遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

札幌FEDE『FLASH』

2019-12-29 19:41:20 | 演劇を見てきた

2019/12/27

・劇団「札幌FEDE」の旗揚げ公演。

・劇団というと、訓練の場だったり、定期的に演劇作品への参加機会を確保するための集まり、というイメージ。

・普通は、劇団の公演を重ねつつ、有望な人には外部の企画や仕事で声がかかるようになっていく。

・札幌FEDEは、すでに他劇団に所属していたり、あっちこっちから声のかかる方たちが集まっている。不思議な感じ。

・メンバーがメンバーなので見るほうが緊張するくらい期待値が高い。

・始まってみると「すごい芸術作品作ってやるぞ!」というより「肩の力抜いて楽しんでってね!」という感じ。

・フラッシュモブ受注会社の落ちこぼれ部署に配属されたダメ社員が、配属当日に死んでしまう話。

・「フラッシュモブは場に溶け込む仕事→悪目立ちする人は閑職へ」という理屈で登場人物全員味付けが濃い。

・オカルト漬け、動物使い、常に銃刀法違反という、悪目立ちというより、まともな社会生活が難しそうな人々。

・フィクションラインが高すぎてふわふわしている。もともと、どのへんの空気感を想定していたんだろう。

・たぶん、個の力が強い団体の特徴に合わせた意図的な題材選択。

・フラッシュモブをメイン商品にしながら、こんなお荷物部署を抱えて存続できている会社もすごい。

・みんなで存在しているフリをしていれば、存在していることになるんじゃないかという、どうかしている理屈。

・深浦くんの本なので、熱と文字数で強引に成立させられるのかなと思ったけど、わりと早い段階で軌道修正していた。さすがに道が狭い。

・本気で死体を隠すならバラすべき。というか、ホントにバラされてたらどうするんだ。

・ラップ音がすごくそれっぽいし、揺れたり抜け道があったりと音や装置の仕掛けが楽しい。

・初日だからか、全体的に全力で前のめりなテンポ。木山くんが出てきて落ち着いた。

・結局、氏次くんのあの特殊能力はなんだったんだろう。

・パンフにも書いているけど、あえて劇団として旗上げする意味は、公演を重ねるうちに見えてくるのかな。

・プロデュース公演と違って、劇団の公演は作品単体だけでなく線で見る要素も強い。今後にも期待。

(2019/12/27 19時の回)

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諏内えみ『世界一美しいふるまいとマナー』

2019-12-25 23:34:59 | 読書感想文
世界一美しいふるまいとマナー
諏内 えみ
高橋書店

2019/12/23

大仰なタイトル。怖いもの見たさで読んでみる。

仕草をきれいに見せるコツのパート。

①ハンド&ハンド(両手を添える)

②指先エレガンス(指先をそろえる、伸ばし気味にする)

③隙間クローズ(足や手の位置)

④背筋ストレート(姿勢よく立つ。かがむときも背筋を丸めない)

⑤ワンムーブ・ワンアクション。

演劇なら、仕草がきれいなのは大事だし、逆のことをやれば汚く見せることもできる。

たしかにこのへんを意識すると、役作りに応用できそう。

あとは自宅訪問やパーティや冠婚葬祭などのマナーいろいろ。

直接的に見た目がきれいになる仕草と違って、マナーに関してはほどほどがいい。

シクラメンは入院のお見舞いには不可(死と苦が入っている)も、ただの語呂合わせだし、言われなきゃ気づかないようなものは窮屈になるだけ。

そういうのは減らしていく方向のほうがみんな生きやすくなるような気がする。

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片渕須直監督『アリーテ姫』(2000年)

2019-12-24 01:02:13 | DVD・VHS・動画など

アリーテ姫予告編

2019/12/16

・アリーテ姫が悪い魔法使いにさらわれてしまう話。

・「世間知らずな姫が外の世界と出会う話」も、「何者でもない私が自分自身と向き合う話」も、世の中にはいくらでもあるけど、片渕須直監督が描くとまた全然違う見え方になる。

・かわいいのは間違いないんだけど、美しいかと言われるとちょっと答えをためらう感じの姫。

・人の線はかなり単純。人を緊張させない素朴な感じ。

・侍女の服の絵柄がかわいい。モデルはちゃんとあるんだろうけど、小さい子の絵みたい。

・すれっからしの大人から「おやおや、人生には何か意味があると、まだ信じているのかい」と皮肉られ、アリーテ姫は幼い顔して「当たり前じゃない」と返す。人生との向き合い方が一枚上手。

