私は一度もハロウィンのパレードに参加したことがない。アメリカにうん10年いてもです。ハロウィンパーティなるものには何度か行ったけど、なんかバカバカしくてすぐ帰ってきてしまった。カボチャも一回だけカービングして玄関に置いたことがあったけど、同じ顔ぶれのメキシカンの子供達がなんどもわんさかわんさか来るんで嫌になって途中から居留守を使ったこともある。 チャーリー・ブラウンの漫画にそんな大人がいたと思うけど、本当に嫌になるんです。近所の子供が回って来るのではなくて、メキシカンのファミリーが親の運転する車で高級住宅街を回るわけです。うちは高級住宅街ではなかったけど、そこそこにフツーにアメリカ人が家を持っているエリアだったので、やっぱり回ってきてました。普段子供なんて見たことなかったし。(トランプさんが国境に壁を築こうとするのは、実際わからないまでもないんです。もちろん、勤勉なメキシカンもたくさんいるんだけど。)挙げ句の果てには、お隣の夫婦から「あんまり歓迎しないなあ」みたいなコメントをいただいたので、結局パンプキンはたった1回で終了した。
ところで、ハロウィンというと、キャンディの売り上げがアップするし、コスチュームやらパーティグッズが売れるし、それに加えておばけ映画の興行収入もアップする、とアメリカ経済にとってはきっといいことづくめ。で、今年もそういう怖~い映画が作られているみたいで、トレーラーを見つけてしまったのだけど、あまりにも気持ちよくないんで、Rotten Tomatoes のサイトでおしらせします。こういう映画を作り続けるから、社会に悪影響を与えると思うのだけど、と言いながら、ここで紹介しているお前はなんだよ?と言われると身もふたもありませんが。それに、日本にはタイムリーに入って来るとは思えませんが。
私はどちらかというと controversial な(物議を醸す)マイケル・ムーア監督の『華氏119』を見てみたい。
いずれにせよ、日本でハロウィンってのは全くもって意味のない商業イベントで、本当にハロウィンをお祝いしよう、みたいな気持ちなら、まずはヒストリーチャンネルでその歴史を勉強してからにしてほしい。
でで、やっぱりハロウィンを本気でやるなら、まずは盆とお彼岸のお墓詣りでもやってよね、と思う今日この頃です。
と、昔よくみた「きっこの日記」風にまとめてみました。