しがない公務員の大阪通信

大阪在住、在職の公務員が大阪の過去、今、そして未来を考えます。

大阪市の二重行政

2011-02-26 | 大阪都構想を考える2018
今日はようやく二重行政について考えます。
 
とりあえず思いつく限りあげていきますと、
・府立体育会館-市立体育館
・大阪府人権協会-大阪市人権協会
・ドーンセンター-クレオ大阪(男女共同参画施設)
・府営住宅-市営住宅
・府立高校-市立高校
・府児童相談所-市こども相談センター
・府立大学-市立大学
・府立図書館-市立図書館
・府消費生活センター-市消費者センター
・現代美術センター-近代美術館
・港湾事業(堺以南)-市港湾事業
・総合医療センター
・水道事業
・府営駐車場-市営駐車場
・府卸売市場-市卸売市場
などなど。
 
昔はこの状態でも良かったのですが、
今になってはきっちり統一すべきなのかもしれません。
 
とはいえ、
いまさら統合しようとすると、
さまざまなしがらみがあって進まないことは目に見えています。
 
水道ひとつとっても、
大阪府の言い分と大阪市の言い分、
さらにはその他の市町村の言い分がぶつかり合いすぎて、
意見がひとつにまとまりませんでした。
 
それこそ大阪府知事のリーダーシップが問われていたはずです。
 
それを部下にやらせるだけやらせて、
頓挫したらひとつの敵を作って悪者にする。
 
本当に二重行政をなくそうとするのなら、
大阪市をなくすなどという強硬姿勢での解決ではなく、
もっとじっくり対話をしてほしい、
それがあなたに入れた大阪市民の本音です。
 
大阪市を敵に見据えてもらうために入れたのではないと思っているはずです。
 
「大阪市民からも付託を受けている」とよく言いますが、
大阪市のことを付託した覚えはないことをわかってもらいたいものです。
 
ただ、
住宅や駐車場、市場なんかは府が一括管理するほうがいいような気がします。
 
高校や大学は、
それぞれでもいいのではないかと思います。
 
大学なんかは堺市に持ってもらうのもいいかもしれません。
 
大阪に公立大学(総合大学)は2つもいらないというなら、
いっそのこと大阪大学と統合したらいいのではとも思ってしまいます。
 
児童相談所、消費者センター、港湾事業は、
(周辺市も含めて)府と市の役割をきっちり分ければいいだけのこと。
 
それが「広域行政」と「地域行政」なのだから...。

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