・作り手もヒロイン自身も見た目の美しさに何の価値も持っていない感じ。徹底している。

・たぶんプリンセスという題材もギャップを狙う意図的な選択。

・子どもが成長して人になるのではなく女になる。本作では女にさせられる。見た目や肉体的な話ではないところが、かえっておぞましい。

・それでも、ちょっとアドバイス貰っただけで、結局自分でピンチを解決している。強い。賢い。

・悪い魔法使いの行動原理がよくわからず。勝手に自滅している。自身が魔法使いであることに依存し、魔法という存在に振り回されている。

・対して、アリーテ姫。三つしか願いごとがかなえられない魔法の指輪の、最初の使い方が部屋の掃除をすること。教訓じみている。

・強い魔法が使えることより、弱い魔法を正しく使えるほうが強い。なんにでも置き換えられる。

・魔法の力の一番派手なシーン。派手な効果にいたるまでの過程を丁寧に描いている。こういうの大事。

・魔法より科学より物語を上位に置いている。どちらかというと味方だった魔女もさらりと魔法を捨てている。

・姫として生まれ、旅人として目覚める。

・かっこよすぎるけど、強制されもせずにあんなところまで行ってしまうのは、別の呪いが発動している。

・見るからにおいしくなさそうな赤いかゆ。あれなんなんだろう。

 

アリーテ姫 [DVD]
ダイアナ・コールス
小学館
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J・J・エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

2019-12-23 19:57:09 | 映画を見てきた

※SWに詳しくないため、一応配慮はしていますが、ネタバレの加減がわかりません。あと、好きな方は不快になるかもしれません。ご注意ください。

 

2019/12/21

・レイを主人公とする三部作(エピソード7~9)の完結編。

・公開初日の0:30回。IMAX3D。さすがに満席に近い。

・急に思い立って行ったので、前から2列の端側の席。スクリーンがやや歪んで見える。

・いきなり見たエピソード7は面白かったし、8も(悪評すごいみたいだけど)楽しく見た。

・ただ、9までくると、今までの総決算だからか、重要そうな固有名詞が大量に出てきて処理しきれない。

・誰が何のために何をしようとしているのか、わりと早い段階でよくわからなくなる。

・8で評判の悪い特攻アタックや爆撃シーンのほうが、まだ何をやってるのかわかるぶんストレスが少ない。

・7はかなり久しぶりの続編で、新規への配慮があったけど、9までに勉強しておけってことだったのか。

・勉強した上であと3回くらい見ればわかる。たぶん。

・あと、フォースでできることとできないことのルールもよくわからなくなる。

・カイロ・レンはすぐに瞬間移動であちこちに出てくるし、馴染みの店に出前を頼むくらいの感覚でレイとコンタクトを取ってくる。宇宙が狭い。

・このへんずっとシリーズを見てきた人はホントに腑に落ちてるんだろうか。設定の大らかさというか、大御所感が強い。

・若い人が初めて今のキン肉マンを読むと、こんな感じの気持ちになるなのかもしれない。

・宇宙が舞台のわりに個人の力がとても強いので、広い意味でのセカイ系の作品っぽい。

・悪に転びそうな善と善に転びそうな悪の綱引き。

・結局、選ばれた人同士の話になるのは仕方ないにしても、選ばれなかった人の活躍ももうちょっと見たかった。具体的にはフィル。モテている場合ではない。

・最後の最後のレイとレンのシーンも、無感情で見守る。

・7はレイとダメロンとフィル+BB8のチーム感が好きだったんだなと再認識する。

・宇宙船の中を騎馬(たぶん)隊が駆け抜けていくシーンも好き。ジャナ。

・カイロ・レンの面は修理後のほうがかっこいい。

・R2-D2からBB-8、D-Oまであざとい。かわいい。

・あと、全体的に画面が暗い。普通に2Dにすればよかった。ノリで行動するのは怖い。

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火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 中野劇団『結婚の報告』」

2019-12-19 00:00:19 | 観劇三昧:第4回30GP

観劇三昧:中野劇団『結婚の報告』

2019/5/24

バーの客二人がそれぞれ厄介そうな相手に結婚報告をする話。

一人については似たような話を書いたことがあるので、初めて見るのに既視感ある。

のんきにはしゃいでいる友達がかわいい。「ちゃんと言ってマジで。マジで?」の言い方。

もう一組のほうがひどい。

作中でも言ってたけど、最初は状況がおかしい組だったのに対して、次は人がおかしい。

最初に状況がおかしい組を見せているので、多少おかしい人を見せても、お笑いコントっぽく見えにくい、という効果はあるのかも。順番逆はありえない。

オチももう一組の存在があってのことだし。

とはいえ、二つの独立した話を交互に見ているような気分にもなる。

配置的に二人対一人になるので、どうしても映像だと二人のほうが中心になる。

たぶん、一人のほうもいいリアクションしているはずなので、劇場で見たかったかも。

※半年前に見て感想も書いたのに、あげるの忘れてたみたいです。

 

