Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「石の上にも3年」・・・の意味は?

2009-03-24 12:03:52 | 教育・福祉・医療のネットワーク等
お昼時になって、雲のスキマから一瞬お日さまのヒカリが差し込んできました。

低学年の子どもが、オレンジ色の机の中に入れる引き出しを持って
坂道を駆け降りていくのが見えました。

kirikouたちも、もうすぐ帰ってくるのでしょうか?

今日のお昼も、いつものように「お決まりの麺類」の予定ですから
おネギを切ってお湯を沸かしておけば、準備もいたって簡単です!

そうそう、新学期の給食が始まるまでは…お昼ご飯の用意が要るんでしたね!


kirikouも大きくなって、ひとりになったとき、放っておくと
「カップ麺やコンビニ食ばかり」なんてことになりかねませんので

早く自分で自分のご飯の仕度を、ナントカできるようにしなくっちゃいけません!

これからの人は、男の子・女の子に拘わらず『自炊や身の回りのことをする事』を

『大人になるための必須科目にして欲しいなぁ!!』と想いつつ

『家でも、ちゃんと教えていかなくてはいけないなぁ!』と想う母でした!


私自身は、一応「やれば、できる」自信と過去の実績も少々はありますけれど
最近は、行き届かないことだらけなので、エラそうなことは言えませんが

「上手に手を抜きつつも、要所要所は押さえていく」方針で、行きましょうか?!


サテ…kirikouも帰宅して、ありあわせのお昼ご飯を済ませて参りました。

今日は、市立図書館以外からお借りした本を
駅二つ先の図書館に取りに行くことになっておりますので
あと少しだけ、お話をいたしましょうね!

まずは、我が家にある古い広辞苑を開いて観ると

「石の上にも3年」…の項には、(以下引用)

『(石の上でも3年続けてすわれば暖まるとの意から)
辛抱すれば必ず成功するという諺』とのこと。

(ふと達磨さんのことを思い出しましたが、特に関連はないのでしょうか?)


3年というのは、おそらく比喩のようなもので

どのくらいの期間、どのくらいのこと(辛いことや苦しいこと)に辛抱できるか?

その期間を、自分の意思で(=主体的に)やりくりしていこうと想っているのか?

ということと、

その最初の時点で「想い描いている成功のカタチ」と

実際に「辿り着いた目標地点の景色」や「その時の状態」が

どれほど、想定したものと違っていようとも

それをそれとして「肯定的に受け止めることができるか、否か?」ということが

結構、大切なポイントなのだろうなぁ…と私としては、想いますけれど

皆様のご意見は、いかがでしょうか?


今、とても辛いお気持でいらして、先が見えないような状況にある方にとっては
なんの慰めのコトバにも、ならないかもしれませんけれど…

それでも、きっとトンネルの向こうにかすかな光が見えると祈念しております!


ということで…

いくつか、以前から、皆様にご紹介したいと想っていたことがありますので
できるところまで、お話を進めていきましょう!!


先日、家に積み上げられていた新聞の山を片づけておりましたら…

2月13日付の神奈川新聞に、以前お話したことのある

ドラマ「パパの涙で子は育つ」の主人公のご家族のことが載っていました。

(ドラマを見せて頂いた時に書いた私の記事は…「 雨のち晴れ…」です。)

早速、ブログを通じて、ご紹介をさせていただくご了解をいただいておりましたが
スッカリ遅くなってしまって、スミマセンでした!


いま中学1年生の自閉症のお嬢さんが、小学5年生のときにつづった
「友だち」という詩が、ドラマの中で取上げられて、大きな反響を呼び
その後、お父さんがメロディをつけた曲が小学校の合唱団の演奏で
発表されたそうです。(一部を引用いたしますと…)

「友だち」             込山冴さん作

友だちっていいんだよ。

だれかが「たすけて」っていったら、たすけてあげる。みんなが「ほっ」とひとあんしん。

友だちっていいんだよ。

だれかがないていたら、みんなが「だいじょうぶ?」って、こえかけてあげる。


(引用ここまで。全部を引用していいかどうか伺うのを忘れておりましたので)


