Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

滅多にないこと・・・

2008-06-04 11:02:28 | 特別支援教育&教育関連
kirikouの4連休明けの水曜日。

昨日までの雨も上がって、雲間から時おり青空の覗く
ウレシイ「梅雨の中休み」になりそうですね。


実は、(ここだけの話と言って公開しておりますが)
先週と今週と、夫のお仕事のインターバルを頂きました。

(結婚してから、一度だけ「勤続15年の長期休暇」のお休みをいただいた以来で)

前半は、鹿児島で一人暮らしをしている叔母さんの用件で夫が出かけておりましたが
後半は、kirikouの4連休も重なって
濃密な(?)「滅多にない」家族三人の時間を過ごしております。


想像力のたくましい方は…
「なるほど~!」それはブログなど書いている場合ではなさそうだなぁ…と
お察しいただけるかと想います。

(別にワルイ事をしているわけではありませんが)
スキマの時間に、コソコソとPCを開いているところです。


ナンセ、気になることを忘れないように書いておく備忘録をかねておりますので
消え去る記憶を、脳内のメモ帳にいかに効率的にとどめておくか

いつになく、アヒルの水かきさながらの「むなしい努力」を重ねております。


さて…何がいちばん大切かしら、と優先順位を転がしつつ


まずは、メルマガで『第127回 国際治療教育研究所(国治研)セミナー』のお知らせが届いていました。


『困り感に寄り添う支援 生きにくさを支える理解「特別支援教育の向かう先」』
2008年6月7日(土)・8日(日)会場:科学技術館サイエンスホール
聴 講 料:1 名2 日 20,000(修了証含20,500)

講師は、 田中 康雄 先生と佐藤 曉 先生とのこと。

田中先生は、大学のスクーリングやセミナーでお話を伺いましたが

当事者や保護者の気持に寄り添ったお話をしてくださる素敵な先生です!

佐藤 曉 先生は(ご本を読んだだけですが)
学校での実際的な支援のお話を伺えると思います。


恒例のYOTECセミナー「横リハ発達障害セミナー'08」が
6月28日に開催されるとの
お知らせもありましたね!!

神奈川LD協会夏季集中セミナーのお知らせも来ておりました。

(保護者が気軽に参加するには、チョッとお値段が…とは思いますが)

内容は、素晴らしいと思いますので関心のある方は、是非どうぞ!!



テレビや本のお話もしたいところですけれど…そちらはひとまず置いておいて。


昨日、アノ雨の中を家族3人で上野まで行ってまいりました!


先日、私が行ってきた「ダーウィン展」について

「生きているゾウガメがいたし、カメやヘビの骨が見れたし…

ダーウィン先生って、なんだかとっても面白い人だったよ~!」と誘ってみたところ

kirikouの中で何か動くものがあったらしく(おまけをチョッとだけ付けましたが)
夫とkirikouの二人でダーウィン展と常設展示を観てきました。

私は、薬師寺展でも…と思いきや(12時チョッと前という時刻もあったのか)
券を買うのに10分待ち、観るのには80分待ち、ということでやむなく諦めました。

実は、2時半に療育センターのドクターとの面談が予定されておりましたので

残り一時間をどう過ごすか…と迷いつつ
国立西洋美術館の常設展示を見ることにしました。


考えてみたら、もうだいぶ前
結婚してじきの頃に「ターナー展」を観に来たくらいでしたので

最近になって、その前を通り過ぎたことはありましたが
建物や「ロダンの地獄の門」をゆっくりと観たこともありませんでした。


美術鑑賞のシロウトの私ですが
とても力強い彫刻や素敵な絵を、思う存分に楽しむことが出来ました。
(ナント、学生ですと入場料も130円!!一般でも420円です。)


いくつか「この色や、雲の感じが好きだなぁ…」という作品もありました。

売店でゴッホの「ばら」の葉書と岡本太郎著「青春ピカソ」を買って
地階で建物の耐震装置(?)を観て、感心しつつ…慌てて横浜へ戻りました。


昨年から担当していただいているドクターで

私も「在籍校・通級の経過指導・家庭での様子」など
一気に、アレコレとお話させていただきましたが

いよいよ「中学後期に向けての対応について」ご相談していきたいので
5年生でもう一度心理検査をとっていただいて、
彼の特徴などを把握出来ればと思っていることなど、お話いたしました。

最後に(お世話になっている療育センターは、小学生までしか診ていただけないので)

「中学校期以降に受けられるような医療体制に、広がらないのでしょうか?

