Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

日経新聞の教育欄・・・

2008-05-27 22:37:55 | 特別支援教育&教育関連
普段は、それほど丁寧に新聞を読んでいるほうではありませんので

先週、ご紹介した「高校地歴の世界史必修 知識の偏り、広がる懸念」という
日経新聞の切抜きが、ひょんなところから見つかって
毎週月曜日に教育関連の記事が取上げられていることを、認知したばかりです。

 
モチロン教育関連は、私も大いに興味関心のあるテーマですが
教育に対する考え方や価値観なども、
その幅がほんとうに広いのかもしれません。

小さなコラムの記事もなかなか面白くって、見出しだけピックアップすると(5月19日付)

『数字は語る「こどもの「学力や勉強」についてどのように考えるか』に対して

「学歴重視の母増える」とのこと。
(出典のベネッセ教育開発センターのデータをリンクしておきます。)

同じく『マナビ再考』「ポスドク安定キャリアの道示せ」

塾の講師の先生による『挑む』も、なるほどな~!と、半ば感心して読みました。


例えば「学力の低下」という言葉を観ても、
いわゆる「どんな学力」がどの程度低下したのか?
というデータに基づくものなのか
教育機関の方々の感じていらっしゃる実際の感覚によるのか?なども気になるところですが

その「低下」という言葉の印象が、
保護者の不安を募らせる原因のひとつになっていなければ良いなぁと想うことがあります。

私自身も、いまだにイロイロと迷うことばかりですし
以前は「漢字の学習や宿題をちゃんとやること」が、とても気にかかっていましたが

これから先の見通しを考えると、「kirikouにとって、今大事なことは何だろう?」

あれもこれも、なんて全部は出来ないとしたら、どこに重点を置いていこうか

その時々の、優先順位を考えながら必要なところから攻めていく
という方向性もあるように感じます。

あくまで私の想うところを申し上げると

それは、お勉強はできないよりはできた方がいいかもしれませんけれど
そのお子さんにとっての学力や学び方のスタイルにあっていて
出来れば子ども自身が、意識的な学習への意欲や目的意識を持てるような…

言い換えれば「学ぶことが楽しく感じられるような」経験をつんでいく中で
その子にとっての、得意な分野や興味の持てるものが見つかって
それらを伸ばしていくことが出来たら良いのでは…

そして、それがその子の「人としての成長の一貫に適う」ものであって欲しいと想います。

どうも理想に偏っているのかもしれませんし…
様々な競争意識とは、相容れないものかもしれません。

けれど、私に「教えることや学ぶこと」の基本的な考え方を教えてくださった
大村はま先生の言葉からは、そんなことが強く感じられてなりません。

(そういえば、先日お知らせした「あの人に会いたい」の
はま先生のお話も、素晴らしかったですね。)



さて、同じく5月26日付では、『教育振興基本計画』についての
郷通子委員の寄稿が載っていました。

(参考までに、中央教育審議会「教育振興基本計画について(答申案)」

さらに、教育再生懇談会による「教育振興基本計画に関する緊急提言 ―概要―」


国や自治体のレベルでも、様々な教育の課題に対して
イロイロなアプローチを模索しているということは良く分かります。

ひとつの方向性を打ち出すにしても、賛否両論あって
その方向性さえ、右に左に揺れることもあるのでしょうか?

ぜひ、より有意義な施策と実行が可能となるような財政面のバックアップが整いますよう
切に願ってやみません。


それにしても…

人の親になってみて、自分の子どものことを想う時

自分が子どもだった時の気持や思いを、振り返ってみることを

ついつい忘れてしまっているような気がします。


それが親というものの抱える悲しいサガなのかもしれませんけれど
時には、ふと思い返してみるのもワルクはないかもしれません。


今夜も、kirikouの寝顔を見ながら、ツラツラと想いを巡らす私でした…


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