白マムの以心伝心

タイトル「日本のこと 日本のもの」
をあらためました。
オーフェン・マムの
とりとめのない雑多なブログです。

川端康成 三島由紀夫 往復書簡 のこと 5、自画像

2012-03-28 09:06:40 | 本棚
前回


<岐阜、ホテルパークロビーの展示より六文銭さんが撮られた写真>


川端康成の自画像。
いかがですか?
意外でしょ。
ちょっと脱力です。

美術品の目利き。
コレクターで知られる川端の
おちゃめな一面です。

この自画像は川端家も気にいっておられるのでしょう。
川端記念会」のアイコンとしても使われており、
上記のサイトにはいられて下までスクロールされると
わざわざ「この画は、川端康成の自画像」と但し書き
までされています。



昭和34年9月20日付の川端康成から三島に宛てた手紙

・・・・・・近刊の週刊誌でオードリイ・ヘプバンが胆石の
痛みで夜中二寝台からころげ落ちたと読み私も切り取る事が
また惜しくなりました・・・・・・


「虚無の眼の人」は、意外と芸能ネタにも詳しい。



昭和36年5月27日付の川端康成から三島に宛てた手紙

・・・・・・
さていつもいつも御煩はせするばかりで恐縮ですが
例ののおべる賞の問題・・・・・・
極簡単で結構ですからすいせん文をお書きいただきませんか
・・・・・・



この返事は3日後
昭和36年5月30日付で川端におくられます

・・・・・・
ノーベル賞の件、小生如きの拙文で却って御迷惑かとも存じますが、
お言葉に甘え、僭越ながら一文を草し同封いたしました。
少しでもお役に立てれば、この上の幸せはございません。又
この他にも何なりとお申し付け下さいますやうお願ひ申上げます。
・・・・・・


ノーベル賞の日本候補者は大方の予想は
谷崎潤一郎といわれて思われていましたが、
現実は川端となります。
しかし川端本人もまた、推薦文の依頼をうけた
三島も受賞にはいたらないとふんでいたと思われます。
だからこそ、三島も気持よく推薦文を受けたのでしょう。
三島こそノーベル賞にふさわしい!と
三島自身が思っていたでしょう。
だから川端は、

昭和37年4月17日付

まああなたの時代まで延期でせう

と記しています。                             前回/つづく





 


*川端康成自画像は六文銭さんよりお借りしたものです。
     ブログ 六文銭の部屋へようこそ!
     写真は岐阜の旧「みなと館」、現「ホテルパーク」にて撮影されたもの。


川端康成記念会
三島由紀夫文学館


  

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稽古場所  スタジオ ヒラルダ
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