ボキャブラリーを増やすのには、やはり多読がオススメです。アメリカの子供達も学生もすごい量の本を読まされます。特に大学の講義なんか半端ない!丸々1章読んでこい!なんてざらでした。Business law(会社経営に関わる全ての法律といったらいいんでしょうか?)をとったことがあるんですが、その時はもう単位を落とす寸前、だってケーススタディが何だかさっぱりわかんないんですもん。(アメリカ人の学生たちもひどかったみたいで、私は最低だったと思うんですが、開き直って取り続けたら、最後には教授が全員に下駄を履かせてくれて、サイテー!と思った私もAを取れました!)
と私の話は置いておいて、多読といっても意味がわからないと意味がないですね。(Sorry for the pun! - つまらないダジャレで、スンマヘンってことです。)
そこでオススメの本が、シンシア・カドハタの "Kira-kira" です。児童向け文学で賞をとっています。日系アメリカ人のアメリカでの苦悩を表していて、その描写が手に取るようにわかります。
実は、この人、
私の知り合いでした。
知り合いだからって私は偉くも何でもないですが。
でも、この本は、全く異なる地域に住む、やはり日系アメリカ人の人が「あなた、学生にエーゴを教えているって言ってたわよね。これ、すごくいい本で、私も飛行機の中で読んで、もうボロボロ涙をこぼすほど感動したの」とお土産に持ってきてくれたのが出会いなのです。
本は非常に易しいエーゴで書かれています。読んだ後に、昭和の初めごろ日系アメリカ人たちが辿った苦悩がなんとなく理解できるかもしれません。