面白いね

はるか昔、多分中学生位の頃、本を読んでいたらこんな文章が出てきた。


「面白いね」



今ではこれをなんと読むのか分かるが、そのときの私には、

「めんじろいね」

…としか読めなかった。


めんじろいって、どういう意味なんだろうな～…と、悩んだものでした。

プルーフ オブ マイライフ Proof（原題）

偉大な数学者を父に持つ女性。

父親が病気になってからは、父が亡くなるまでひとりで介護していた。

この映画の中で、難しい数式の話題が頻繁に出てくるけれど、…私はそれは飾りのようなもので、主に言いたい事は、家族のあり方というか、女性の生き方というかそういうことなんじゃないのかな、と思った。

第一、私は数学が苦手だ。数字さえもずっと眺めていると気持ちが悪くなるくらいだ。

だから数学をテーマにされても困る。


例えば、遠く離れて住むお姉さんとの軋轢とか。そういう内容にも興味を持った。

主演の人は、劇中相当苛ついているが、5年間も一人で介護していたら、そりゃあ苛々もするでしょう。


懐疑的にもなるだろう。

そんな妹を心配するお姉さんの演技も良かった。

ひとりの若い男性が劇中登場するが、私はこの俳優は結構好きなんだが、あんたにこの女性を受け入れる度量があんの？…と、少し思った。

まずは少し落ち着くまでお姉さんとN.Y.へ行ったほうがいいんじゃないのかな、などと思った。



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