昨日に続いて今日も雨。
ならばお約束の甘酒を。
ことこと煮詰めるたのしさ。
フーフーしながら飲む甘酒は
肌寒の冬におあつらえの飲み物ですが、
俳句の季語としては夏。
夏バテに甘酒ほど滋養のあるものはありません。
飲む点滴みたいなものです。
便秘や肌荒れにもいいけれど、
ビタミンやらアミノ酸がいっぱい含まれていて
ファイト一発の強壮ドリンクです。
江戸時代、
「甘ーい甘いっ甘酒よ~」と天秤棒を担いだ
甘酒売りが往来するのが夏の風物詩だったそうです。
「甘酒も飴湯も同じ樹陰かな」
正岡子規の明治34年夏の作です。
うるさいようになく蝉の音を聞きながら
緑の木陰で子供が美味しそうに甘酒を飲む
情景が浮かびます。
「甘酒や蟇口探る小僧二人」
私は上記の句が好きです。
藪入りでお給金をもらった小僧さんが
足りるかなあ足りるかなあとドギマギ
しながら買い食いしている様子を思い
浮かべてしまいます。
多分ふたりだから出来たのでは。
ふたりだからこそ勇気をだして
「おくれ」って言えたのでは
ないでしょうか。
ちなみに藪入りは昭和のはじめまで
残っていた風習のようです。
なんだかお話がそれてしまいました。
連れ合いがくしゃみばかりしています。
生姜汁をたっぷりいれました。
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どうぞ熱々を召しませ。
前回
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調べたらやはり夏でしたっ。
こんなこと知っていてもなあんにも役にたたないの。
笑