冴さんには、私はお会いしたことはありませんけれど
ほんとうにやさしくって、あたたかな心をもった素敵なお嬢さんなんでしょう。

それは、きっとお母さんやお父さんやご家族のみんなやまわりのお友だちが
これまでに、優しくあたたかな声かけをなさっていらしたからだと想います。

親として、私自身もいろいろと想うこと、悩むこともありますけれど…

その時々の自分の気持ちや子どもの気持ちや家族の気持のそれぞれを

全部が全部、丸くは収まらないながらも、できるだけ大切にしていくこと

ぶつかったり落ち込んだり、お互いに伝わらなくってモヤモヤすることがあっても
「家族だからこそ、ナントカしていこう!」って、トライし続けること

それしかないと想うんです。

そんな時、ブログを始めた年に観た
映画『朋の時間 母たちの季節』のことを思い出しました。

どんなに厳しい状況にあっても、「お母さんって凄いなぁ!」って想いましたし
私もその何分の一かでも、見習おうって想いました。

人は、生れ落ちた人生やその環境を受け止めて、ただそれだけでなくって
「ナントカ、変えていこう」とする生き物だなぁって、この頃、強く想うんです。

できることは限られていても、すぐには変えられなくても

ほんとうに少しずつでも

その人に「できる方法で発信したり、環境に働きかけていくこと」が、
大切なのではないでしょうか!?

そして、以前お話したぼくはうみがみたくなりました」の映画が完成しました!

いよいよ4月5日に、川崎で開かれる

「発達障害啓発週間2009  川崎市自閉症児者親の会30周年記念事業」

 『ようこそ自閉症ワールドへ!(ライブ&シネマ)』の中で初公開されます!


そよ風の手紙」を、開いていらっしゃる「りょうまの父」さんが

ポッドキャストで「週刊 自閉症ニュース」を発信なさっていらして

映画の原作・監督をなさった山下さんとの「そよ風対談~自閉症対談~」も
聴くことができます。


皆様も、ぜひお耳を傾けていただけますように、よろしくお願い申し上げます!

(川崎でご活躍の、素敵な先輩お母さんの明石洋子さんのお話も伺えます!)


それから、同じ4月5日になりますが、NHK厚生文化事業団主催の

フォーラム「発達障害 先生や友だちに理解してもらおう」が開催されます。


田中康雄先生のお話が伺えるそうですので、関心のある方は、ぜひどうぞ!!


 
ほんとうに、時の流れは、とっても早く感じることもありますし

その割に、物事の変化の速度は、ずいぶんとゆっくりに感じることもあります。

早いとか、遅いというのも、ひょっとすると
その感じ方は、ほんとうに人それぞれなのかもしれません。


けれど、ゆっくりでも確実に時は、過ぎていきます…

だからこそ、いま私にできることを、一つずつ積み上げていけますように!!

そして、いろいろなところで、たくさんの方々が

それぞれの『石を暖めていったら…』と想うことで、光が見えてきますように!!


皆様それぞれの「やりたいことや夢」が、きっと叶いますように!!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (fuumuu)
2009-03-24 20:26:56
風待人さんへ
娘の詩をご紹介して下さって、ありがとうございます。
「優しい」だなんて褒めて頂いて・・・お恥ずかしいです。

助けてくれる人・理解してくれる人に恵まれて初めて、本人も家族も自分を大切に出来るし、まわりに感謝できる気持ちが芽生えてくるんだと思います。
本当に幸いにも、娘は小学校時代に素敵なお友達に囲まれて生活できました。そのお陰であの詩が出来上がりました。
周囲で支えて下さった方々に感謝でいっぱいです。

もっともっと発達障害が理解されて、生きやすくなる世の中になっていきますように・・・。
川崎で行われる映画、是非観にいきたいと思います。
お会いできたら嬉しいです。
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助けてくれる人・理解してくれる人に恵まれて・・・ (風待人)
2009-03-24 22:00:24
fuumuu さま

こちらこそ、ありがとうございます!

ひとりずつ、すこしずつ・・・わかってくださる方が増えていくことで
その輪が、アチコチにいくつもできて、
どんどん広がっていくように・・・希望を、持っていきましょうネ!!

川崎で、お目にかかれるのを、私も楽しみにしています!!
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