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子どもの「読書の自由」を侵害(中国)

2021-04-18 22:00:09 | 自由
 焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)という言葉があります。かつて、中国の秦の始皇帝が思想・言論統制のために書物を焼き捨て、儒教学者を生き埋めにして殺害したことに由来する熟語です。
 今、中国教育省は共産党の方針・政策に反する本などを学校図書室から排除するように通知を出しています。「西洋崇拝」や宗教宣伝につながる本も含まれます。
 読書によって文学作品を鑑賞したり、知識を得たりすることは基本的人権として保障されなければなりません。子どもの「読書の自由」を明白に侵害する政策です。

 ちなみに、「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会)は、「図書館は資料収集・提供の自由を有すること、すべての検閲に反対すること」を明らかにしています。

参考「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会)


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