先週来室したMさん、
「急に、手が挙がらなくなったんです・・。
ここまで上げると痛くて、これ以上は上がらない」
そう言って、パフォーマンス。
見れば、肩の高さより上に手が上がらない。・・この症状は、10日ぐらい前からだとのこと。
まずは、
<胴体>と<肩、肘、手首の関節>との異常を診ました。
腕関節には幾つかの問題があったので、それを修整しましたが、
改善は見られませんでした。
依然としてMさんの手の挙上は、肩の高さまでしか上がりません。
「手が上がらないのは、肩や腕の変形が原因ではないようだ・・」
では、原因はどこにあるのだろう?
________________
背中が丸くなると、手を上に挙げにくくなります。
しかしMさんの背中は、丸くなってはいません。
そこで、" 半臥位腕立て運動 " という運動を行って、
Mさんの体軸の状態を診ることにしました。
半臥位腕立て運動とは、足の底面上に体軸を乗せるという運動です。
体が前傾していたり、不具合が生じているときは、体軸が足の底面上に垂直に伸びていません。これを改善する方法として、半臥位腕立て運動はスグレモノです。
半臥位腕立て運動をMさんに行ったところ、
Mさんは、ウェスト(みぞおちの下)の辺りで上体が前傾していることが分かりました。見た目には分かりにくい体軸の前傾が、そこに隠れていたのでした。
いつ、何をして、体軸が前傾してしまったのか・・?
その理由はともかくとして、
半臥位腕立て運動を続けながら、Mさんの体軸の前傾を是正しました。ウェストのあたりで前のめりしていたMさんの体形を「ヨイショッ」っと後に伸ばしたのです。
さあ、これで手が挙がるようになるかな?
Mさん、ちょっと腕を上げてみましょうか。
「あらっ、上がります!
エエッ、ふしぎ! 前より上がります」
Mさんの腕の挙上の様子を見てみると、まだギゴチなさが残っていました。が、重要な原因が分かったので、その後の施術の方針が立ちました。
Mさんの症状の発生は10日位前だったそうなので、体軸の前傾歴もそれほど古くはなく、以前の状態に戻ることは期待できそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私たちは毎日、前下方を向く動作を続けています。
〜〜仕事だけでなく、スマホもパソコンも・・。
必然的に、体の骨組みは前下がりに変位します。
前下がり(前下方変位)する部位は、背中だけではありません。
首の前傾、胸の前下がり、ウェスト部の屈曲、腰曲がり、膝や足首関節の変形、などなど。・・目玉の方向だって前下方へ変位しています!
生きていれば必然的とも言える前下がりの動作、体軸の前傾。これを防ぐためには日々の意識的な努力が必要です。〜〜どんな努力が必要かはネットやテレビで教えてくれてますが、その中から自分向きの運動や姿勢のコツを見つけて下さい。
後期高齢者のみーばぁも、試行錯誤で日々姿勢改善の努力を重ねています。そしてそれを施術に生かしているのです。
「急に、手が挙がらなくなったんです・・。
ここまで上げると痛くて、これ以上は上がらない」
そう言って、パフォーマンス。
見れば、肩の高さより上に手が上がらない。・・この症状は、10日ぐらい前からだとのこと。
まずは、
<胴体>と<肩、肘、手首の関節>との異常を診ました。
腕関節には幾つかの問題があったので、それを修整しましたが、
改善は見られませんでした。
依然としてMさんの手の挙上は、肩の高さまでしか上がりません。
「手が上がらないのは、肩や腕の変形が原因ではないようだ・・」
では、原因はどこにあるのだろう?
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背中が丸くなると、手を上に挙げにくくなります。
しかしMさんの背中は、丸くなってはいません。
そこで、" 半臥位腕立て運動 " という運動を行って、
Mさんの体軸の状態を診ることにしました。
半臥位腕立て運動とは、足の底面上に体軸を乗せるという運動です。
体が前傾していたり、不具合が生じているときは、体軸が足の底面上に垂直に伸びていません。これを改善する方法として、半臥位腕立て運動はスグレモノです。
半臥位腕立て運動をMさんに行ったところ、
Mさんは、ウェスト(みぞおちの下)の辺りで上体が前傾していることが分かりました。見た目には分かりにくい体軸の前傾が、そこに隠れていたのでした。
いつ、何をして、体軸が前傾してしまったのか・・?
その理由はともかくとして、
半臥位腕立て運動を続けながら、Mさんの体軸の前傾を是正しました。ウェストのあたりで前のめりしていたMさんの体形を「ヨイショッ」っと後に伸ばしたのです。
さあ、これで手が挙がるようになるかな?
Mさん、ちょっと腕を上げてみましょうか。
「あらっ、上がります!
エエッ、ふしぎ! 前より上がります」
Mさんの腕の挙上の様子を見てみると、まだギゴチなさが残っていました。が、重要な原因が分かったので、その後の施術の方針が立ちました。
Mさんの症状の発生は10日位前だったそうなので、体軸の前傾歴もそれほど古くはなく、以前の状態に戻ることは期待できそうです。
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私たちは毎日、前下方を向く動作を続けています。
〜〜仕事だけでなく、スマホもパソコンも・・。
必然的に、体の骨組みは前下がりに変位します。
前下がり(前下方変位)する部位は、背中だけではありません。
首の前傾、胸の前下がり、ウェスト部の屈曲、腰曲がり、膝や足首関節の変形、などなど。・・目玉の方向だって前下方へ変位しています!
生きていれば必然的とも言える前下がりの動作、体軸の前傾。これを防ぐためには日々の意識的な努力が必要です。〜〜どんな努力が必要かはネットやテレビで教えてくれてますが、その中から自分向きの運動や姿勢のコツを見つけて下さい。
後期高齢者のみーばぁも、試行錯誤で日々姿勢改善の努力を重ねています。そしてそれを施術に生かしているのです。
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