遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

スティーヴン・スピルバーグ監督『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1982年)

2016-04-27 01:42:30 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》 - 予告編

2016/4/27

初めてちゃんと見た。

考古学者のインディ・ジョーンズが、発掘した聖櫃をナチスと奪い合う話。

あの有名な罠がいきなり出てきてびっくりする。真打が前座で出てきてこのあと大丈夫かと心配になる。

たぶんもう何万回も言われていることなんだろうけど、アクションシーンが楽しい。

ハリソン・フォードがすごく動ける。

吹き矢、ウィップ、ピストル、巨大シミター、レイピア、マシンガンと、武器の種類が豊富。

乗り物だと、飛行機、自動車、トラック、馬、船、潜水艦。罠なら、踏むと矢が飛び出す石畳、蛇、落とし穴、動く壁もある。

ヒロインだって大した必然もなのにドレスに着替えさせられる。

あげくに敵がナチス。

ものすごいサービス精神。

遺跡の罠もそうだけど、えらそうなアメリカ人がエジプトの庶民に出し抜かれるシーンがあったりして、文明人(自称)が調子に乗ると痛い目にあうぞというテーマも一応あるのかなと思う。

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逃避ラン「大倉山往復コース」

2016-04-25 22:50:07 | 走メモ

2016/4/25

大倉山往復コース

往路不明 復路 7.2km 49:01 6:50/km

往路は「ねんしょう!2」をやってて、測定できず。

一応、エピソードを進めてみたいんだけど、やっぱり記録が残らないのは不便だ。

帰りはコンビニ休憩も含む。

行きも帰りもいまいちいまいち乗り切れず。

体が重い。

昨日、頭痛がひどくて睡眠時間がおかしくなっていたのが原因かも。

体調不良は加齢ではなく不摂生だと信じたい。

やっぱり体重を落とさねば。

筋トレはそこそこやっているが、あまり効果が出ていないような気がする。

マラニックまで3週間。

元が重いので、4~5kgくらいなら落とせるだろうか。

ところで、突然、高酸素水を24本もらった。

すべてライム味というのが問題だけど、しっかり飲みきりたい。

※よくこんなもの作るなあ。

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園子温監督『恋の罪』(2011年)

2016-04-25 04:51:52 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

映画『恋の罪』予告編

 

2016/4/24

・タイトルの「恋」が気恥ずかしかったのと、わりと長い話(2時間24分)だったので、なかなか気が進まなかったところ、やっと見る。

・オープニング5分で「気恥ずかしい」というレベルの話じゃないことがわかる。はっきり「これはおもしろいヤツ」。

・傑作『冷たい熱帯魚』と遜色ない引きの強さ。

・エログロ下品。このへんセットで堪能できるのは、映画ならでは。舞台だと死体までは見せられても、腐るところまでは無理。

・それだけだと、ただの露悪趣味になるけど、ある程度、普遍的な「本音」が混ざっていると、作品としてかなり強くなる。

・神楽坂恵の色気が留まることを知らない。

・だんだん服を着ているときのほうがエロく感じる。

・一方、監督は水野美紀の裸にあんまり興味なかったのでは…。確かにオープニングの引きは大事だけれども。

・猟奇殺人事件の真相を追う女性の刑事と、事件に至るまでの経緯を当事者二人の女性を軸に同時進行で見せていく構造。

・事件の瞬間に向けて、刑事サイドは現在から過去を追い、当事者サイドが過去から未来に話が進んでいく。

・「犯人は誰か」だけでなく「被害者は誰か」ということでも興味を引っ張る二段ロケット式。

・同時に「自分とは何か」という哲学的な疑問に向き合っていて、ただのエログロ下品では終わらせない気概を感じる。

・カフカの『城』を出してきたり、マネキン、鼻血、弁当と、小道具にいちいち意味がついている。

・ソーセージの使い方がすごい発想というか、そのまんまというか。

・一方、ピンクの塗料とか虫とか、直接的な視覚表現も徹底していて、色んな方向から攻めてくる。劇場で見たら、もっと楽しめたんだろうけど。

・走り続けると迷子になるという話。

・情熱を極めると破滅する。加減は大事。

・「ヒロインはセックス依存症だからカウンセリングを受けたほうがいいんじゃないか」と思ってしまった自分は、心底つまんない人間だなーと思ってしまう。

・エロこわい。

※見てもよくわかりませんでした。↓

【画像で比較】酒井美紀、水野真紀、水野美紀、坂井真紀がまじって仕方ない!!をスッキリさせよう | LAUGHY [ラフィ] 

