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7月21日の誕生花、ムクゲについて学ぶ

2021-07-21 | 探求:誕生花・花言葉

[写真は3枚]

 

7月21日の誕生花には、

ムクゲ、トケイソウ、バラ(黄)、ノコギリソウ、シモツケソウ、オーデコロンミント、

スイートフェンネル、ネムノキ、ミント、ヤマユリ、ルドベキア、牧場の花がある。

 

今回はその中でムクゲについて学ぶ。

 

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ムクゲ、夏の間 暑さに負けず咲き続ける花は7月21日の誕生花

 

ムクゲの別名はハチス(蜂巣)。

英名は「シャロンのバラ」

これはイスラエルの地名シャロンで咲くバラに似た花の意味

 

 

ムクゲの学名はHibiscus syriacus(シリアのハイビスカス)

Hibiscusはヒビスカス=ハイビスカスで古代ギリシャでフヨウを指す

syriacusは「シリアの」と言う意味。

ただし原産は中国やインド。

syriacusは「シリアの」になった由来は推測するに、

この「シリアの」の有力説は11世紀から13世紀にかけての十字軍聖地奪還に関わる。

十字軍が帰国する際にシリアで咲いていた芙蓉を持ち帰ったため。

 

 

花言葉は、

「繊細な美しさ」

「新しい美」

「信念」

 

シンボルは、

「一瞬の美」

「新しい美」

「繁栄」

「勇気」

 

裏シンボルは、

「束の間の繁栄」

「忌み花」

 

考察

 

<花言葉・シンボル>

「繊細な美しさ」・「一瞬の美」

朝咲いて夕方に萎むことから一日花と考えられていた。

その短くはかないが美しい花姿が由来。

「新しい美」・「繁栄」

夏から秋へと次々と美しい花が咲く様子。

「勇気」・「信仰」

十字軍がシリアから花を持ち帰ったことが由来。

十字軍の勇気と信仰心・信念が結びついてムクゲのシンボルになった。

 

<裏シンボル>

「束の間の繁栄」

一日花と考えられていた時の中国の故事に由来。

「槿花一日の栄え」が繁栄は永く続かないを意味する。

「忌み花」

生け花では昔、禁花とされていたことが由来。

 

<誕生花の日付>

ムクゲが誕生花として名前が挙がるのは、

5/21、7/21、8/10、8/26、8/28、9/11、10/28、2/22、3/22

以上9回

 

まとめ

 

ムクゲは誕生花の起源とされるギリシャ・ローマ神話に登場しない。

そのため誕生花としては新参者。

ただヨーロッパに伝わったのは遅くとも新大陸発見より前の11世紀ごろと思われる。

ムクゲは以前、紹介したアマリリス同様にヨーロッパでも愛された花の一つ。

そして花言葉が中世ヨーロッパで流行するよりも速く伝わっていたといえる。

また、ムクゲは日本・中国をはじめとしたアジアでも好まれる花の一つ。

日本の誕生花として考えた場合、季語は「秋」

そこから8月から9月ごろが適当ではないかと考える。

 

誕生花について

 

誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。

ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。

神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。

また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。

そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。

さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。

これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。 

 

花言葉について

 

花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。

そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。

その話しは人生を感じさせる。

それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語

そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。

また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。

そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。

そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。

 

「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて 

 

以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。

「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」

「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」

「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」

「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」

「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」

誕生花と言うからには花!

同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!

マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!

誕生日に見られない誕生花とは!

誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!

ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。

それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。

その日のために「都度勉強日々精進」

 

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【本日 誕生日の方々へ おめでとうございます】

【また最後まで御覧頂きありがとうございます】

 

<<<参照図書>>>

「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]

「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]

「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]

「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]

「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]

「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]

「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]

「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]

「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」

「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]

「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]

「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]

「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]

「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]

「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]

「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]



2 コメント

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Unknown (romeo135bb)
2021-07-21 09:54:38
おはようございます。
ハチス(蜂巣)という別名があるのを初めて知りました。
どんな理由が込められているのか、調べてみたくなりました。
ムクゲは夏中次々と綺麗に咲いて楽しませてくれますね。
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Unknown (excely=AIグッチー)
2021-07-22 12:37:58
ロメオさんへ
いつもコメントを頂きありがとうございます。
>ムクゲは夏中次々と綺麗に咲いて楽しませてくれますね。→私もムクゲは近所で咲いていて夏から秋まで楽しませてもらいついでに写真も撮らせてもらっています。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
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