その辺りの保護者の不安やニーズが、とても高いと思うのですが
そんな要望は、どこに申し上げたらいいのでしょうか?」

と、伺ってみました。

とっても、優しい先生でしたので
困った顔をなさりながらも、イロイロとアドヴァイスをして下さいました。



ちょうど、今朝のNHKの「生活ホッとモーニング」の番組でも

「がん対策基本法ができたが、
まだ地域によって、受けられる医療に格差があるというテーマ」を扱っていましたね。

番組の締めくくりの中で

まずは「患者が声をあげていく」その「声を、行政や関係機関に届けていく」

医療体制では「今ある資源や得意な分野をネットワークでつないで有効に活用していく」

「様々な情報交換をしながら、身近な人の力を活用して意識を高めていく」などの
方策が紹介されていました。


おそらく、発達障害といわれるような困り感や生きにくさを抱える人たちの支援も

同じようなの方向性と姿勢を持って、望んでいくことが
今、出来ることなのではないかと思います。

個別的なことの事例を積み重ねながら、その多様性も受け容れて
その情報や活用できる資源を、多くの方に広げていくことでしょうか?


そんなことを、書きながらツラツラと考えて「次の一手」を模索中です。


それから…

母友だちの方から元気がモリモリと沸いていくるような
「応援メール」をいただきました!!

落ち込んでいる時ほど…こんなにうれしいことはありませんね~!!


この場を借りて、心よりお礼を申し上げます!!


サテサテ…

相田みつを美術館の6月10日からの企画展の水色のチラシを眺めながら

     「 雨の日には  

       雨の中を  
    
       風の日には 
      
       風の中を 

             みつを 」



皆様も、お心かろやかにお元気でお過ごしくださいね~~!!


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4 コメント

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良い休日をお過ごしですね。 (Hbar)
2008-06-05 09:28:08
広汎性発達障害の書込みは既に7万字近くにまでなりましたが、元は田中康夫先生の講演僅か2時間余りです。先生の説も多少曲げてしまいましたが、分ろうとされる方にはいい物がになりつつあります。
仮説、仮説の連続で些かくたびれもしましたが楽しんで下さい。
返信する
ハイ!こんなに長く一緒に居るのは珍しくって! (風待人)
2008-06-05 10:06:00
Hbar さま

まぁそれなりに仲の良い家族ではあると思うので、
ある面では、大変に楽しんでおりますが

私には、時おり「一人になるとホッとする・・・」という習性があるので。

(この気持、お分かりいただけますでしょうか・・・
それ以上は、言葉では申し上げられません・・・)


ところで、7万字とは!!
(記事にするとどのくらいの数になるんでしょうか?)

Hbar様も書きたいこと、伝えたいことが
後から後からあふれ出していらっしゃる・・・のでしょうね!

田中先生のお話に共鳴する部分がたくさん感じられるのは、私も同じです。

やはり「理解してくださったり、分かろうとしてくださる」方のお気持が
一番、ありがたいですものね!

またゆっくり、そんなお話をさせてください。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
返信する
共鳴では無いのです (Hbar)
2008-06-06 18:50:29
私自身、昨年の9月に知ったのみですので常識を持ち合せておりません。ようするに索引として使わせて頂きました。私の身体に聴く為の索引という事です。ですから、順番に身体に聴いた訳です。そうすると、59年間の歴史が喚き出すと言う訳です。田中先生には申し訳無いですが、こう書くと先生の主張から外れるだろうなと思いつつ、書き綴っています。お陰で、思いもしない発想が次から次へと浮かんでくるのです。もし、逢われる機会が御座いましたら宜しくお伝え下されば幸いです。
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厳密に、定義すると・・・ (風待人)
2008-06-06 23:04:29
Hbarさま

イロイロな解釈や受け取り方があって然りではないかと、私も想います。

「常識」というものも・・・
大部分の方がもっていらっしゃると想っているそのもの自体が

実は、かなりのアヤウサや曖昧さを孕んでいるような気がするので

言葉で定義している以上、その辺りのズレはきっとあります。

だからこそすりあわせが必要になるのでしょうし
どこまで厳密にする必要があるかというと・・・

「そこそこ」あたりで、「ちょうど好い加減」がよろしいのかもしれませんね?

それこそ、それぞれ違っている「Hbarさまらしい」表現や解釈を
一番に尊重したいですし、これからもうかがってみたいなぁと
私としては思っています。
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