つい数ヶ月前まで、アパートの狭い部屋にじっと引きこもっていた。
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さなぎの中で、もはや目覚めることなく、命尽きていく幼虫のようだった。
けれど、決して好きこのんでそうしていたわけではない。
さなぎの中の幼虫は、目覚めるタイミングを辛抱強く待っている。
長い冬を過ごし、春が来れば、殻を破って透き通った羽根をひろげる、、
【生きるぼくら】
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引きこもりも 意味があって引きこもる。
無意味なんぞ無い。
意味のある時間を過ごしている最中に、外から自分たちの心配する声を浴びせられることへの「一種の苦痛」というのもある。
色んな意味で、耐えていることだって当人にはある。