遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

金子修介監督『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995年)

2023-11-30 22:43:22 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2023/11/29

・ガメラが、守るべき人間に足を引っ張られながらも、空飛ぶ怪獣ギャオスを撃退する話。

・もともと怪獣への興味はそんなにないものの、TOHOシネマすすきのでガメラ2の轟音上映があると聞いて予習してみる。

・wikiによると、ガメラシリーズは大きく分けて、1965年~1980年の昭和版、今回観た作品を含む平成三部作、角川時代と三期にわかれているらしい。

・平成ガメラと言っても、編集の仕方や登場人物の演技、舞台装置、その他もろもろ、ほどよいチープさを残した昭和風味濃いめの演出で、たぶんこのバランスが正解。

・子供のころは建物が崩壊しても人が死んでもどんどんやれやれと楽しんでいたけど、大人になると無駄に共感してしまうので、このくらいのほうが見やすい。

・たぶん、演技うまい人ばっかりだったり、無駄にCGでリアルに見せようとしたら、息苦しくなってしまいそう。ガメラという題材にもそぐわない。

・最初は正体不明の巨大な何かから始まって、小さなギャオス、複数のギャオス、一見危険そうなガメラ、空飛ぶガメラ、急成長するギャオスと少しずつ現実離れするのがうまい。

・ガメラの飛び方、生物としてはどうやっても無理があるんだけど、その中でもどうにか理屈付けしている。

・作中でも、特に知識のある人たちが、現実的にありえない事態に遭遇して、混乱していたり、それでも何とか分析、対策しようとしているところが楽しい。

・人間側のドラマの加減が好き。あくまで怪獣の添え物。傍観者であり、出しゃばらない。

・人類の味方であるところのガメラの見た目はかわいいし、ギャオスはなんか汚い。特に喰い方。わりと露骨。

・ガメラの食事シーンがないのは意図的なのかな。

・ギャオスも東京タワーを折って巣にしちゃうところだけはかわいい。

・ガメラは話が進むほど、かわいらしくなっていく。

・環境庁のおじさん、なんでギャオスはよくてガメラがダメなのか。

・一応、進歩しすぎた文明への警句というテーマはあるものの、本質的には人知を超えた巨大な亀と巨大な鳥が巨大建築物をなぎ倒しながら戦うという大雑把なところが最大の魅力。

・明らかに巨大スクリーンで真価を発揮する映画だった。

(U-NEXT)

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『漫画 むかわ竜発掘記: 恐竜研究の最前線と未来がわかる』

2023-11-28 00:26:56 | 読書感想文

2023/11/27

カムイサウルス(通称むかわ竜)の化石がむかわ町穂別で発見され、掘り出されるまでのノンフィクション。

現在、AOAO SAPPOROに展示しているカムイサウルスの全身復元骨格標本レプリカを見ながら読む。贅沢。

すぐに血導弓(鼻骨の下の小さな骨)の下部が二股になっていないことも確認できる。

まず、クビナガリュウは恐竜ではないという初歩的であろう話にビックリする。

パニックになる心配しなきゃいけないほど、恐竜かそうでないかで価値が大きく変わるらしい。

発掘のために町の予算をつけるまでの苦労話、市井の化石収集家、小林快次教授がチームを組んで発掘完了に至るまで、ちょっとした群像劇として楽しめる。

なんでもマンガにしちゃえばビギナー向けなんて単純な話ではないけど、本作はよくまとまっていて、ジャンルへの導入としてよくできた本だった。

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「ジョージ・ミラー:FILMMAKERS/名監督ドキュメンタリー<映画製作の舞台裏>」

