Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

時間に、縛られない・・・

2008-09-18 10:30:42 | 表現すること
ひっきりなしに響く、雨の音。

今日は、一日中この調子で降り続くのでしょうか?


朝の8時から、テレビでアニメの「アルプスの少女ハイジ」を放送しておりますので
kirikouクンは、しっかりと(目に見えないくもの糸に)ひっかかってしまって…

今朝も、遅刻ペースになりました。

(観ていることは、ホントウは内緒…ですけれど、
「早く、消しなさいよ~!」と文句を言いつつ
私も、ついついオモシロくって、一緒に観入ってしまいます。)

「お仕事だったら、遅刻をするとクビになっちゃうよ~!」と、
母としては、一応言ってはおきますけれど

その意味が、彼に伝わっているのか?
ほんとうにその意味を、本人が真剣に考えるようになるには、マダマダ時間がかかりそうですね。


かく言う「ノンキが取り得?」の私も、
今日は、朝から「ありがた~い自由時間」を過ごせますので

(お忙しくなさっておいでの方には、誠に申し訳ありませんけれど…)

図書館へ出かける時間を見計らいつつ、アタマの中のアレコレをできるだけ整理して
お話の種の育ち具合を見守りながら…
できるところまで、ゆっくりとお話させていただきますね!


そうそう、まずは「タネ」と言いますと…

kirikouのイネも、お日さまの恵みを一杯頂いて、見事な黄金色に実ってきて
畑のYさんにいただいたネットをかけて、10月はじめの稲刈りを待つばかりとなりました。

朝の会話によると…
「僕は、食べるより作る(=育てるの意味)ほうが好きなんだ…」とのこと。

来年も稲を育てるつもりらしく
次の5年生にも、そのノウハウを伝授(?)したいらしいです。


さて、私のほうも「はじめのい~っぽ!」で学習会を開くことになって

「参加者が少なかったら…どうしようかしら~?」などと
心配性のムシが、今にも泣き出しそうですけれど

知り合いやら、できるだけの伝を頼って、お知らせを配ったり、メールでお送りしたりして
アチコチに「種まき」のまっ最中です。

チラホラと、参加のお申し込みを頂いておりますので
どこかでご覧になった方は、よろしかったら…
是非!!ご参加いただけたら、ほんとうにうれしいです!!


それから…傾聴関連のボランティアのほうも、10年ほどの活動暦のあるグループと
立ち上げたばかりのヨチヨチ歩きの小さなグループのふたつで、ささやかな活動をしておりますので

ドチラも、(人生の上では、大先輩に当る)メンバーの方々と、お話させていただくと

(歳の割には、相当な世間知らずの私にとっては)
ほんとうに、いろいろなことを教えていただいたり、学ばせていただくことばかりです。


(それから、ホントウは忘れないうちに
もう2週間も前になってしまった「脳の世紀のシンポジウム」のお話と
15日の敬老の日に参加した「第5回21世紀高野山医療フォーラム」の
お話をしたいところですけれど…)


大先輩といえば…

学校での先輩だったり、様々な場面で出会った恩師の方々も
人生の上でのお手本だったりモデルとなっているといえるのでしょうか?


ふと思い出すところによると…

私にとって、(記憶に残っている)学校時代の先生は、
ほとんどが男の先生ばかりでした。

(星槎大学に入って、ようやく森川先生と野口先生と
短歌の今井先生とPCのSuzuka先生…に、教わったくらいです。)

(自分の母親や祖母や姑を除くと…)

つい最近まで、目指そうとする女性のモデルに、ほとんど出会わずに
(と言いましょうか、ほとんど意識しないまま)きてしまったようです。


(モチロン、お手本のまねをすることの良し悪しはあるとしても…)

改めて、想いうかべてみると(あまりに偉大すぎることは、承知しつつ…)

いまのところ、日本の方では、そのお書きになったものから想像するに

「大村はま先生」と「須賀敦子さん」「向田邦子さん」もいらしたし
同年代では「梨木香歩さん」…他にも、どなたかいらしたでしょうか?


