「貧乏なのは努力が足りないから」、「「いじめ」や性暴力は被害者側にも問題があったから」。こうした自己責任論やそのバリエーションが、いつのまにかあたかも空気のように、この社会に広がっています。
自己責任論は思想的暴力として作用しています。「COVID-19に感染するのは自業自得」と考える人が日本では諸外国に比べて多いという調査結果がありました。野宿者、生活困窮者、失業者、低賃金労働者、「ひきこもり」の人びとなどの多くが、沈黙を強制され、無力感や絶望へと追い込まれています。生きづらさを感じる人びとが増えるわけです。
今、自死者が急増しています。11月には東京都渋谷区でひとりの女性野宿者が殺害されました。
私たちはどこに希望を見い出せるでしょうか。人間の本質的なあり方に根ざした社会的連帯の中で、そして、生きている限り奪われてはならないものを互いに尊重し合う中で、私たちは尊厳をつくり直すことができるように思います。
ありのままでの生存と尊厳を求めること。奪われた言葉を取り戻すこと。共に声を上げること。「生きたい、殺すな、生きさせろ。」
立ち直り模索、突然の悲劇 「仕事が好き」派遣に登録―路上生活の女性暴行死・東京 時事通信
「彼女は私だ」菅政権の自助に抗議 路上生活女性の傷害致死、渋谷で追悼集会 毎日新聞
自己責任論は思想的暴力として作用しています。「COVID-19に感染するのは自業自得」と考える人が日本では諸外国に比べて多いという調査結果がありました。野宿者、生活困窮者、失業者、低賃金労働者、「ひきこもり」の人びとなどの多くが、沈黙を強制され、無力感や絶望へと追い込まれています。生きづらさを感じる人びとが増えるわけです。
今、自死者が急増しています。11月には東京都渋谷区でひとりの女性野宿者が殺害されました。
私たちはどこに希望を見い出せるでしょうか。人間の本質的なあり方に根ざした社会的連帯の中で、そして、生きている限り奪われてはならないものを互いに尊重し合う中で、私たちは尊厳をつくり直すことができるように思います。
ありのままでの生存と尊厳を求めること。奪われた言葉を取り戻すこと。共に声を上げること。「生きたい、殺すな、生きさせろ。」
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