でも走りたいから走った。
コースは決めてない。
街灯の多い道を選んでちんたら走る。
5.3km 32'47" 6'11"/km
ちんたらというか、びくびくしていたな。
疲れちゃいない。気休め程度。
石狩サーモンマラソンまで7日。
余市味覚マラソンまで28日。
※ 届いた。
みどりさん、明日シナモンロール焼いてみましょうか。
この映画でひとつセリフをあげると、これ。
このセリフの唐突感は、作り手の作意をうまく隠している。話全体で結構いろんな作話テクニックがちりばめられてるように感じるが、そんな意図がまったく見えない。2回見て「あ、これ伏線だったんだ!」とやっと気づいたり。
野球で守備のうまい人はポジショニングからうまいので、素人目には上手に見えないという話がある。この映画もそんな感じ。なんにせよ、表現で作り手の「がんばってる」感じが見えちゃのは素人だよねとヒトゴトのように思う。
今までは、いかにも女性向けの癒しオシャレ映画という感じがして食わず嫌いだったけど、見てみると(そんな予感はしてたんだけど)誰が見ても楽しめるがインパクトの少ないいぶし銀の映画であった。完全に好みだ。
食わず嫌いの原因はもうひとつあって、小林聡美ともたいまさこの組み合わせ。「やっぱり猫が好き」のイメージが強すぎて、別の作品でこの組み合わせを見たくなかった。ときどき片桐はいりが室井滋に見えてしまうんじゃないかと。
実際、見てみると、まず小林聡美が別人。かっこよすぎてきみえじゃない。
あと片桐はいりの演技がうまい。どれくらいうまいかというと、見た目のインパクトに負けていない。まったくおにぎりみたいな顔して大したもんだ。
最初のこの二人と個性的なフィンランド組の役者陣で世界観ができているので、あとでもたいまさこが出てきても抵抗なし。もたいまさこは年取ったなあと思うけど、年齢で評価の変わる役者さんじゃないよね。雰囲気が強い。
コレを見た人は小林聡美の役にあこがれるんだろうか。海外で働き、成功するかっこいい話として見るような気がする。しかし、自分が見る限り、成功する人も失敗する人もだいたいあんな感じなんじゃないかと思う。話が終わった後、あのまま楽しく人生が終わるはずがないし、現に小林聡美の役も、人は変わり続けるしかないというようなことを言っている。その辺の見せ方だけ「いかにも」でちょっといやらしいかな。
たぶんもっと派手で面白い話にはできたんだと思う。「売れる話」という言い方でもいい。登場人物の過去を強調すると簡単にそうなるだろう。ただそれはとても下品だ。
とにかく「みんなでおいしいものを食べるのは楽しい」というシンプルな話であった。それでいいと思う。
ところで、あのラストは役者さんのハードルあげすぎだろうと思う。ああいうムチャブリは見てる分には好きだ。役者さんにそういうこと要求すると、だいたいイヤな顔されるけども。