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緊急事態宣言よりも緊急医療体制整備を

2021-01-10 10:30:47 | COVID-19
 今回の緊急事態宣言により、飲食業に従事する人びとの生活が大きな打撃を受けることは確実です。すでに、昨年7~9月期に非正規雇用は125万人減少、年収100万円未満の就業者が109万人減少しています。貧困問題のさらなる深刻化が予想されます。
 COVID-19の原因ウイルスはもともと一般的な風邪の原因ウイルスです。冬季に流行するのは自然なことです。もし感染しても安心して診療を受けられる医療体制をつくるのが優先的な課題です。
 現在、「コロナ対応が可能」としているのは公的病院では7~8割。しかし、民間病院では2割弱です。こうした現状においては、緊急に対応病床を確保して医師・看護師と医療機器を配置しなければなりません。民間病院をすみやかに公的管理下に置いて、必要な診療を患者に提供できる体制を整備するべきです。病院への経営支援や看護師などの労働条件改善も確実に実施する必要があります。

病床の多い日本でなぜ「医療崩壊」が起きるのか
  東洋経済


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