2023-11-27 18:23:33 | DVD・VHS・動画など

ジョージ・ミラー:FILMMAKERS/名監督ドキュメンタリー<映画製作の舞台裏>

2023/11/24

『マッドマックス 怒りのデスロード』のドキュメンタリー映像。

短めではあるが、メイキング本で話題にあがっていたようなことを映像でも見ることができる。

並べられた絵コンテは圧巻で、先に見ておけば本の理解度も段違いだったと少し後悔する。

ブロークンヒルの緑化話も誇張じゃなかった。たしかにこれじゃ無理だ。

スタントのガイ・ノリスが色っぽい。

既視感あるなと思って記憶をたどると、HBKショーン・マイケルズの感じに似ている。

ナディア・タウンゼントがウォーボーイズに課したワークショップ風景。

一瞬だけど、個人的なハイライトだった。

半裸の屈強な男たちが「ちっちゃなクモさん」で大合唱している。

狂信者の集まりということを表現するのに、ここまで準備が必要なのか。

メイキング本に書かれていた、寒さ(現場は寒かった!)に抗うためにみんなでクモさんの歌を歌っていたという話とつながる。

とても大変そうだし、とてもマッドでよいエピソードだった。

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カイル・ブキャナン『マッドマックス 怒りのデス・ロード 口述記録集 血と汗と鉄にまみれた完成までのデス・ロード』

2023-11-25 12:14:00 | 読書感想文

 

 

2023/11/24

・映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の関係者インタビューを構成してまとめた本。

・よくドキュメンタリー映像で、様々な関係者の証言を細かくつなげていく見せ方があるけど、本書もそんな感じで作られている。

・まず撮影に入るまでが長い。製作会社が変わるくらいなら思いつく範囲だけど、砂漠が緑化して撮影できないとか、どんだけ不運なんだと思ってしまう。

・ただ、読んでいると、予定が延長されればされるほど、明らかに作品の内容が濃くなっているのもわかる。

・自分の分野に寄せて考えると、演劇の公演中止や延期を体験したことのある人には勇気が出る本だと思う。

・いくらアクション映画だからって、一作品まるごとイメージボードで話を組むのはすごい。

・ただ、マンガやアニメで考えると、慣例でないだけでそこまで特殊ではないのかも。

・戯曲も文字表現が一般的だけど、全部ではないにしろ、絵を組み合わせたほうが早い作品も結構ありそう。

・あのギター36kgもあったんだ。そりゃそうか。

・完成するまで、実際に音が出るギターが必要だと思っていなかったという話。そんなことあるのか。

・車両や小道具には、複数の要素を組み合わせるという考え方、創作上のいろんなことに応用できそう。

・ウォーボーイズの大半が役者ではなく、スタントマンという話。完全に分野違いというわけではないけど、この映画の優先順位を象徴的に表している。

・それでも、全員にバックストーリーが作られていたり、ワークショップでは全員シャツを脱いで抱き合ったり、トランス状態になってみんなでV8サインをしたり、しっかり共鳴効果が起きるまで仕上げられていたとのこと。

・ワークショップ参加者から「すばらくしくカルト的な行為だった」とまで言われている。ハラスメント関係の配慮とかどうだったんだろう。

・何かと慎重になりがちで失敗しがちな自分は、トム・ハーディの「なにがうまくいき、なにがうまくいかないかはわからない。だから勇敢にならないといけない。もし失敗せずじまいなら、それはきちんと仕事をしていないってことだ」という言葉を胸に刻みたい(タトゥーではなく)。

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クリス・ヌーナン監督『ベイブ』(1995年)

2023-11-24 17:56:57 | DVD・VHS・動画など

2023/11/24

家畜として一生を終える予定だった子豚のベイブが、とある牧場に引き取られ、牧場犬ならぬ牧場豚になってコンテストで優勝する話。

羊たちをコントロールするために必要なことは威圧や暴力ではなく、会話と共感であるという、北風と太陽のような教訓的な話。

古典とは言いにくいけど、すでに30年近く前の作品。評価されているわりによくわからない展開が多い。

成体の羊殺しの容疑が子豚にかけられるところ、泥棒犬が小豚に力負けしているところ、飼い主が踊ったら子豚の心の傷が癒えるところなど。

会話と共感が大事なのはわかるけど、コンテストの競技性を考えると、合言葉を教えてもらうのはズルなんじゃないか、とかも。

こういう動物どうし会話ができるという世界だと、牧羊犬コンテストの競技内容は全く変わってくると思う。

家畜ではなく独立した存在として生きようとするところに、かろうじて怒りのデスロードとの類似性を感じた。

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オパンポン創造社『幸演会』

2023-11-23 21:24:35 | 演劇を見てきた

2023/11/23

・人生停滞気味の青年野村が、「なにがなくとも幸せになれる」と詠いながら裸踊りをするおじさんと出会い、その運営団体である幸演会に加わることで、濃密な人間関係にもまれながら成長していく話。

