遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

告知:「ダイヲモンド #SP」

2019-10-26 00:56:30 | 告知

ひさしぶりの告知は、大喜利イベントです。

今回は「オーギリング」でもなく「大喜利寺」でもなく、「ダイヲモンド」というイベントです。

色んな大喜利がありますが、こちらはカジュアルに大喜利を楽しむことがコンセプト

…だと勝手に思っていたんですが、今回は9:30から21:00まで。

ほぼ半日。ほぼ半日、大喜利をやり続けるイベントです。なんの修行でしょうか。

企画者はいったいなにを考えているんでしょうか。

半日大喜利やり続けて面白いんでしょうか。

お客さん、いつ来ていつ帰ればいいんでしょうか。

控えめに言って、「どうかしている」。

なので、ウェイビジョンのがりんくんからお誘いを受けちゃったら「やる」って言いますよね。そりゃ。おもしろそうですもの。

とは言え、遠藤も世の多くの人と同様に社会の構成員の一人として生きており、曜日の関係ない仕事に従事している都合上、出演できる時間はごく一部です。

20時から21時まで。今回ははじめて「出題者」側での参加になると思います。

場所は「あけぼのアート&コミュニティセンター音楽室」。

入退場は自由。料金は投げ銭制。払うも払わないも自由。

どうかしているなりに、多人数の出演者に色んな企画、飽きない工夫も色々凝らしています。

ずっといても楽しいと思います。 

唐突な告知ですみませんが、10月27日、次の日曜日です。

WEB予約して来ていただけると、粗品もあるそうです。

http://wavision.net/191027dai/

どうぞよろしくお願いいたします。

 

<日時>10月27日(日) 9:30~21:00 ※入退場自由

<場所>あけぼのアート&コミュニティセンター 音楽室( 札幌市中央区南11条西9丁目4−1 )
 ※土足厳禁となります。必要な方は上履き等ご用意ください。音楽室は絨毯です。

<料金>投げ銭制

投げ銭箱をご用意いたします。お気持ちをお入れください。
また、会場では料理好きの上田による飲食物の販売や特別価格で札幌オーギリングのDVDなども販売します。
こちらもご利用ください。

<出演>
相澤奎
有田哲
五十川由華
上田龍成
遠藤雷太
及川広大
オレマカ ・添
オレマカ ・kta
オレマカ ・寺田
菊池旭
ギマユニコ
さとうしゅんいち
澤田へそ太郎
タチナミ
日野ヤヨイ
窓際隊隊長
みどーかずまさ
山本輔
横澤章悟
楽太郎

