。
長くなりますが、元気くんの最期の様子を自分のためにも書いていこうと思います。

ブログでは元気くんと呼んでいますが、実際は元ちゃん、元と呼ぶことが多かったです。
最近の元ちゃんは甲状腺機能亢進症のために、大声で鳴きわめく事が以前より頻繁になり、一晩中徘徊したり明らかに様子がおかしくなっていました。
今、思うと近いうちに旅立つ事を私達に知らせてくれていたのかもしれません。
非常に不安ではありましたが、それ以外ではいつもの元ちゃんだったので、毎日「眠れない…。近所迷惑だし…」と思うだけでした。

16日の朝もいつも通りの元ちゃんだったのですが、夕方帰宅した時にご飯を口にしていない事が分かりました。
トイレにも行っていません。
食べていないのに何度も胃液のようなものを吐きます。
さすがに心配になりましたが、その日の夜も鳴きながら徘徊していましたし、翌日の17日に動物病院に診察のお願いの電話をした時も、当日がダメなら翌日でもいいかなと思ったほどそこまで衰弱しているようには見えませんでした。

結局、17日当日に注射と点滴をして頂いたので、これできっと良くなる、元気になると思っていました。
お爪も切って頂きましたしお顔も綺麗に拭いて頂いたので元ちゃんもさっぱりして、より男前になったようでした。(笑)
ただ、いつもより元気がないね…と獣医さんも仰ってましたので、不安ではありましたが、先輩猫のももくんが最後に診察を受けた時は余命宣告をされましたので、そこまで酷くはないと楽観していました。
というか、きっと私が大丈夫だと思いたかったんだと思います。
体重も4.1kgまで減り、過去一番痩せた状態でしたが、ご飯を食べてないからかもしれないと獣医さんも仰ってましたし、私もそう思い込もうとしていました。

点滴後はいつも元気になるし、これでおしっこも出ると思っていたら、帰宅後もお水もご飯も口にせず、トイレにも行きませんでした。
でもその日の夜中、一緒に寝ている3階の私の部屋から下に降りて行ったので、良かった、少し元気が出て来たと思ったのですが翌日も飲めない、食べられない状態で、ほとんど足腰も立たなくなってしまいました。
元ちゃんもお水を飲みたそうにして、部屋に置いてるお水の容器の前に這うように行ってそこでジッとしていたり。
今までウチの中で亡くなった子達の最期と同じ状況になったので私も遂に観念しました。
このような状態になった子達は今までみんな、その日の夜中から朝に息を引き取っていたのですが、元ちゃんはきっと体が丈夫な子だったんだと思います。
翌19日の朝になっても動かない体で何とかお水の容器の傍まで行って、必死で生きようとしていました。

真夏以外、私のお布団で寝ていた元ちゃんですが、去年くらいでしたか、夏はフローリングで横になり、バッグ置き場として使ってる事務椅子の足に顎を乗せて寝るのがお気に入りでした。
ただ、今年は寒くなっても固く冷たいフローリングで寝て、無理にお布団に乗せてもフローリングに戻ってしまうようになりました。
せめて少しでも暖かく柔らかい感触で眠れるようにと、椅子の足にタオル、Tシャツ、セーターを巻き、本格的に寒くなってきた時はペット用のタイルマットを床に敷いてその上にもタオル、セーター数枚を敷いていました。
それでもお布団とは違います。
せめて最期はお布団の上で旅立たせたいと思い、抱っこしてお布団に移動させました。
やはりちょっとイヤそうな素振りを見せましたが、抵抗する気力も体力も無いのでしょう、久しぶりに見慣れたお布団での元ちゃんになってくれました。
体にタオルをかけて穏やかに息をしている元ちゃんは普通に眠っているようにしか見えませんでした。

一時も目を離したくなかったのですが、どうしても部屋を離れる時は弟に頼んで見守ってもらっていました。
部屋に戻ると元ちゃんの向きが変わっていたのですが、自分で寝返りを打ったらしいです。
手足を伸ばして暖かい日に気持ちよく眠っているような元ちゃんでしたが、きっと旅立つ準備を自分でしたのでしょう。
一見、眠っているようなのですが、目が薄めになっていて恐らくもう意識が無かったのかもしれません。
それから小さく咳払いをするような息に変わってきました。
これは先輩猫のかおるさんが老衰で亡くなった時とまったく同じでした。
お別れの時がすぐそこまで来ているのが分かりましたが、7年前に亡くなったももちゃんは最期、もがき苦しんで亡くなったので、ああ…かおるさんと一緒なら穏やかに逝けるね…と少し安堵しました。
しばらくして元ちゃんは静かに息を引き取りました。
19年の生涯でした。

3日前の朝まで普通にしていたので、これほど急激に弱るなんて思いもよりませんでした。
今も混乱しています。
毎年やっているように今月もクリスマス画像を作っていました。
年末年始にかけてお薬も多めに頂いていました。
嘔吐やおトイレの処理のために使い捨てビニール手袋を使う事があるので、それも新しく購入していました。
今年でお別れする事になるなんてまったく思っていませんでした。
事故にあったようで心の準備も何も出来ていませんでした。
鳴くのがうるさいと言っていたから元ちゃんが辛くて早く逝ってしまったのか…自分を責めました。

19年前、ウチの玄関に捨てられた元ちゃんを保護した時、先輩猫のちーちゃんに襲われたので数年間他の猫達と接触しないように私の部屋だけで過ごしていました。
私の小さな部屋が元ちゃんの世界の全てでした。
それから19年、いつも同じ部屋で過ごしていたのに…。
今、元ちゃんがいなくなった部屋に戻るのが何よりも辛いです。
この間までそこにいた元ちゃんが今はいません。

これで34年間続いた猫達との生活が終わりました。
猫がいない家は今まで経験した事がないほど静かです。
猫のお世話は母と二人三脚でやってきました。
猫が亡くなった時は母と悲しみを分かち合ってきました。
母が入院して意思の疎通が難しくなった頃に亡くなったももちゃんの時は元ちゃんが慰めてくれました。
今は誰もいません。
これほどの孤独を感じた事はありません。

昭和の時代に暮らしていた2匹の猫、平成元年から一緒に暮らしてきた11匹の猫。
どの子も唯一無二の存在で等しく可愛いし、愛おしいです。
でも、やはり元ちゃんは特別でした。
とんでもなく手のかかる子でしたので、苦労させられましたが落ち込んでる私を慰めてくれる優しい子でした。
元ちゃんがいない今、生きる意味も分かりません。

それでも、色々な方から暖かいお言葉をかけて頂いたり、動物病院のスタッフさんもわざわざ自宅までお花を届けて下さいました。
元ちゃんの事を思って下さる方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。

せっかくクリスマス画像を作りましたのでご紹介させて下さいね。




そして亡くなる前日、ベランダで撮った元ちゃんの写真でも作ってみました。

体がしんどいせいか町のボス猫のような表情になっていますね(^^;

まだ元ちゃんの事は書いていこうと思っています。
噛みつき癖の事とか。(笑)
その時はまたお付き合い下さると嬉しいです。
長々と失礼いたしました。

元ちゃん、今までありがとうね!
あたしら、きっといいコンビやったよね!
そちらで大好きなお母さんや先輩猫(コワイ先輩もいてるけど^^;)や初めて会うお友達と仲良く楽しく過ごしてね。
そして、あんなに飲みたがってたお水を沢山飲んで、しばらくはゆっくり過ごしてください。
また会おうね!
コメント (2)
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