・ゴミ袋や檻(おり)を思わせる台が不規則に置かれた舞台、床には主人公を囲うような円。舞台美術が初期の彼の心象風景をそのまま表している。

・主人公のカラフルな衣装も目を引く。アフタートークで話題になっていたけど、様々な人がモザイク状に主人公の人格形成に影響を与えてきたことを思わせる。

・最後には脱いでいたから、人とのかかわりは強みでもあるけど、脱却したいしがらみでもあったのかもしれない。

・狭い演技スペースのなかを七人の登場人物が複雑に動き続ける。自然で無駄のない動きが美しかった。

・スガさんみたいな人はほんと嫌いだし、あんな環境で脚本なんか絶対書きたくないけど、どこか憎めないし、守銭奴だけでは表現しきれない、少しの正論と見栄っ張りな人間性もある。

・現場にいたらダメだけど、客席から見ると味わい深いタイプの人だった。

・野村青年がスガに責められているところ、セリフでは謝りつつ、全く気にしていないどころか、ちょっと挑発気味の表情をしているところが楽しかった。

・それにしても、主人公はあの環境でいつ演技の技術を身に着けたのか気になる。本当に天才だったのか。

・一応脚本を書く人間なので、オーダーに沿った脚本が書けない、書きたくない気持ちは少しわかる。自分の場合は書きたくないということはあまりなくて、ただ書けないだけだけど。

・アフタートークはのと☆えれき。同じ表現する側の人たちでも、立ち位置が少し違うという話がおもしろい。

・野村さんものとえれきも自分もほぼ同じ年代なんだけど、「ここよりもっと自分にふさわしい場所があるはずだ」という思いは、たぶん野村さんが一番強い。

・だからこそ、裸一貫から始められたし、映画に東京進出に、力強く新しいことに踏み出せるんだと思う。

・オパンポン創造社の作品は、観劇三昧の動画とは言え、札幌在住の人の中ではかなり見ているほう。

・なので、最後のシーンは、あのオパンポンダンスの継承の儀を見たような、厳かな気持ちになった。

(11/2119時の回シアターZOO)

 

※作中の話題にあがっていた短編演劇は動画で見られます(要会員登録、一部有料)

観劇三昧「さようなら」(舞台)

prim video「さようなら」(映画)

 ※社長の貯めこんだ金を奪おうとする話

観劇三昧「ストラーーイクッ!!」 

 ※卵子と精子のラブコメ

観劇三昧「最後の晩餐」 

 ※隕石が落ちてきて地球最後を迎える日

 