<追加発表>
江原パジャマ
渋木のぼる
能登屋ヒヒ丸
臭い紅茶
重堂元樹
すえひろ
ちべすな

ヤギハツマ

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オレマカ『By土井バーナ』

2019-10-20 22:55:52 | レポート

2019/10/18

・トリオ芸人オレマカの二回目の単独公演。

・1回目が素直に面白かったので見に行く。

・今回はテレビのバラエティ番組のノリを持ち込んで、どんどん演者(というか、ほぼ添ちゃん)に負荷をかける。

・スアゲ漫才。制約を力に変えつつ、きれいにまとめる。今回で一番好きかも。ツカミとしても完璧。

・ただ、なんか既視感あるなと思ったら、教文短編フェスのマイペースだった。流行ってるのか。

・なぜか全編ロシア語でやらされる漫才。事前映像で内容の説明はあるけど、聞いても意味がわからないし、やってるほうもあまりわからずにやってたと思う。

・それでも個々で好きな語感とそうでもない語感があるのが伝わってきて面白い。

・ヒゲのことをバナナって言ってて、なんだろうと思って調べたら「борода」(バラッダ)だった。

・こういう実験も単独公演の楽しさだし、実験を実験で終わらせないパッケージの仕方がさすがウェイビジョン体制。

・ktaくんのドレス姿。案外肌がきれいで華奢。気合入れて女装したら映えそう。

・自分の命と引き換えに、夫に人殺しの罪を押し付けようとする妻はかなり怖い。愛というより憎だと思う。

・添ちゃんがボケ出すと、大喜利の回答でおなじみの心の闇が漏れ出してきて収集がつかない。

・経験少ないところでこのボリュームは相当大変だったと思う。ペース配分に苦労してたように見えた。

・作品数も負荷のかけ方も、ちょっとだけ今のオレマカのキャパをオーバーしているようなバランス。

・そのへんの調整はウェイビジョンの悪い大人たちが良い仕事をしている。

・マラソンの札幌開催とか、いじってほしい時事ネタもあったけどこういう作りこんだ構成だと難しいかも。

・常に新ネタという方針なら時事ネタか日常スケッチのほうが作りやすそうだけど、どうなんだろ。

・最後の漫才は肩の力が抜けて和んだ。

・騙しと見せかけ裏の裏という構成もスマート。

・今は売れるにしても色んな形態があるから、今後彼らがどうなっていくのか楽しみ。

・将来的には1時間以上の長尺漫才も見てみたい。

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野村有志『脚本の(野村有志/オパンポン創造社)書き方・基礎編』

2019-10-19 10:03:00 | 読書感想文

野村有志『脚本の(野村有志/オパンポン創造社)書き方・基礎編』

2019/10/17

大阪を拠点とする劇団、オパンポン創造社で作演出をされている野村有志さんが、自らの手の内を明かしてくれる本。

野村さんの作品は、ライブで一人芝居、観劇三昧でも何作か見ている。どの作品も楽しい。

実際、読んでみると、ものすごく斬新というよりも、自分が脚本を書くときに、無意識に注意していた部分を言葉にしてくれているような感じ。

ネット記事としては長いけど、市販の指南書よりは短く、ポイントが整理されていてわかりやすい。

読んでいて頭が整理される。

「ツカミ」と「フリ」(理由)の重要性はそこまで詰めて考えてなかった。

誰の主観かを決める、場の停滞は悪手、解決に至らないのはフリがないから。

裏設定を走らせておくと、終わらせやすい。

ダミーのテーマに関しては、自分も意識的にやってる。

オパンポンパンツの話が読めたのもよかった。

試しに書かれていることを強めに意識して、いっぺん短編書いてみようかと思う。

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小林賢太郎『僕がコントや演劇のために考えていること』

2019-10-18 23:59:25 | 読書感想文
僕がコントや演劇のために考えていること
小林 賢太郎
幻冬舎

2019/10/15

小林賢太郎さんの表現活動の指針になるようなことが書いてある。

手の内を明かしつつ「同じことがやれるもんならどうぞ」という自負も感じる。

意識が高いとか言って距離をとるよりも、きちんと向き合ってダメージを受けといたほうがいい感じ。

先に舞台も何度か観ることができていたので、特に説得力を感じる。

漫才の中にコントを含む話、訓練の仕方、テープからの文字起こし。

あらかじめ褒められ方を想定しておくこと。

台本はあくまで道具、「覚える」ではなく「知っている」という状態にしておくこと。

演技には正解がいくつもあるが、不正解はすぐわかるという話。

演出する時は、否定形ではなく、ポジティブな表現でっていうのも、わかっているんだけど、なかなかねという感じ。

ごめんなさいごめんなさいと思いながら読んだ。

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シカ・マッケンジー『演出についての覚え書き 舞台に生命を吹き込むために』