劇団名 火曜日のゲキジョウ

公演時期 2019/01/25

地域 近畿

キャスト
三条上ル/桐山泰典/延命聡子(以上、中野劇団)/近衛虚作(喀血劇場)

スタッフ
作・演出:中野守(中野劇団)

あらすじ

とあるお洒落なバー。常連客の男二人が偶然その日、結婚の報告をこれからこの店ですると言う。

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火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 劇団りゃんめんにゅーろん『晴れ間』」

2019-12-18 23:36:41 | 観劇三昧:第4回30GP

観劇三昧:劇団りゃんめんにゅーろん『晴れ間』

2019/12/18

リストラを促す本社の人と、渋る営業所の人が言い争ううちに、謎の三人目が現れる話。

典型的な対立ベースの二人芝居。

二人ともいい感じにくたびれた中年男性なんだけど、交渉事を生業とする人間独特の軽さと圧迫感だったり、多少の失礼じゃダメージの通らない支店長のメンタルだったり、二人とも経験を積んだ社会人としての生々しい存在感がある。

だからこそ、あまりにもド真ん中な物語らしい仕掛けが映える。

ジャンルとジャンルが正面衝突しておもしろい事故が起きている。

肝心の対立の基礎になるところはフェードアウトしてしまったような感じはするけど、脇道が楽しいので有耶無耶になっている。

信じる信じないで距離が縮まっているところがかわいい。

結局、おまえは誰なんだよという、誰もが頭に思い浮かべる疑問を残して余韻としている。

 

劇団名 火曜日のゲキジョウ

公演時期 2019/01/25

地域 近畿

キャスト
山本祐也/坂本顕(The Stone Age)

スタッフ
脚本演出:南出謙吾/楽曲:Yousei Suzuki

あらすじ

地方の営業所の廃止をめぐる、営業所長と本社幹部の攻防を描いた経済ドラマ。
営業所の廃止は会社の存続の為にやむを得ない判断なのだ。
はたして、地方の営業員は大義の為と、犠牲になるしかないのだろうか。
そんな中、本社幹部はとんでもないものを目撃する。
哀愁と滑稽に満ちた中年男の二人芝居。

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火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 三等フランソワーズ『フレンチとマニュアル』」

2019-12-17 21:58:34 | 観劇三昧:第4回30GP

観劇三昧:三等フランソワーズ『フレンチとマニュアル』

2019/12/16

お見合いパーティで知り合った男女がフレンチのお店で二回目のデートをする話。タイトルおしゃれ。

これ以上、単純化しようのないくらい単純な設定なのに、会話の面白さだけで30分弱、あっという間に見せる。体感時間が短い。

前回見た『ムーンライト』もそうだったけど、対話の流れを崩すのがうまいし、演技の手数も多い。

心が折れるところも、ボクシングでいいのもらって意識が飛んだけど一瞬で気合を入れなおした…みたいなリアクション。

自然なツッコミが的確にヒットしている。

そして、酔っ払いの支離滅裂な話題のブレ方。

ピリピリしていても最初からニコイチ感強い。

緊張でガチガチな会話から、三歩進んで二歩下がるの繰り返しで、ジリジリ関係を詰めていく。

居酒屋の話題でホントに意気投合している感じになってよかった。

ダメな人が人並みの世間話ができるようになっただけなのに、素直に感動する。

 

劇団名 火曜日のゲキジョウ

公演時期 -

地域 近畿

キャスト
中川浩六/木山梨菜

スタッフ
脚本・演出:中川浩六/スチル:斉藤幸恵

あらすじ

お見合いパーティーで知り合った男と女。
お互い失敗するまいと、ハウツー本を忍ばせての初デート。
上滑りする会話が二人の距離を開け、開いた隙間をアルコールが埋める。
恋愛初心者とお見合い浪人の、噛みあわないしゃべくりコメディー。

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火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 劇団乱れ桜『Break Room』」

2019-12-16 14:46:25 | 観劇三昧:第4回30GP

観劇三昧:劇団乱れ桜『Break Room』

2019/12/14

オンラインゲームのチャットルームでだべっているプレイヤーたちが、ゲーム閉鎖の危機を通して現実と向き合うようになる話。

思わず『V&R』を見返す。

ゲームの運営側の人が、立場を隠してゲーム内にいるという型はわかりやすくて強そう。

最近は誰も彼もみんなオンラインゲームやってるイメージなので、ゲーム内のヒーロー然としたキャラクターと、負け犬プレイヤーとの対比が、ちょっと懐かしい感じ。

鉄砲玉然としたチンピラの舎弟。口調も体もキレてるし、オラつき具体がかわいい。

本質的にオンラインゲームって、常に更新されていくもので、お願いして存続できるようなものじゃなさそうだけど、どうなんだろ。

必要だと言われて残したけど、直後に使われなくなるの、小さい子を持つ親あるあるでは。

これだと運営側が可哀想なので、何かチャットルームでうまい課金の仕組みができたんだと思いたい。

 