 

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ラリー・チャールズ監督『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(2012年)

2016-04-24 00:49:39 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』予告編

2016/4/23

ある国のトップが、身分を隠して庶民の暮らしを体験する…というと、どっかで何度か聞いたような話。

ただ、そのトップというのが、アラブ独裁国家の筋金入りの独裁者。

男女差別、他民族蔑視、意見の違う相手の粛清なんかは当たり前。モラルの欠片もない。

彼はニューヨークで影武者に身分をのっとられる。

そんな彼を正反対の価値観を持つ博愛主義者の女性が助ける。

すでにこの構造がおもしろいんだけど、それよりも随所に見られる不謹慎としか言いようのないギャグの数々。

wiiで拷問のゲームを楽しんでいたり、オナニーを教えてもらって精液のついたティッシュを持ってはしゃいでいたり。

こういういかにも怒られそうな映画が軽いノリで作れている。

そして、強烈な風刺になっている。風刺の矛先の向いどころもポイント。

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ジョージ・ミラー監督『ハッピー フィート』(2006年)

2016-04-23 00:46:11 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

Happy Feet!

2016/4/23

求愛に必要な歌は下手だけど、なぜかタップダンスが得意なペンギンの成長物語。

必要なことはできないのに不要なことは得意、モテない不良またはオタクのような悲哀。

ただ、主人公だから結局モテる。

昨日『皇帝ペンギン』を見たからわかるリアルな舞台設定と動き。アザラシも同じように怖い。

一族から異端として追い出されて、外の世界を見てきた結果、一族の救世主となる。

ほとんど神話のスケール。

ジョージ・ミラー監督作品なので、「怒りのデスロード」と比べてしまう。

途中、ミュージカルシーンをアクションに変えたら全く同じだと思ったりもしたけど、後半まで見ると、そこまで同じじゃなかった。

それでも、説明セリフがほとんどないという共通点がある。仮に全く言葉がなくても話がわかりそう。

タップダンスはやっぱりかっこいい。エンドロールを大きい画面で見たい。

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リュック・ジャケ監督『皇帝ペンギン』(2005年)

2016-04-22 01:05:49 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

皇帝ペンギン(日本語吹替版)(プレビュー)

2016/4/22

コウテイペンギンの子育てを追ったドキュメンタリー。

オスとメスで完全に役割分担されている。

オスは冬の太陽が昇らない3ヶ月、餌を食べず、ひたすら卵を温め続ける。

そのあいだ、メスは海に餌を食べに行く。

その前にメスはオスに卵を預ける。

不器用でボンクラなオスが、卵の受け取りに失敗して凍らせちゃうのが切ない。

なんであんなに不器用な生物が、一定の個体数を維持できているんだ。

あんまり鳥に人間の感情を押し付けるのはどうかと思うけど、死んだヒナのそばで鳴いている親ペンギンがホントに嘆いているように見える。

オアモックという営巣地に向かうペンギンたちが一列に並んで歩く。礼儀正しい。

「求愛ダンス」が踊りというより前戯。

ナレーションで「年に一回結婚する」と言っていただけど、結婚は変ではないか。

 

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「足立美術館所蔵 横山大観展」

2016-04-18 00:44:30 | レポート

2016/4/17

横山大観は言わずと知れた近代日本画の巨匠。

これだけの格の人の作品をまとまって見る機会はそうそうないだろうと、1時間くらいかけて楽しむ。全50作品。

いきなり有名な『無我』が展示されている。

よく教科書などで見かけるイメージだったけど、30歳手前の若手の頃の作品だった。

ごく初期の作品を代表作のように扱われるのは本人としてはイヤだったんじゃないのかな。

絵の知識はないので、基本的に自分の好みと向き合う感じになる。

小動物との組合せ編もかわいらしかった(というか、そのまわりの植物の描き方)けど、一番好みだったのは『春風秋雨』という屏風絵。二曲一双。

二種類の絵を左右に並べて物語性を出す。

どちらもきれいな木と花の絵で、左右で春秋、明暗を表現していて一目でかっこいい。

発表順に並んでいるので、戦争前後の変化の有無なんかも興味深く見ることができた。

※屏風絵の基本的な見方はこのサイトがわかりやすかった。→滋賀県立近代美術館公式ブログ『屏風を鑑賞するための基礎知識(1)』

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ティモ・ヴオレンソラ監督『アイアン・スカイ』(2012年)

