野草が好きです (^-^)

散歩や通勤途中に草花の写真をパチリ。

モズク

2020-03-26 19:41:00 | 日記
 




 

▲2020年3月26日(木) 名蔵湾でモズク採り
 
 モズク(藻付、水雲、海雲)、別名はイトモズク、沖縄ではヌスイとも。
 ナガマツモ目の海藻。
 
【Wikipedia】より 
 モズクはモズク科やナガマツモ科に属する海藻の総称とも使われており、多くの種の和名に「モズク」と付いている。
 おもに熱帯から温帯の浅い海に分布する。日本沿岸では冬から春にかけて、光が届く潮下帯の岩礁に生えるが、夏には他の海藻類と同様に枯れてしまう。ホンダワラなど他の褐藻類に付着することから「藻付く」という名がついたといわれる。
 日本国内で食用として流通するのは厳密にはナガマツモ科に属する オキナワモズク Cladosiphon okamuranus とイシモズク Sphaerotrichia divaricata が9割以上を占め、モズクは少ない。なお、オキナワモズクなどは藻ではなく石に直接付着する。
 
【おきふる】より
 日本で消費されているもずく95%以上が沖縄産もずくで、約9割が養殖ものです。

 今日、石垣島はくもり時々晴れ、最高気温28度。
 先日Tさんが「この日は大潮だから、もずく採りに行こう、楽しいよ。」と誘ってくれたので、Tさん夫妻、近所の小学生、夫と私の5人で名蔵湾の浜に出かけた。
 採集用のネット(洗濯用ネットでもよい)とバケツを用意して、服装は半ズボンとビーチシューズと帽子。
 
 浜に着くと、もうたくさんの人が浅瀬に出ている。私たちも、ネットを1枚ずつ持って、膝ぐらいの浅い海にバシャバシャと出ていく。
 もずくは、上から見ると海水面が揺れて太陽を反射するので見にくいが、慣れてくるとその褐色の色合いで見分けられる。そして手を伸ばして触ると、ヌルっとした特徴ある感触で「これはもずくだ」と確信できる。根元のほうへ指でたどり、捥ぐ。力はいらない。
 小学生Tちゃんと私たち夫婦は、Tさん夫妻におそわりながら初めてもずく採りをしたのだが、合計5キロくらい採れた。大漁だった。
 
 今日は、旧暦3月3日にあたり、沖縄の「浜下り(サニズ)」の日だ。
 家族や友人で連れ立って浜に下り、のんびりと潮干狩り・もずく採り・引潮に取り残された魚取りなどを楽しむ日。
 
【やいまタイム】より
 旧暦の3月3日に、女性は海に行き海水に手足を浸して身を清め、健康を祈願する。この日は干潮にあわせて浜へ降りて潮干狩りを楽しむ。海で身を清めるのは「蛇婿入り」の民話がいわれという説もある。竹富島:サニチヨイ、小浜島:サニッ、黒島:サニジ。
 
【たのしま】より
 沖縄には旧暦の3月3日に「サニズ(浜下り)」と呼ばれる女性の行事があります。女性たちがご馳走を持って海岸へ下り、手足を海水に浸して身を清め、健康を祈願するという行事です。この日は干潮に合わせて浜へ降り、潮干狩りを楽しみます。
 昔は女性の厄除けの行事ともあってサニズは男子禁制で、女性は浜へ行く前に家の神様や仏壇にお供え物をして拝みを捧げていましたが、今では男性も一緒に浜へ行き家族で潮干狩りに参加する光景が多くみられています。
 
 家に帰って、もずくに引っかかっている小さな巻貝や他の海藻を除きながら、水道水で洗う。そのままでは水くさくなるので水切りして、海水と同じくらいの塩水に再度浸す。しばらく置いて水を切って、ビニール袋に小分けして冷凍庫へ。これで長く保存できるし、東京の娘たちに冷凍便で送ることもできる。
 もずく酢はもちろん、天ぷらもみそ汁も美味しい。
 