カテゴリー -

劇団名 火曜日のゲキジョウ

公演時期 2019/01/24

地域 近畿

キャスト
石村啓行/春日太陽/坪那海/戸田晋太郎/とだただし(ポインセチア)/野田桜/ヒロ/山口瑛子(以上、劇団乱れ桜)/佐野あやめ/ポセイドン橋本(Geek_Factory)/やまうえみなみ

スタッフ
作・演出:napomidori/メイク:樋口理恵

あらすじ

オンラインゲームのチャットルームで日々雑談を繰り返す5人。
「始まりの村」に閉じこもり旅立たない彼らは現実世界でも、
それぞれの悩みを抱えて、一歩を踏み出せないでいた。
ここは『Break Room』僕たちの休憩室。

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火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 俺たちの地球空洞説『がらんどう』」

2019-12-15 21:00:25 | 観劇三昧:第4回30GP

観劇三昧:俺たちの地球空洞説『がらんどう』

2019/12/13

この「作品」を見に来た「お客さん」の一人が、カバンを盗まれてしまう話。

カバンには彼の人生のすべてが詰まっている。

そして、その人生は空っぽだという。

空っぽの記号としての村上春樹が不憫。

実在する人物名、団体名、地名、上演後に始まる前説、客席から現れる登場人物。

ごく身近と思われる演劇関係者からアガサクリスティまで、既存の固有名詞で外枠を覆って、作品も、主人公の男も、タイトルどおり、「がらんどう」になるという趣向、でいいのかな。

カバンを盗まれて空っぽになる、人生自体も空っぽだった、全体が入れ子構造というところまではわかるんだけど、地球が逆回転したり、推理小説の登場人物が出てくるところのつながりはよくわからず。

最後の群唱ももちろんよくわからないので、この外枠を、さらに遠くのほうから眺めるような気持ちになる。

やっぱり「北海道」は遠いのかも。

 

劇団名 火曜日のゲキジョウ

公演時期 2019/01/25

地域 近畿

キャスト
佐倉ハルキ(劇団桜月会)/玉井優樹/落合沙也香/太田伊純/中山宗次郎(劇団ほどよし)

スタッフ
脚本・演出:磯淵良幸(俺たちの地球空洞説)

あらすじ

この劇は大阪府大阪市浪速区日本橋四-七-二十二で起こった事件である。
この空間の人たちは、あくまでも実在であり、その氏名は実名でもある。
日は二〇一九年一月の下旬、時は日没時である。
この劇場は中空であり、がらんどうである。

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ダニーボイル監督『NTL/フランケンシュタイン/ベネディクト博士版』

2019-12-10 21:57:29 | 映画を見てきた

2019/12/9

・ロンドンのナショナルシアターで上演された演劇作品を札幌シネマフロンティアのスクリーンで見る。

・客席はまばら。さびしい。

・フランケンシュタイン博士によって作られた醜い怪物が孤独を克服しようとする話。

・命を与えられた屍が、でろんと円形舞台に放り出されるところから始まる。

・縫い目だらけの死体がわけもわからず奇声を上げながら右往左往する。その拙い動きがコンテンポラリーダンスみたいでしばらく見ていられる。

・歯車強調しすぎの機関車が超かっこよかったり、芝生が降ってきたり、家が降ってきたり、道が降ってきたり。

・舞台も回るし、本火本水もありあり。

・電球を寄せ集めて星雲みたいになっている照明も。

・場転の豪華さが尋常じゃない。これを一作品に取りまとめる演出もすごい。

・それでやっていることはわりと内省的だったりする。

・怪物の妄想上の彼女がとても色っぽい。彼女なら紅天女でも演じられそう。

・怪物もだけど、この世のものではない存在を、説得力と美しさを損なわず見せられるのすごい。

・自分の中になんとなくあった、役者さんが表現し得るものの上限が更新される感じ。

・最初のうちは生の喜びを可能な限り謳歌していた怪物だったが、自分の醜さに絶望し、孤独になっていく。

・孤独を克服する試みはことごとく失敗する。

・恨みつらみから因縁が生まれ、最終的にはお互いが欠けているものを補い合うような存在になる。

・ブロマンスを通り越してBLっぽい感じすらする。

・映画用にいろんな角度から舞台が見られるんだけど、肝心の客席からどう見えるのかがわかる映像がほとんどなくて全体像が想像しにくい。

・見たきゃ劇場に来いってことなのか。

・字幕の二行表示がソフトなネタバレになってしまっていて、最後まで慣れず。

・元々わかりいくいこともあるけど、笑いのシーンはほぼ拾えなかった。空気感で笑っちゃうこともあるけど。

・ジョークはともかく、英語くらいはわかるようになりたいなとあらためて思った。

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