2016-04-16 23:42:23 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

映画『アイアン・スカイ』ディレクターズカット版予告

2016/4/16

ナチスの残党が月の裏側に要塞を作って、地球に攻めてくる話。

プロットを聞いて、勢いで観てしまう。

風刺とパロディにあふれたB級映画というのは雰囲気でわかるけど、いちいち元ネタがわからない。

なまじ、最初のほうの『ヒトラー ~最後の12日~』がわかっただけに、何かひっかかるところがあると全部パロディじゃないかと疑ってしまう。

月面ナチスの技術レベルがよくわからない。

巨大宇宙戦艦はかっこいい。

あまりにわからないので、高橋ヨシキさんの解説を聞いて楽しむ。

ナチスでできるなら、旧日本軍でもいけるんじゃないだろうか。

宇宙船を作るまでの技術は不自然なので、高度な船舶技術を活かしてムー大陸で文明を築くんならアリかもしれない。

ただ、一部の人からものすごく怒られそう。

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逃避ラン「東区迷走コース」

2016-04-14 14:00:42 | 走メモ

2016/4/14

東区迷走コース

2:19:51 20km

モエレ沼公園に行くつもりがすっかり迷子。

いつもなら新道沿いを行くところ、一本南側の道を進むうちに東苗穂あたりまで行ってしまう。

それから予定通りモエレ沼に行ってしまうのはキャパオーバーだと判断したので、一番近く、わかりやすい道順で戻る。無念。

もう少しちゃんと確認しておくべきだった。

迷い迷い進むのでペースは遅め。

特に最初は30分くらいでやめようかと思うくらい不調。

前に走った疲れがまだ残っている感じ。

ある程度、定期的にやり始めると、必ず通る道なので気にしない。

ただ、ストレッチは念入りにするようにしたい。

ASICSのアプリも不調で現在地の特定もあやふやな感じ。

一時的なものだったらいいんだけど。

※迷子中。夏に来たい感じだけど無理かもしれない。

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園子温監督『希望の国』(2012年)

2016-04-14 00:28:25 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

『希望の国』予告編

2016/4/13

・原発事故で離れ離れになった家族の話。

・2011年の次の原発事故を想定している。

・『ヒミズ』では原発事故要素を慌てて付け加えた感じだったけど、原発事故とじっくり向き合って作られている。

・原発そのものよりもその周辺で生きる人たちの生活に焦点をあてている。

・大災害によって人々がバラバラになっていく様子を淡々と見せる。物理的にも心情的にもバラバラになる。

・派手な見せ場はほとんどなく、とにかく息苦しい。

・園芸用の小さなクワで土を掻く音が切ない。

・原発には色々意見のある人もいるし、超取扱注意題材なんだけど、これなら大丈夫なんじゃないか。

・最近の園子温映画しか見ていなかったので、かなり地味な描写にびっくりする。

・監督自身の好みがはっきりしているので目立ちにくいことだけど、ほんとにオールラウンダーな鬼才。

・避難命令の出ている地区で頑固に居残る老夫婦役に夏八木勲さん。大谷直子さん。

・こんな舞台俳優の重鎮みたいなおじさんに居残られたら、町役場レベルの職員じゃ手も足も出ない。貫禄がありすぎる。

・そんな義理のお父さんから専門書をどんと渡されたら、そりゃあ息子の嫁も放射能恐怖症になっちゃうわ。

・妊娠がわかってからの豹変ぶりが、唯一笑えるシーン。

・不謹慎だけど、明らかに狙っている。シュールすぎる。

・大谷直子さんはかわいらしいし悲しいし美しいしで困る。

・『素晴らしき日曜日』の感じを思い出した。

・日常から非日常にかわる境目の見せ方がうまい。

・徹底的にフィクションラインを下げて、非日常を描いている。

・被災地や避難所は明らかに「非日常」なんだけど、「つい最近実際にあった風景」というのが恐ろしい。

・そしてその「非日常」が徐々に「日常」化していく様子が気持ち悪い。

・それは「生きる知恵」であるんだろうけど、「奴隷根性」とあまり距離がないように思える。

・それでも当事者から見ればウソや誇張もあるんだろうけど、一見の価値はあるはず。

・あと、腹壊すからヤギに紙を与えてはいけない。

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