nursling,

読書 音楽 映画について

「N・P」  吉本ばなな 角川文庫

2005年10月07日 | ’05年読書日記
97本の短編が収録された「N・P」(ノース・ポイント)という小説。
作者・高瀬皿男は48歳で自殺しています。
作者は日本人ですが、なぜか英語で書かれてあり、それを翻訳していた主人公の恋人は、自ら命を絶ってしまいます。
数年後、主人公は高瀬の残した二人の子供と知り合いになり、・・・。

という話です。(かなり省略しました)


読み終わってから気づきましたが、私はこの二人、小説家と翻訳家(ともに自殺している)、を同じ人物だと間違えたまま読んでいました。
別人だったんですね~。
頭が疲れていたんでしょうか。^_^;
今気づきましたよ、あーあ。(;_;)

この小説の中に「萃」という、ちょっと変わった女性が出てきます。
その子の言動に、主人公はかなり翻弄されるのですが、…私から見るとそんなに極端に変わったお嬢さんだとは思えませんでした…。
この子、付き合っていた男性のお骨を、葬式の時に秘密で少し持ってきてしまうのですが…
そしてその行為を知った時に、主人公の女の子がかなりひいています。(?_?)
しかし私の身近に、実際同じことをした人がいるので、^_^;普通の事かと思ってました。
その部分を読んだ時に、「オイオイそんなにひかないでくれよ、あたしの知ってる○○もおんなじことしてるんだから。変人扱いしないでくれよ」とか思ってしまいました。
そうか、そうですか、お骨をもらってくるのってそんなに非常識な事だったんだ、吉本さんに教えていただいたぞ。(ほんとに知りませんでした)
さすがに親と恋愛してる人は身の回りにはいませんが。

こういう、「98話目を訳す人は命を落とす」って言うのは…迷信?オカルト?
なんていうのか知らないけれど、あまり信じてはいませんが、やはりちょっと怖いですね。
「そんな事あるわけ無いよ」と笑いながら、その小説読むのは絶対避けるでしょうね、私は。怖いのやですから。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とけい

ぽいんとぼきん