まめ吉感謝の日

今日は勤労感謝の日。
相方にはとても感謝している。もう本当に足を向けて寝られないほどに。
それは毎日。だから今日特別に感謝するというのはない。

私は何も勤労していない。
毎日猫のお世話、そして家事。名もなき家事も山ほど。
誰かに感謝されるということもない。



いつだったか、ももちゃんのお世話をしているときだったから、かなり以前のこと。
とある元獣医師さんが獣医師をやめた理由を書いたものを、ブログだったか何だったか忘れたけど、読んだことがある。
助かる命がそこにあるのに、飼い主のいろんな事情(死生感だったり、経済的事情だったり）で助けられないことに、耐えられなくなったというのがその理由だった。
動物医療の場合、それは仕方ないことなんだろうけど。
今でこそペット保険もあるけど、ももちゃんの頃はなかったし、実はそらまめも入っていない。だからまめ吉の医療費は途方もないことになっている。

私の場合、助かる命はない。
毎日どんなにお世話をしても、助からないとわかっている。助けてあげられないことに、ときどき耐えられなくなりそうになる。だからといってやめたりはしない。
今日も命があってありがとうと思うしかない。
まめ吉は、嫌がらないでおむつを着けてくれたので助かった。どこまでもいい子である。
これなら外出しているときも安心なので、今日は少しだけ気分転換に、相方とスタバで一服してきた。まめ吉感謝の日。

ひとときの幸せで、またまめ吉のお世話を頑張ろうと思える。

なのに……





“まめちゃんは、延命しないでって言ってるんじゃないの”
心無いことを言った奴がいて、私の心は怒り狂っている。
エゴで延命していると勘違いしている大うつけである。

まめ吉は何も口にしなくなって今日で12日。
それでもまめ吉は生きようとしている。
たとえ助からないとわかっても、そこに生きようとしている命があるなら、それをお手伝いする。
それが私の幸せなのだから、余計な口出しは無用である。


腹が立ったとき疲れたときは、甘いものが欲しくなる。
夜中にこんなもの食べて。

黒みつきなこが甘過ぎて、いま胸が焼けている。