nursling,

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家の中の見知らぬ者たち ジョルジュ・シムノン

2008年01月25日 | 読書記録
O探偵事務所シリーズより、シリアスでした。

内容も、なかなか良かったです。
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その3

2008年01月11日 | 携帯より

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その2

2008年01月11日 | 携帯より

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その1

2008年01月11日 | 携帯より

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モーツアルトの手紙 上―その生涯のロマン 上・下 柴田治三郎翻訳・編

2008年01月08日 | 読書記録
〈モーツァルトの手紙   岩波文庫版〉

少年時代から晩年にかけて書かれた、モーツァルトの書簡集。

始めの頃は主に父宛の手紙が多く、時折お姉さんやお母さん宛のものが入ります。

少年の頃のイタリア滞在中のモーツァルトからザルツブルグへのものには、「お母さん(お姉さん)のお手に10000回キスを…」などと書いてあり内容も、無邪気で可愛らしいです。

ときどきふざけて右から左へ、左から右へ・…とつづった手紙があり、日本語版では上から下へ、下から上へと書いてあり「読みにくいよ!!」と思いながら一行読んでは本をさかさまにして一行読み、また元通りにして一行読み…。
(その手紙は姉宛のものなので)お姉さんもさぞかし読みづらかっただろうな。
「さようなら、僕の肺臓さん。僕は姉さんにキッスします。僕の肝臓さん。そして、いつまでもあいかわらず僕の胃袋であって下さい。不肖の弟ヴォルフガング。」
…てなことを書かれても、姉さんもさぞかし困った事でしょう。


ふざけて、馬鹿なことばっかり書いてある手紙もあり、「ふざけすぎだよ!!」と思いながらもこういう面もありだろうな、書いてあること汚いけど…と思いながら読んだ。



モーツァルトの、大まかな伝記などは何冊か読んだが、やはり本人が書いた手紙を読むと、モーツァルトという人間の人となりがもっと詳しく鮮やかに、目の前に現れて来たような気がした。

21~2歳の頃、マンハイムやミュンヘン・パリで職探しをしている時。
女の子の事で頭がいっぱいでろくに職探しもせず、父親からの手紙で怒られていたり。
(モーツァルトの手紙だけではなく、少ないけれど父や母が書いた手紙も載っています)

ザルツブルグの大司教とほとんどケンカ別れの様になってから、ウィーンで始めの内は活躍し、名声を得ていたが、だんだんと斜陽ぎみになり…。

晩年は同じ人…プフベルクという実業家…に、借金の申し込みの手紙ばかりになり。

妻は何の病気か知らんが、温泉治療にばかり出掛けていて独りぼっち。

きっと楽譜に音符を書くことが唯一の楽しみだったんじゃないのかな。


また、下巻の204~205ページに載っているダ・ポンテ宛らしい手紙、訳者の方も注で書いてありますが、これはモーツァルトが書いたものではないと思う。

他の手紙の書き方とかなり違うし。
内容や表現が悲観的すぎてモーツァルトらしくないし、モーツァルトなら、『これ(レクイエム)は私の葬送の曲です。なんとしても仕上げなければ…』なんて、こんな暗い、じめっとした事なんか、書かないと思う。
他の手紙にもそんな雰囲気で書かれた物はない。

モーツァルトはあくまで楽天家でそのくせ頑固、音楽に関しては自信が有り余るほどあり、それを身分の高い人の前でも隠さず、(隠したほうがいいのに…)、おべっかを使って近付いて来るずるい人はみんな『いいひと』と思い簡単に騙され利用され、それでも音楽に対しては手紙の上でも真剣そのもの、そして気位が高いくせに世間知らず、とりわけ人を見る能力はほとんどゼロに等しい、だから妻やその家族からホイホイとおだてられ利用されても気づかない。夢にもそんなことは思わない。


死後、やっと回りのみんながモーツァルト音楽のよさに気付いたとしても、富を得るのは彼を利用した妻と、忘れ形見の二人の息子だけ。

モーツァルトの生きた時代が、ちょうどモーツァルトには合わなかった、ってこともあるだろう。


それでも、天才にはこういう人生もありなんだろうな。


私はこれからもこの人の曲を少しずつ聴いていきたいと思っています。


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死者の贈り物 人はなぜ本を読むのか ダニエル・サルナーヴ

2008年01月07日 | 読書記録
難解でした。全部読んだけれど半分も理解して無い。

しかし始めのほう、

“本を読むとは、世界と自己を客観化する、偉大で純粋な運動であり、物の形そのものを煙のように覆っている自我の外皮から抜け出して、物を凝視することで、物の完成を助けることだった”

…という部分はよく分かるし、最後のほうに出て来る、開放される前の東ヨーロッパ…とりわけプラハでの作者の体験…窓拭きの仕事をしている詩人やもう書くことをやめた哲学者などにあいに行き、盗聴器の仕掛けられている狭いアパートを抜け出し、彼らと文学に付いてなどを話した事、…等を記してある箇所は興味深く読めました。

でもやっぱり難解すぎでした。

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名探偵エミールの冒険〈4〉O探偵事務所の恐喝   ジョルジュ・シムノン

2008年01月05日 | 読書記録
シリーズの四冊目、最後の本です。


この一冊の中に三つの話が入っています。

ラストの、”O探偵事務所の恐喝”は、やはりラストにふさわしく、読んでいる途中どうなるのか分からない不安でドキドキしました。

O探偵事務所シリーズはこれで終わりですが、シムノンの推理小説はまだ他にもあり、しかもこのO探偵事務所の登場人物が出て来る小説もあるらしく、そちらの本も読んでみたいな、と思いました。



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とけい

ぽいんとぼきん