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今年もお江戸へGO!【美術館編】

2018-04-04 | おでかけ
お江戸最終日は美術館へ行くことにしました。
あまり時間がないので、東京駅近くが条件。
そしてよく考えてみたら、いつも新幹線利用なので八重洲口ばかりで、ワタクシ東京駅を丸の内側から見たことがなくて(TVでしか見たことなかったの)、それも見たいということで探しましたらば、
美術館とか博物館は大抵月曜日が休館日なのですが、この日ラッキーなことに開館していたのが、
三菱一号館美術館。(旧岩崎邸からの三菱つながり 笑)

三菱一号館美術館
ここを選んだもう一つの理由は、この建物自体がもう美術品というか歴史建築物だからで、旧岩崎邸と同じジョサイア・コンドル氏の設計なんですよ。
三菱が建てた丸の内で初めてのオフィスビルで、三菱銀行も入っていましたが、老朽化のために一度解体され、その後当時の部材を使ったりして復元されたものなんですね。
(今の三菱UFJ銀行の本店と電機の本社は、お向かいにあります)
だから展示室や階段、廊下もそりゃぁ素敵で。(公式サイトで館内画像をお楽しみくださいね)


ね、外の窓枠も素敵でしょ。これは1階の窓で、2階、3階、それぞれ違うんですよ。
窓も素敵



開催中の展示は『ルドン -秘密の花園』。
ルドン -秘密の花園
実はワタクシ、ルドンという画家を知りませんで、青が印象的な花の絵なのかしらぁ?程度だったんです。
そしたら、半分ぐらいが黒の時代。そしてとても不思議な絵。

* 鬼太郎の“めだま親父”のようなリトグラフ⇒『起源』II.おそらく花の中に最初の視覚が試みられた
* アルマン・クラヴォーに捧げたリトグラフ⇒『夢想(わが友アルマン・クラヴォーの思い出に)』VI.日の光

ルドンに影響を与えた人たちとの関係を想いながら鑑賞しましたが、なかなかに難しい。

ドムシー男爵の食堂装飾はとても大きな作品で、オルセー美術館蔵15作品と三菱一号館美術館の至宝(と言っていいんじゃない?)、全16作品が一堂に会するのはこの先あるでしょうか。(三菱、買い取っちゃえ!笑)

* オルセー美術館蔵⇒『花とナナカマドの実』など
* 三菱一号館美術館蔵⇒圧巻のグラン・ブーケ


なぜ黒の作品から色彩の表現に変わっていったのかというところがよくわかりませんでしたが、一貫してあるのが植物のモチーフで、そしてなぜかその花は、花であって花でないような、ふわふわと漂い夢の中に見る人を誘っているようでした。
* ちょっと変わり種?ポーラ美術館蔵⇒『日本風の花瓶』





ルドンの絵画と建物を堪能したあと、Uちゃんに是非寄ってみて!と言われた併設のカフェに行きました。
どこがUちゃんオススメだったかというと、ここは当時銀行営業室だったところを改装してカフェになっているので、建築フェチにはいいよ、と(笑)。
当時の銀行窓口がパーティションになっていたり、床のタイルや、柱や天井の装飾も素敵でした。
展示会タイアップメニューというのがあったのですが、ティータイムには早かったので「秘密の花園~グランブーケ仕立て」は食べられず。
公式サイトには載っていませんが、ルドンの秘密の花園をイメージしたというカフェモカをオーダーしました。
Cafe 1894


もっとゆっくりしていたかったけど離京の刻は近づいています。
東京駅


おでかけリンク
 ★三菱一号館美術館
 ★Cafe1894


最後は恒例のアレです(笑)つづく~♪


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4 コメント

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なんと! (TAKAMI)
2018-04-04 17:08:57
ご無沙汰している間に、とっても興味深い記事がたくさん!!
のちほどゆ~~~っくり拝見いたします。
ほんとにいきなりの春ですね!
私は、明日息子が大阪へ旅立ちます。
ドタバタな日々ですが、もうすぐ落ち着きます。
またゆっくりコメントさせてくださいね(*^_^*)
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こちらこそ (eowyn)
2018-04-05 00:14:54
◆TAKAMIさん
ときどきTAKAMIさんのブログを読ませていただいて、
今きっとTAKAMIさん忙しいだろうなぁ~、落ちついた頃にメールしよう
そう思ってたら自分もわちゃわちゃしだして、
(暖かくなってきたら超忙しい 汗)
結局のびのびになったままでいます。ごめんねー。
必ず近いうちにメールしますんで。( *・ω・)*_ _))

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ルドン (TAKAMI)
2018-04-15 18:44:06
ルドン展のすごく詳しくためになる記事をありがとうございます。じっくりとリンクなども見させていただきました。
ルドンって、私もそんなにすごく詳しく知ってるわけじゃなかったけど、どちらかというと、お花というより、目を閉じた人の絵が印象的で、なんか、カラフルなのに哲学的で暗いイメージありました。
若い頃は、かなり精力的にいろんな画家の回顧展に行ったものだけど、最近はさっぱり、、、です。
でも、徳島には大塚美術館があり、ここに毎年1回ずつでも通うとかなり充実しそう。
これまで私はロマン派以降の絵にばかり興味を持っていたけど、もっと以前の絵に興味がわきまくり!
エジプトの壁画とかって、みんな人が横向きでしょ。
ガイドツアーの解説の方が、そのあたりからの絵の進化?…というのを解説してくださって、ものすごくそそられまくりました。
残りの人生でどんだけお勉強?できることやらヽ(`Δ´)ノ
三国志も建築も聖書ワールドも知れば知るほと興味は尽きず、時間がいくらあっても足りませんわ~~
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うどん (eowyn)
2018-04-17 00:19:05
◆TAKAMIさん
大塚美術館、面白そうなところだなぁと思っていました。
なかなか本場までは行かれないけど、図録で見るより実物に近い形で見られるのはいいですね。

>時間がいくらあっても足りませんわ~~
ほんとにね。千里の道も一歩から。千里に届かないかもしれないけど、コツコツやらなきゃって思うわ。

あ、そうそう、4月20日までうどん県の人はルドン展無料招待なんだって!
間に合わないか…
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