ナワシロイチゴ

2020-03-21 19:42:00 | 日記
 

▲2020年3月18日 石垣市宮良


▲2020年3月15日
 
 ナワシロイチゴ(苗代苺)、方言名イチュビ、学名 Rubus parvifolius L.。
 バラ科キイチゴ属の小低木。茎は立ち上がらず、ほかの草の上に覆いかぶさるように広がる。花は1cmくらいで淡紅紫色、実は赤く熟してジャムなどにできる。
 日本、朝鮮半島、中国などの丘陵や道端に自生する。
 
 3月15日に蕾のこの花を見つけ、「あ、この草は知らないな、なんだろう?」と写真を撮っておいた。3日後に開花したのを見つけて、「よしっ」と図書館で借りた『沖縄植物野外活用図鑑』で探す。
 この図鑑に「和名は、実が苗代の頃に熟するところから名づけられました。」とあり、石垣島の「苗代の頃」がいつなのか気になってきて、ネットで検索。なぜなら石垣島では田植えの終わった水田を見ているし、宮良小学校でも生徒がだいぶん前に校内で田植えをやったから。
 
 《やいまタイム》に「八重山では、多くの米農家の方が二期作でお米を作っている。1期目の田植えは2月、稲刈りは5月から6月。日本一早い稲刈りだ。2期目の田植えは8月、稲刈りは10月。」とあった。だから、この和名は本土の苗代の時期に基づいているのだろうと想像する。
 
 草本でなく低木であること、日本全体に分布しているというのも意外だった。本土にいた時は気づかなかっただけらしい。
 
 
 

チガヤ

2020-03-19 10:35:00 | 日記
 



▲2020年3月18日 石垣市宮良
 
 チガヤ(茅萱、白茅)、方言名マカヤ、学名 Imperata cylindrica L.。
 イネ科チガヤ属の多年草。日本では北海道から琉球諸島まで、陽当たりのよい丘陵地や草地、畑や公園に普通に見られる。
 地下茎を横に伸ばして広がり、葉は細く真っ直ぐ立ち上がって50〜80cmになる。初夏細い花茎の先に赤褐色の穂をつけ、花は銀白色の絹糸のような長毛に包まれて咲く。
 若い穂は噛むと甘く、昔は子どもたちがおやつ代わりに噛んでいた。根茎は干して茅根(ぼうこん)と呼ばれる生薬になる。
【以上 Wikipedia より】
 
 穂が銀白色に輝いて風になびいているのを見るたび、きれいだなぁと見とれてしまう。
 昔はススキなどとともに茅葺き屋根の材料に使われたらしい。
 
 

クマツヅラ

2020-03-18 22:00:00 | 日記
 



▲2020年3月18日 石垣市宮良
 
 クマツヅラ(熊葛)、方言名センスルーグサ、学名Verbena officinalis。センスルーグサのセンスルーはイトトンボのこと。
 クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草、本州以南、南西諸島に分布。陽当たりのよい道端や野原に自生する。
 
 草全体が薬用になるそうだ。
 花言葉は魔法・魅惑。なんだか怪しい雰囲気を想像するが、見た目は太陽の光を浴びて元気はつらつ、薄紫色の小さな花がきれいだ。
 
 

イソフジ

2020-03-18 18:09:00 | 日記
 



▲2020年3月17日 名蔵湾の浜
 
 イソフジ(磯藤)、方言名ハミマミ、学名Sophora tomentosa。
 マメ科エンジユ属の常緑低木で、沖縄、台湾、熱帯アジアなどに分布。
 
 マメ科らしい羽状複葉の葉の裏は灰白色の細毛に覆われているので、樹全体が白っぽく見える。
 数珠をぶら下げたような特徴的な莢果も柔らかい毛に覆われていた。
 黄色の花は9〜12月に咲く。花の写真が撮れたら、アップしよう。