野草が好きです (^-^)

散歩や通勤途中に草花の写真をパチリ。

ナワシロイチゴ

2020-03-21 19:42:00 | 日記
 

▲2020年3月18日 石垣市宮良


▲2020年3月15日
 
 ナワシロイチゴ(苗代苺)、方言名イチュビ、学名 Rubus parvifolius L.。
 バラ科キイチゴ属の小低木。茎は立ち上がらず、ほかの草の上に覆いかぶさるように広がる。花は1cmくらいで淡紅紫色、実は赤く熟してジャムなどにできる。
 日本、朝鮮半島、中国などの丘陵や道端に自生する。
 
 3月15日に蕾のこの花を見つけ、「あ、この草は知らないな、なんだろう?」と写真を撮っておいた。3日後に開花したのを見つけて、「よしっ」と図書館で借りた『沖縄植物野外活用図鑑』で探す。
 この図鑑に「和名は、実が苗代の頃に熟するところから名づけられました。」とあり、石垣島の「苗代の頃」がいつなのか気になってきて、ネットで検索。なぜなら石垣島では田植えの終わった水田を見ているし、宮良小学校でも生徒がだいぶん前に校内で田植えをやったから。
 
 《やいまタイム》に「八重山では、多くの米農家の方が二期作でお米を作っている。1期目の田植えは2月、稲刈りは5月から6月。日本一早い稲刈りだ。2期目の田植えは8月、稲刈りは10月。」とあった。だから、この和名は本土の苗代の時期に基づいているのだろうと想像する。
 
 草本でなく低木であること、日本全体に分布しているというのも意外だった。本土にいた時は気づかなかっただけらしい。
 
 
 

チガヤ

2020-03-19 10:35:00 | 日記
 



▲2020年3月18日 石垣市宮良
 
 チガヤ(茅萱、白茅)、方言名マカヤ、学名 Imperata cylindrica L.。
 イネ科チガヤ属の多年草。日本では北海道から琉球諸島まで、陽当たりのよい丘陵地や草地、畑や公園に普通に見られる。
 地下茎を横に伸ばして広がり、葉は細く真っ直ぐ立ち上がって50〜80cmになる。初夏細い花茎の先に赤褐色の穂をつけ、花は銀白色の絹糸のような長毛に包まれて咲く。
 若い穂は噛むと甘く、昔は子どもたちがおやつ代わりに噛んでいた。根茎は干して茅根(ぼうこん)と呼ばれる生薬になる。
【以上 Wikipedia より】
 
 穂が銀白色に輝いて風になびいているのを見るたび、きれいだなぁと見とれてしまう。
 昔はススキなどとともに茅葺き屋根の材料に使われたらしい。
 
 

クマツヅラ

2020-03-18 22:00:00 | 日記
 



▲2020年3月18日 石垣市宮良
 
 クマツヅラ(熊葛)、方言名センスルーグサ、学名Verbena officinalis。センスルーグサのセンスルーはイトトンボのこと。
 クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草、本州以南、南西諸島に分布。陽当たりのよい道端や野原に自生する。
 
 草全体が薬用になるそうだ。
 花言葉は魔法・魅惑。なんだか怪しい雰囲気を想像するが、見た目は太陽の光を浴びて元気はつらつ、薄紫色の小さな花がきれいだ。
 
 

イソフジ

2020-03-18 18:09:00 | 日記
 



▲2020年3月17日 名蔵湾の浜
 
 イソフジ(磯藤)、方言名ハミマミ、学名Sophora tomentosa。
 マメ科エンジユ属の常緑低木で、沖縄、台湾、熱帯アジアなどに分布。
 
 マメ科らしい羽状複葉の葉の裏は灰白色の細毛に覆われているので、樹全体が白っぽく見える。
 数珠をぶら下げたような特徴的な莢果も柔らかい毛に覆われていた。
 黄色の花は9〜12月に咲く。花の写真が撮れたら、アップしよう。
 

コバテイシ(モモタマナ)

2020-03-18 18:00:00 | 日記
 

▲2020年3月17日 新緑 石垣市立図書館
▲紅葉 2019年8月13日 石垣市平得

▲花 2019年8月28日 石垣市平得
 
 コバテイシ(モモタマナ)、沖縄ではクヮーディーサー。
 シクンシ科の落葉高木。分布は沖縄以南。
 
 移住してからまだ2年目、南国の植物に眼を瞠り、写真を撮ってはネットで名前を調べる。コバテイシは早くからお気に入りの樹だ。
 落葉高木となっているが、秋に一気に紅葉して全部落葉する本土のソメイヨシノやケヤキとは違うようだ。晩夏も少しずつ紅葉して落ちている。
 生活のいろんな場面で沖縄語が気になって、『沖縄語の入門ーたのしいウチナーグチ』『初心者のための琉歌入門』を図書館で借りた。少し勉強したぐらいで公民館で挨拶する役員さんのウチナーグチを理解できるようになるとは思えないし、琉歌に強い興味があるわけでもないけれど、ちょっとでも親しんでおきたくて。
 クヮーディーサーが出ていたので引用しておこう。
 
『初心者のための琉歌入門』より
 くはでさ、こはでさ、久葉伝佐(クフヮディサ)名詞。
 闊葉の喬木で、枝葉を密生して樹陰をつくり、男女相愛の場となった。高さは二十メートル以上に達する。日陰をつくるために墓庭や村屋の庭に植えられる。南太平洋地帯に分布し、沖縄が北限。冬は紅葉する。
 読人知らず
 くはでさのお月まどまどど照ゆる
 よそ目まどはかて忍でいもうれ
 【歌意】くはでさの上を照らすお月様は大きい葉のすき間だけしか照らさない。そのようにあなたも人が見ない時を見計らってこっそりおいでなさい。