2019-10-17 22:00:15 | 読書感想文
演出についての覚え書き 舞台に生命を吹き込むために
シカ・マッケンジー
フィルムアート社

2019/10/17

ほぼ1ページに1トピックなので読みやすい。

適当に本を開いても、なにかしら思い当たる節に出くわす。

「お願いだ、頼むから決断力を持ってくれ」という題だけで平謝りしたくなる。

「くり返せない、くり返してはいけないものがある」も身につまされる。

稽古場でやればやるほど、ライブ最大の魅力である臨場感がなくなっていく感じ。よくある。

「セリフの最後、声を落としてしまう役者をチェックせよ」みたいな具体的な指摘もある。

「俳優ではなく、人物について語れ」も、ささいなことだけど、ちょっとした修正をお願いするときに気をつけてみたい。

「難問への解決策は、後で発見せよ」。稽古中、難しい場面にあったら何もしないほうがいいことが多いという話。

それぞれ解説もついていて、基本的にわかりやすいけど、たまに考えてもよくわからないものも混じっている。

日めくりカレンダー感覚で付き合いたい本。

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汚い女優の会『しゅうまつ』

2019-10-12 23:41:11 | 演劇を見てきた

2019/10/12

・大和田舞さんと森舞子さんによる二人芝居3本と、汚い女優の会メンバーが全員登場する幕間の映像作品。

・会場は札幌LOG。秘密基地感あふれる、演劇をやるにはこじんまりとしたバー(でいいのかな)。

・紆余曲折あって一度は観劇を諦めつつも、ご好意やらなんやらでどうにかこうにか会場にたどりつく。

・会場の入口まで到着すると、すでに最初の作品が始まっていて音でまあまあ佳境なのがわかる。

・切りのいいところで入ろうとしたものの、結局さらに後から人が来てうまくいかず、ものすごく中途半端なところに入る。

・まず注文を聞かれてとっさにレッドアイと答える。体によさそうな気がして。

・幕間の映像作品。汚い女優の会の他のメンバーも交えて、心底しょうもない、何一つ心に負荷がかからない映像に癒される。

・単に大地讃頌を唄ってる風の映像だけで面白いって、どうやったら気付くんだろう。ボツ映像もそれなりにあるのかな。

・各映像の終わり際の変な余韻が好き。

・ちゃんと見ることができたのは2本目の『mirror』から。

・二重人格を扱った、笑いの全くないシリアスな話。

・構成を考えれば当然なんだけど、二人ともコミカルなイメージのある役者さんなのでちょっと戸惑う。

・それでも少し時間が経てばちゃんと馴染んでくる。

・笑い方とか、動きのシンクロさせかたとか、うまい具合に不快さを煽ってくる。

・よくある話と言えばそうなんだけど、そういう細かい見せ場みたいなのがたくさんあって楽しい。

・3本目は『しゅうまつ』。

・ある居酒屋に集まる人々の悲喜こもごも。

・人間ドラマと見せかけて別展開。

・先走って流れるBGMに笑ってしまう。

・暗転が多用されているけどあまり気にならない。会場の狭さなのか、暗転のリズムなのか長さなのか。

・汚い女優の会というインパクトのあるユニット名だけど、舞台上の二人の佇まいは汚いどころかかっこいい。

・幕間の映像で伸び伸びと面白い顔しているのを見るとわからなくはないけど、汚いとは別の何かだと思う。

・それをなんて表現したらいいのかはよくわからないけど。

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最上怜香切り絵展「紙あわせ」

2019-10-09 00:00:43 | レポート

2019/10/8

最上怜香さんの切り絵展。

自分にとっては、札幌の劇団yhsのプレイヤーとしてお馴染み。

役者としての姿は何度も見ているけど、切り絵作家としての活動を見るのは初めて。

とりあえず会場に近づいていくと、まずものすごく話し慣れた感じの男女の会話が聞こえてくる。

最上さんと、今回の情宣写真を撮った写真家の菅野学さん。トークショーだった。

あまり個展っぽくない軽妙なやりとり。

というかほぼ菅野さんが語っている。道新文化センターなどで教えているだけあって、すごく聞きやすい。

期間中の他のゲストも期待感高いし、照明に凝っていたり、グッズ販売をしていたり、小規模な個展のわりにエンタメ度が高いのはさすが。

切り絵でも落款があるのが面白い。たしかにあるのとないのとじゃ全然違う。

作品ではいかにも切り絵という緻密な題材もいいけど、文字の切り絵が興味深かった。異種格闘技感がある。

 

※撮影OK。文字のかすれ具合まで表現。

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第69回高文連石狩支部演劇発表会 札幌山の手高校演劇部『み・ん・な・の・お・し・ば・い』

2019-10-08 22:42:32 | 演劇を見てきた

2019/10/5

「語り手」が、ある演劇部顧問の40年間の活動を語っていく話。

就任直後で厳しい師匠に出会ったこと、出演者の失踪、脚本がぎりぎりまでできないこと。

60分の制約があるので、エピソードの数は少なめ。

ただ、やろうと思えば2時間でも3時間でもできるような構造。

40年もあるのでロングバージョンがあったりもするのかな。TGRは時間制限はないし。

語り手の語りスキルが高い。声もリズムもいい。いつまでも聞いていられる。

ジョニーの完成度が高すぎて出てきただけで笑ってしまう。高校生に見えないどころか、当時の人にしか見えない。

現代っ子。いくらなんでももっと皆ちゃんと考えてるんじゃないだろうか。そうでもないのか。どうなんだ。

各エピソードの横軸をまとめる縦軸としての小道具の選択がうまい。

「ああ、なるほど」「ああ、なるほど」「ああー、なるほど」と三回くらい思う。

(2019/10/3 19:00)

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