[写真は4枚]
全七回で学ぶ誕生花としてのバラ。
今回はその第六回目。
[第五章] 民間療法としての薬効
バラは古来より香料・薬用や食用として用いられてきた。
一例だけでも、
バラの香油・バラ軟膏・バラのジャム・バラの砂糖漬けなどなど。
バラに対して古くから人々は、
「害はなく、素晴らしい香りや風味を与えてくれる」
とした。
ここから薬効として、また香料・食用としてのバラを紹介。
<<バラの薬効>>
<古代インド>
バラはアーユルベーダ(生命科学・健康法)の植物。
バラの砂糖漬けから作る「グルカント」はアトピーに効くとされる。
インドではパンにジャムとして塗ったりミルクに入れて摂取する。
<プリニウス>
古代ローマの後半期に活躍したプリニウス
バラ湯が医薬に役立つことを知っていた。
刺激が少なく軟膏や目薬に良いとされた。
<ディオコリデス>
ディオコリデスはローマ帝国の医者・薬理学者・植物学者。
1世紀に活躍した。
彼は香油としてのバラの有用性を知っていた。
バラの匂い球を首飾りの代わりにかけると不快な汗のにおいを消す。
バラ酒は胃もたれや下痢に効くとされた。
<ノストラダムス>
白バラを乳鉢で砕いて作った軟膏を処方箋として与えていた。
精力増進・妊娠・若返りをもたらすといわれた。
<サラダの付け合わせ>
クレソンやパセリと同様にバラの花びらをサラダに加える。
<中国>
新年にバラの揚げ物を食べる習慣がある。
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<余談>
植物学において光の三原色を花色に持つ花はないとされていた。
光の三原色は「青・赤・黄」
例えばキクには赤と黄はあっても青はない。
アスターには青と赤があるが黄がない。
パンジーに赤が無くユリには青が無い。
近年になって遺伝子操作によって青いバラが生まれた。
それまで存在しなかった青いバラの花言葉は「不可能」だったが、
今では「夢がかなう」に変わった。
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次回予定では誕生花としてのバラについて紹介。
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