藪すら枯らすという事から名付けられたヤブガラシ。
ただ実際のところは巻き付いた他の植物を枯らすほどのものではなさそうに見える。
そんなヤブガラシのシベが付いた花を撮る機会に恵まれた。
花は花と言えるのかと思えるほどで直径5mmほどのとんがり帽子(おそらくメシベ)が付いた器にシベが四本。
(花には蜜があり、蟻や蝶が蜜を吸う様子がうかがえる)
そんなシベは半日ほどで抜け落ちてしまう。
今回の写真は早朝の気温がほどほど低め(と言っても29℃前後)の間に撮ったもの。
ヤブガラシの名に似つかわしくなく何とも可愛らしい花を咲かせるものだ。
花びらの器の中には蜜をたたえていて、きっとこれで虫を引き寄せ受粉を促してもらうのだろう。
半日ほどの未来へ紡ぐ営み。
『一寸の虫にも五分の魂』ならぬ、
さながら
『一分(いちぶ※1)の花にも5厘の魂』
と言ったところだろうか。
※1:一分 ≒ 約3mm、一厘 ≒ 0.3mm>5厘 ≒ 1.5mm
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[機材:PENTAX K-1+タムロンSP AF 90mm F/2.8(モデル72E)]
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