それぞれの方のお考えや生き方を、限られた言葉の中から自分なりに想い描きながら
それとは違う自分の持ち味とを、鏡に映すように照らし合わせつつ

自分のありようを、模索すること…

そんな、何ものにも縛られない自由な時間を過ごすことが、ことのほか楽しい私です。

そうそう、子育てをなさっているお母さんのお手本は、数限りなくいらっしゃいますので
その辺りは、またいずれということにいたしましょう。


アァ~~、そうでした!!

(先日の脳の世紀のシンポのお昼休みに入ったS書店で見つけた)

日経ビジネス人文庫の、きれいな黄緑色の表紙の『妹たちへ』が、なかなかオモシロいですよ!!

「はじめに」より引用いたしますと

『 ビジネス社会では男性にはあるのに女性には圧倒的に少ないもの―それはああなりたいと思うお手本(ロールモデル)であり、幾多のアドバイスをしてくれる同性の先輩ではないでしょうか。』

帯には『仕事も、人生もあきらめたくない20代30代の女性たちへ―
10年後、もっと素敵でいたいあなたに。27人が送る珠玉のメッセージ』とあります。

このコピーには、ちょっと異論反論がアリますけれど…

40代50代…いえいえ、しわだらけになっても、腰が曲がっても…
「死ぬまで、素敵でいたい」って想う方もいらっしゃるかもしれませんもの。

とはいえ、元気で長生きできる魔法のお薬などは、望みようもありませんから
その時々を、懸命に精一杯に、できればあんまり心配し過ぎないで生きていけたら
マズマズの上々というところでしょうか?

人の抱く「欲」と言うものが、どんなものかも私には掴みきれておりませんけれど

何であれ、その「欲」が牽引役となって「人が生きている」…
という側面は、確かにありますし。


私もまだ、全部に目を通したわけではありませんけれど…
みなさん、各界でご活躍の女性ばかりです。

今、素敵に輝いている方々も、それぞれに地の底を這い回るような…
精神的にも追い詰められるような、辛くて苦しい時期がおありだったとのこと。


読んでいただくと、皆様それぞれに「この方のこの言葉が、素敵だなぁ!」

「ただただ、突っ走って来たけれど・・・
こんな時、ふと立ち止まって考えてみるのもいいかも知れないなぁ…」という言葉に
出会えるかもしれません。

リレーエッセイは、雑誌の方でも連載中とのこと。

ビジネス方面には、縁のない私ですけれど…
女性の生き方には、とっても興味があります!!

ついでと言っては何ですけれど…先ほど、図書館で読んでまいりました!

何のことはない、雑誌のコンセプトが20~30代の働く女性向けだったんですね!

考えてみたら、私もこの歳になって
ようやく一つのトンネルを抜けて、少しだけ見晴らしの良いところに出ただけで
これまでは、自分のいるところも向かっているところも全然見えていませんでしたもの。

そして…この先何があるのやら?
神さま仏さまではありませんので、全てを見通せるはずもなく

先が見えないということは、不安もつきまといがちですけれど
それだけ、可能性がたくさんあるということですし

先のことが見えてきたら、それはそれでツマラナイモノ…なのかもしれません。)



そして嬉しいことに、S書店に「須賀敦子さん」を扱うコーナーがあって

もう一冊購入したのが…須賀敦子著「塩一トンの読書」です。

このタイトルの文章には、以前買ったランティエ叢書の「こころの旅」の中で
出会っていて、とても素敵なお話だなぁと思っておりました。

そのお話の最初の言葉は(以下引用)

『ひとりの人を理解するまでには、すくなくとも、一トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ』と

結婚してまもない著者に、イタリアのお姑さんが語ったとのこと。

この言葉の意味は…ともかくとして

おそらく、いろいろな意味や深さを伴って
著者の人生の折々に、浮かんできた言葉なのでしょう。



私も、須賀さんから教えて頂いたこの言葉を反芻しながら

私なりに生きる中で、しょっぱさや…酸いも甘いも苦さや辛さまで
できれば、味わってみたいものだなぁとつくづく想いました。


雨音がかろやかに響くのを聞きながら…

すこし明るさの増してきたグレーの空を見上げてみます。



皆様も、おこころもさわやかな、お健やかな佳き一日をお過ごしくださいネ!!



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