Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

お休み明けの「登校モード」・・・

2007-05-07 12:43:39 | Weblog
連休後半の5日の「こどもの日」は、私が特別支援教育士の養成セミナーに出かけて
昨日の日曜日は、雨でソフトボールの練習もありませんでした。

2歳年上のkirikouの従兄が、おばあちゃんの家に遊びに来て…

お正月以来久ぶりに会ったので、
半日のほとんどを、ふたりでズ~ッと○○王カードのゲームをして遊んでいました。

どうも、お互いに「勝ったり、負けたり」のちょうど良い対戦相手らしく
これが、どちらかが強すぎるというレベル差があると、あまり面白くなかったりするようです。

そのうちに「自分の持っていない、欲しいカード」と「相手と交換してもよいカード」をめぐって

ふたりで「あ~でもない。」「こ~でもない。」という交渉をしています。

以前、kirikouがもう少し幼かった頃には

「自分の大切なカードを交換してしまったこと」に、あとで気がついて

後悔するやら、落ち込むやら…とてもタイヘンな思いをしたりということがありました。

その後、お友だちとの間でもイロイロな経験やアレコレとトラブルを重ねるうちに

「慎重さやしたたかさやかしこさ(?)」などを、それなりに身につけてきたらしく
従兄のお兄ちゃんとのやりとりも、はたで見ていてもなかなかに面白くって
それぞれの成長を感じる一場面となりました。

それにしても、この年頃の「男の子のことば遣い」というと
ほんとうに荒っぽいというか、乱暴というか…

聴いていても、ほんとうにハラハラするやらヤキモキするやら
ついつい、こちらも口出しをしたくなります。

そう言う私にしても「あまりに、感情が高まる場面になると…声を荒げたり…」しがちな訳で

親としても、いろいろな場面で「ことばを発する」際には、感情を表すにしても

できれば「ほんのひと息、わずかな一拍」を、
こころの中で数えるくらいの余裕を持てるようになりたいなぁと、あらためて想いました。

また、子どもたちは、同じ年頃の子どもたちや周りのおとなたちとの「やりとり=関係」から
ほんとうに多くの影響を受けたり、いろいろなもの・ことを学んだりしていくものなのでしょうね。

そんな経験の中で、時にはぶつかり合ったりしながらも
それを乗り越える術を見つけていくことで、成長していくのかもしれません。

さらに「時と場所」や相手に合わせたお話の仕方なども、
少しずつでも意識していけるようになったら…などと、ついつい欲が出てしまいます。

そういえば、昨年の言語発達学の「しゃべり方のていねいな子どもたち」の課題のように
その関わり方において、質的にまた量的に困難を持つ子どもたちが

その困難を持ちながらも、得意とするものを生かしていくことで
その子どもなりの「人との関係をきずく」ための手立てを、見いだすことができるように
私もこれから何かできることをしていきたいと、あらためて思いました。

おそらく私の場合、授業や本から学んだことを
実際の生活の場面のなかで経験することで、(点と点が線としてつながるようにして)
自分自身のなかで、ようやく理解したり納得することができるのかもしれません。

ということは…これで良しという限りは、どうもいつまでもなさそうで
まだまだ修行の日々は、どこまでも尽きないような…気がしています。


さて、今朝のkirikouのお話をいたしますと…

思い返すに、去年の夏休み明けに書きましたように
お休み明けの「登校モード」は、実はkirikouの場合なかなかムズカシイ課題なんです。

4月に新学期をスタートして、この「連休までを、ナントカがんばって」

このお休みで「体力的にも精神的にも、ひと息ついて」ホッとするんですけれど

今度は、その「お休みモード」から「学校へ行くんだぞ~!」という
「登校モード」への切り替えが、またヒトヤマあるんです。

昨日、めいっぱい従兄と遊んで楽しかったけれど、なかなか寝つけなかったりして
残念ながら「体調・気力」の上でも、朝の寝起きは良くありませんでした。

できれば、そうならないようにしたいところですが、まぁそうなったらなったときなので
こちらも慣れるということもありませんが、ある程度、想定しています。

①ナントカ、遅刻せずに登校する。

②体調不良を理由に、本人の意志を確認して欠席する。

③ナントカ、気持ちを立て直して、遅刻しても登校する。

④なかなか、本人の意欲が持ち直さずに、グズグズする。→結果として、欠席する。

の4つ位を考えながら、モチロン④は避けたいところですが、あれこれ声かけをしていきます。

「もう、遅刻決定」という時刻になって、
私が連絡帳を持って学校に行って、担任の先生に事情をお話して帰ってくると
kirikouが喘息のクスリを飲み終えて、学校に行く気になっていました。

今日のところはナントカ③の線に落ち着いて、15分遅れ程度で家を出ることができました。

下駄箱のところまで、私も一緒に行って

kirikouが「お母さん、教室まで来てよ~。」と言うのを、
「大丈夫。一人で行けるよ~。」となだめていると

ちょうどタイミング良く、担任の先生がいらっしゃいました。

ごあいさつをすると、先生もなにげなく明るくkirikouに声をかけてくださって
私も「よくがんばって、来れました。行ってらっしゃ~い!!」と見送りました。


上手にお話できていないにしろ、なるべく格好つけたりはしないで
できるだけ、そのままの様子を書いていこうと想っております。

こんな朝のシーンを想像していただいて、
皆様は、どんな感想をお持ちになるのかしら~?と、ふと考えてみますに…


まずは、これでも50点か60点くらいの出来ですけれど…

私としては…

モチロン「とても、悔しい!!」という気持ちがないわけではありません。

けれど「その自分の気持ち」と「kirikouが、がんばって登校したこと」とを

できれば、冷静に受け止めることができれば…

(たいていの場合、100点が良いに決まっていますし…
ただ、それはそれとする…そうでないことも、認めること…

それだけがすべてでない…ということを、思い描く余裕のようなもの…を持つこと)


明日に向けて…次に向けて…

また、もう少しの元気とやる気が出てくるような気がしています。


今日と明日は、午後に個人面談がありますので
4時間授業で給食を食べてから、もうすぐkirikouも帰ってきます。

こんな毎日を積み重ねるうちに…どんな明日が見えてくるのでしょう…


できれば、ニコニコ笑いながら

「お帰りなさ~い!!」って、言えるようにしたいですね…



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