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星くずロンリネス「くずテレビ」

2023-11-19 22:20:45 | 演劇を見てきた

2023/11/10

・短編演劇4作品、映像作品2作品のオムニバス公演。

・オープニングの映像が素敵。20人もの出演者を実在するテレビ番組のパロディ風に紹介する。遠藤洋平くんのどうでしょう風の紹介が好き。もっと売れてほしい。

・『緑の神』は、離婚目前のお笑い芸人野上が初心を思い出して窮地を乗り切る話。

・若手時と年配時の芸人野上が入れ替わって、老若横並びで進行するのに二人は同価値ではない。わりとシビア。

・素晴らしい役者さんを集めて、結構ジャンクな食べ物で繋いでいるところがいい味わいになっている。

・お笑い芸人が面白いギャグをするという、作り手にとっては相当難しいシーンで、監修にYes!アキトくんという一線級の芸人を起用しているところがさすが。

・『ワイルドシングな恋』は、恋と仕事と家族と趣味との軋轢に苦しんだ末に自分自身を見つめなおす話。

・人生の荒波にもまれながら徐々にカドが取れていって、だんだん自然体になっていく様子が、たぶん脚本の仕掛けや想定を超えてスケールの大きな話になっている。

・個人的には楽太郎くんがのびのび演技しているのを見てほっこりした。一言一言がおもしろい。

・プロレスラーのオンオフ表現が生々しく、最後のオチは程よい意外性があって好き。

・『長い一日』は、夫を誘拐された夫人が、妹や刑事とともに、誘拐犯人からの電話を逆探知すべく、話を引き延ばそうとする話。

・大昔のよくあるコント設定を堂々と採用し安定感を確保しつつ、とにかく演者は「長い言葉」を要求される。

・演者のフィジカルに訴えかける構造で、各人のクセの強い声色と言い立ての合わせ技が楽しい。

・きゃめさんのセリフで、言葉の意味を捨てて、言い方とニュアンスだけで喋っている瞬間がおもしろかった。

・『白衣の女王』は、マンガ家と、マンガのモデルになった医師と、マンガのファンがそれぞれ窮地に陥るが、全部混ぜるとうまくいったという話。

・こういう豪華な座組が見られるのは、ウェイビジョンと短編作品だからこそ。

・それぞれの世界の関係性と、混ぜ合わせた際のルールで良くわからないところがあって、回収パートについていくのが大変だった。

・あと、ところどころで「うまいなあ」と役者さんと同じ程度の声量でうなる客席のおじさん(たぶん)がいた。おもしろかったけど、すこしは遠慮してほしい。

(11/17 19:30の回 演劇専用小劇場BLOCH)

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「AOAO SAPPORO」

2023-11-10 19:00:28 | レポート

2023/11/10

・2023年7月にできたばかりの都市型水族館。

・よなよなパスという夜間限定のチケットを購入しているので、実はもう4回入っている。

・キタイワトビペンギンと、ペンギン最小の種であるフェアリーペンギンがいる。

・小樽や登別にいなかった種類なので、ペンギン好きのなかで差別化はできていると思う。

・夜に餌やりタイムなどはないので、基本ただ見ているだけ。あと、照明はかなり抑えめ。

・キタイワトビペンギンは、ぽってりとしたフォルムがかわいいものの、飾り羽が立派でタラコ唇(嘴)と、わりといかつい顔をしている。

・フェアリー(コガタ)ペンギンは臆病で初日は姿を見ることができなかった。4日目にしてはじめて餌を食べているところを目撃した。前傾気味の歩き方がかわいい。

・それぞれ個体識別用のバンドがあるんだけど、暗いし正直よくわからない。特に黒のバンドはあるのかないのかほとんどわからないので別の色にしたほうがいいような気がする。

・この子らはずっと屋内で過ごすんだろうか。本来の環境とはだいぶん違いそうなので、健康とかストレスとかちょっと心配になったりもする。

・猫なんかは室内飼いで問題ないと聞くけど、似たようなものなのかもしれないが。

・11月11日はチンアナゴだけではなく、ヘコアユの日でもあるらしい。どちらも展示されている。

・最初はこんな街中の商業ビルで水族館なんて維持できるのかしらと、あんまりイメージがわかなかった。

・単純な量や種類では登別や小樽に遠く及ばないが、展示数を絞り、空間を広く使って、落ち着いた空間を作っている。

・5日にはヴァイオリンのミニコンサートがあったり、バーカウンターがあったり、何もせずに休めるところも多い。

・コワーキングスペースまであるので、ブログの記事くらいなら十分に書けたりもする。

・都会の喧騒というほど、札幌は騒がしい街ではないけど、それでもリラックスしたいときにはよさそう。

・よなよなパスの90日間で、どこまでペンギンたちを見分けられるようになるのか楽しみだが、正直あまり自信はない。

 

※キタイワトビペンギン。立ち位置で分かりやすい子もいる。換羽期。たまにポーズきめてくれることもある。

※フェアリーペンギン。ひきこもりがち。

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演劇家族スイートホーム『いつか、いつだよ』

2023-11-06 22:14:25 | 演劇を見てきた

2023/11/4

・かつて熱血高校生だった社会人が、死神との取引の結果、一高校生としてコロナ自粛期の高校の放送部に送り込まれる話。

告知用の感想文を書いた関係でご招待いただく。

・それこそ高校演劇では、すでにコロナ自粛期を扱った名作は結構あって、若いとは言え高校生ならぬ大人たちが、コロナ禍の高校生たちの話をどう仕上がるのか、気にしつつ見る。

