2020/8/15
・犬の名を冠する正義の剣士たちが、玉梓率いる悪の軍団と戦う、特撮ドラマ風の時代劇。
・マスク、検温、手足消毒必須、途中換気、個々の客席間隔広め。演者全員にマウスガード。終演後は混雑回避のため列ごとの時間差退出。
・札幌演劇シーズン内で感染症対策のノウハウをシェアしたうえで、マウスガードの有無みたいに、作品に合わせて微調整している感じ。
・リスクをゼロにすることはできないので、万が一、感染したとしても飽きらめのつく程度の対策が取れているかどうかが今後の基準になりそう。
・開演前にお馴染みの棚田さんの前説。コンカリでは初めて見たかも。いつものように緩い感じでお客さんの緊張をほぐしている。
・かと思ったら出演者の体調不良(新型コロナではない)で、さらりと棚田さんが代役になることが告げられる。
・みんな当たり前のように受け止めた雰囲気あったけど、いくら演出でも年格好が全然違う役者さんの代役で緊急登板できるのはやっぱりすごい。お客さんによっては見所が増えたぶん、むしろプラスになっているかも。
・完全にこちらの都合だけど、昼間あちこちウロウロしすぎた結果、とてもまったりした気持ちで見始める。
・加えて思ってた以上に南総里見八犬伝の内容を忘れていたり、登場人物が多かったりで、序盤うまく入り込めず。
・こういう時の休憩有りはちょっとありがたい。
・キャラクターで一番好きだったのは船虫。猫背のお婆さんなのに、足が長く見えるアンバランスさが、人ならざるもの感を強調している。
・サムスピに混じってても違和感ない。たぶんゲージためてめんどくさいコマンドしたら大蛇に変身できる。
・終盤のどんどん決着がついて敵味方の頭数が減っていくスピード感が楽しい。
・途中でマスクが外れちゃった時の対応。現場の一瞬の判断で動かなきゃいけないところで、ちゃんと動けているのはすごい。
・アナログ感のある演出も、手数が多いし、統一感があるし、堂々とやってるので、違和感なく見ることができる。積み重ねてきた経験値の賜物だと思う。
・ビームを撃ち合うときのポーズがホントしょうもなくて好き。
・見ているときはぼんやり楽しんでいたけど、後で思い返すとあれもこれも何もかもが恐ろしくアイディアと手間のかかっている作品で、気が遠くなった。
(8/13 19:30の回)