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「ロヒンギャ」と呼ばれる人びと

2021-02-07 21:55:48 | 自由
 ロヒンギャとはミャンマーに住むベンガル系の少数民族(宗教はイスラム教)です。
 1962年に起きた軍事クーデター以降、差別的な扱いを受けるようになりました。1982年には法律によって国籍を否定されました。その後、多くのロヒンギャが「非正規滞在者」として扱われ、難民キャンプに強制的に移住させられました。
 2015年頃から海外に脱出するロヒンギャが急増しました。しかし、周辺国は難民としての受け入れを拒んでいます。
 多数派であるミャンマー人はロヒンギャに差別意識をもっている人びとが多いようです。また軍部もロヒンギャに対して厳しい姿勢を示しています。こうした背景からスー・チー氏も問題解決に苦慮してきたと思われます。
 難民となっているロヒンギャへの支援と安全な帰還が当面の大きな課題です。しかし、軍事クーデターの再発によって状況は悪化していると思われます。


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