・実際、高校生がコロナでいろいろ台無しになって辛いというだけの話なら、巧拙の違い以上の意味はないので、むずかしい題材だったと思う。

・社会人として一定の知識や常識を身に着けてから、高校生に戻って学生生活をやり直せたら楽しそうではある。誰だって似たようなことを考えたことはあるはず。

・本作では、そういう異世界転生の亜種みたいなことはほとんどなく、主人公は高校生のサポートに徹する。

・題材的に硬軟のバランス取りはむずしそうだったけど、抑圧された生活の中でも、世代間ギャップやなりすまし系勘違い系のコメディ要素をねじ込んでエンタメ性を確保している。

・告白エピソードの使いまわし方がきれいだったし、いい感じの流れをぶった切る死神の割り込み方もよかった。

・元大人の主人公が指摘されるまでマスクをしてなかったのはよくわからなかった。

・現実では完全にコロナ自粛期は終わっていて、世間は簡単に理不尽な思いをした高校生たちのことを忘れていく。

・しかし、存在しなかったわけではない。

・大人の総体が社会である以上、その放置すれば消えていくような小さな記憶を草の根的に残していく。

・そんなアーカイブ意識を持つのは大人としての義務。

・苦しむ高校生の演技を見て感動しているだけではダメなんだと思う。

・自分自身、年齢的にはだいぶん大人なので、この作品に接して襟を正したい気持ちになった。

・当時の大人たちがそうだったように、ただの一般人に過ぎない主人公が加わったところで、コロナ禍の理不尽を解決することはできない。

・少しでも高校生たちの後押しができたのか、本当に若さだけで一歩先に進めたのか、主人公は何を受け取ったのか、最後のインタビューで少しだけわかる。

・あと、終演後のハッピーショーが完全に大学生のノリで、楽しいのは楽しいけど、この年になると、ずっとあの感じを続けられたら厳しいような気もする。

・はからずも主人公の気持ちの後追いができた。

(11/3 19時の回 シアターZOO)

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「おたる水族館」など

2023-11-03 00:25:14 | おれのたび

2023/11/2

・前々から気になっていたペンギンショーが目当て。

・先月ののぼりべつクマ牧場同様、行ったことはあるはずだが行った記憶が全くない。

・少しでも観光らしいことがしたくて三角市場で食事。

・アザラシショー→ペンギンショー→トドショー→セイウチショー→イルカショーの順番で見て回る。

・鰭脚類がだんだん巨大化していく。

・海を区切っただけの海獣公園という設備自体の迫力。波が高めだったのでなおさら荒々しい。

・セイウチの投げキッス→恥ずかしいポーズ→じゃあねのポーズという構成が完ぺきだった。

・トドやセイウチは、飼育員よりはるかに大きい。

・愛嬌のある動きはしているものの、別に意味を理解してやっているわけじゃないし、ちょっとした気まぐれでプールに引っ張り込まれたらおしまいだと思うが、怖くないんだろうか。

・クマ牧場の時もそうだったが、トドの餌付け体験はカラスとの闘い。

・ペンギンショーはペンギンの自主性を重んじるスタイル。今回はシーソーとハードル、飛込みに成功。

・全体のパフォーマンス数の半分くらい消化できていた。

・餌で誘導するようなことはほとんど行ってなかった。

・執拗におこぼれを狙うカラスを警戒していたのかもしれないが、本当にペンギンの自主性を重んじている。

・逆に大して誘導もせずに、ハードルや飛込みができたのはすごい。

・好き勝手に動き回るペンギンたち、ギャラリーの人間たちと的確な間合いを取った飼育員の進行が匠。

・ショーのペンギンはフンボルトペンギン。他にジェンツーペンギンがいた。黄色い足がかわいい。

・フンボルトとケープペンギンは見分けがつきにくい。

・イルカショーは、登別と比べてあまり説明なく急に凄いことをやるので、心の準備ができずびっくりする。

・他には右前足を失った状態で保護された太郎という名前のウミガメ、巨大なチョウザメ、オヒョウ、小柄なネズミイルカなど、なかなか見られない生物を見ることができた。

・そろそろAOAOのキタイワトビペンギンとフェアリーペンギンに会いに行かなければ。

・今期は終了していたが、次の機会があれば観光船に乗りたい。

※エレベーターはのぼりのみ

※このサイズさ

※フンボルト

 

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