数日前に書きましたが、著者は医師で、この本ではおもに、笑い(楽しい前向きな気分でいること)と、免疫力などの関係についてを述べています。
国内だけではなく、海外での調査や研究の結果なども紹介されています。
何せ、専門用語が多いので少し難しいですが、よーく考えながら読めば、私のような素人でも「理解できない」というほど難解な本ではないと思います。
(もともと一般向けに書かれた本ですから)
私が「聞き捨てならないわね!」…と思ったのは次の記述です。
『ストレスが加わる→視床下部はCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)を放出する→CRHは脳下垂体に作用し、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)やβ-エンドルフィンの分泌を促す→ACTHがコルチゾールを分泌させる
コルチゾール→免疫系の抑制
βエンドルフィン→T細胞(血液中のリンパ球の一つ)やNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の機能を高めて、免疫系を賦活させる方向に働く
…要するに…^_^;
「ストレスが作用すると、神経系、免疫系、内分泌系のすべてに影響が出る」
…ということなんだそうです。
ストレスを感じるときは、「何だかいやんなっちゃうなぁ」…という気分になるだけのように思っていましたが、気分だけでなく、ここまで体の働きにも影響を与えるものだいう事は、ぜんぜん知りませんでした。
この本の項目を少し書き出してみますが、項目だけでも結構気になることが書いてあります
:よく笑うと膠原病の痛みが和らいだ
:病気を引き起こしやすい性格がある
:のんきで楽天家な人ほど長生きする
:脳の温度が快・不快を決めている
:なぜ夫婦の顔は似てくるのか
:持続的な慢性ストレスほど怖いものはない
:ガンの進行と免疫と心理的ストレス
:免疫力は心理的ストレスの影響を大きく受けている
…思わず(いえホントは意識的にですが)太字で書いてしまいましたが・・・。
私と夫は全然違う系統の顔立ちなんですが、どうなんでしょう。80代90代まで生きられたとしたら、顔が似てくるんでしょうか…なんか複雑だな^_^;
私の知り合いの方は、すごく明るくて声も大きく、お母さん仲間(子供の同級生の母親仲間の事です)も多く、いつもすごくたのしそうにしている人でしたが、40歳の若さで乳癌で亡くなってしまいました。
ですから、「明るく楽しくしていれば絶対病気になんかならない」ということではないと思いますが、ストレスを受けたとしても、それをなるべく上手に自分なりに処理し、前向きに生活してゆけば、気分もいいし、ついでに免疫力も高まってくれれば、それに越した事はないな、などと思わせてくれた1冊でした。
テレビのお笑い(自分の好きなもの;落語とか、楽しくて好きであればなんでもいいと思う)をみて笑うだけでも、体にいい影響が出るんだそうです。
最後のほうに「ターミナルケアと笑い」という章があります。
そこでも「ユーモアは大事、うんぬんかんたら・・」とあるのですが、そのなかに、「末期がんの患者の話を聞くのは大切」とありました。
「今日は少しめまいがします」…にたいして
「それはつらいですね」などと応じると慰めになる。
ただし、安易な励ましは避けたほうがいい。
「もうだめでしょうか」
「そんなことはありません、すぐ元通りになりますよ。元気を出してがんばってください」と応じれば患者は「はい、分りました」と答えるだろうが、(自分の悲しさが分ってもらえなかった)という悲しい気持ちが残ってしまう。
こういう場合は「弱っていく気がするんですね」などと、話を聞く方向に持っていくと、患者は自分の弱音を聞いてもらえてほっとする、とありました。
オウム返しするだけでもいいんだな、それなら私にも出来るかな、と思いました。
今から看護婦になろうとかそんな気持ちは毛頭ありませんが、家族とか友達とか、そういう人のちょっとした悩みの話を聞くときの参考にもなりました。

国内だけではなく、海外での調査や研究の結果なども紹介されています。
何せ、専門用語が多いので少し難しいですが、よーく考えながら読めば、私のような素人でも「理解できない」というほど難解な本ではないと思います。
(もともと一般向けに書かれた本ですから)
私が「聞き捨てならないわね!」…と思ったのは次の記述です。
『ストレスが加わる→視床下部はCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)を放出する→CRHは脳下垂体に作用し、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)やβ-エンドルフィンの分泌を促す→ACTHがコルチゾールを分泌させる
コルチゾール→免疫系の抑制
βエンドルフィン→T細胞(血液中のリンパ球の一つ)やNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の機能を高めて、免疫系を賦活させる方向に働く
…要するに…^_^;
「ストレスが作用すると、神経系、免疫系、内分泌系のすべてに影響が出る」
…ということなんだそうです。
ストレスを感じるときは、「何だかいやんなっちゃうなぁ」…という気分になるだけのように思っていましたが、気分だけでなく、ここまで体の働きにも影響を与えるものだいう事は、ぜんぜん知りませんでした。
この本の項目を少し書き出してみますが、項目だけでも結構気になることが書いてあります
:よく笑うと膠原病の痛みが和らいだ
:病気を引き起こしやすい性格がある
:のんきで楽天家な人ほど長生きする
:脳の温度が快・不快を決めている
:なぜ夫婦の顔は似てくるのか
:持続的な慢性ストレスほど怖いものはない
:ガンの進行と免疫と心理的ストレス
:免疫力は心理的ストレスの影響を大きく受けている
…思わず(いえホントは意識的にですが)太字で書いてしまいましたが・・・。
私と夫は全然違う系統の顔立ちなんですが、どうなんでしょう。80代90代まで生きられたとしたら、顔が似てくるんでしょうか…なんか複雑だな^_^;
私の知り合いの方は、すごく明るくて声も大きく、お母さん仲間(子供の同級生の母親仲間の事です)も多く、いつもすごくたのしそうにしている人でしたが、40歳の若さで乳癌で亡くなってしまいました。
ですから、「明るく楽しくしていれば絶対病気になんかならない」ということではないと思いますが、ストレスを受けたとしても、それをなるべく上手に自分なりに処理し、前向きに生活してゆけば、気分もいいし、ついでに免疫力も高まってくれれば、それに越した事はないな、などと思わせてくれた1冊でした。
テレビのお笑い(自分の好きなもの;落語とか、楽しくて好きであればなんでもいいと思う)をみて笑うだけでも、体にいい影響が出るんだそうです。
最後のほうに「ターミナルケアと笑い」という章があります。
そこでも「ユーモアは大事、うんぬんかんたら・・」とあるのですが、そのなかに、「末期がんの患者の話を聞くのは大切」とありました。
「今日は少しめまいがします」…にたいして
「それはつらいですね」などと応じると慰めになる。
ただし、安易な励ましは避けたほうがいい。
「もうだめでしょうか」
「そんなことはありません、すぐ元通りになりますよ。元気を出してがんばってください」と応じれば患者は「はい、分りました」と答えるだろうが、(自分の悲しさが分ってもらえなかった)という悲しい気持ちが残ってしまう。
こういう場合は「弱っていく気がするんですね」などと、話を聞く方向に持っていくと、患者は自分の弱音を聞いてもらえてほっとする、とありました。
オウム返しするだけでもいいんだな、それなら私にも出来るかな、と思いました。
今から看護婦になろうとかそんな気持ちは毛頭ありませんが、家族とか友達とか、そういう人のちょっとした悩みの話を聞くときの参考にもなりました。
