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蹲踞(そんきょ)という姿勢を知ってますか。
相撲や剣道で、試合をする相手と向かい合うときの"礼”の姿勢です。
立ち膝で、上体をまっすぐに正した姿勢。しゃ“がみ姿勢の一種です。
さて、この蹲踞のポーズ、
やってみると分かりますが、バランスを取るのはかなり難しい!
上体がふらふらして、バシッと決まりません。
中学の部活で剣道をやっている A子さんも、蹲踞が苦手。
試合のとき、蹲踞でふらついたため、減点されて負けてしまったという、苦い経験をもっています。
なので、片膝を床に着けて蹲踞の姿勢をとっていました。
片膝を床につけて蹲踞の姿勢をとるA子さん
では、ふらつかずに立ち膝で蹲踞ポーズをつくるには、どうすればいいでしょう?
<骨格の仕組み>に強くなろう 実 践 編
蹲踞のコツ(一般的な)
古来、蹲踞の基本については、いろいろと解説されています。例えば、
1背筋を真っすぐ伸ばし、かかとの上に尻をのせる
2下丹田に意識をおく
3足のつま先、とくに親指に力を入れる。---------等々。
蹲踞のコツ(体の修理屋・改良版)
ふらつく人の多くは、体重支持軸が前方または後方に偏っています。
体重支持軸は中央(正中線上)にとること。
これがふらつかないコツです。
具体的には、
1背筋を伸ばした立位の姿勢で、つま先を上げる
2つま先を上げると、体重支持軸はやや後方に移動します。
3つま先を上げたまま、かかとを上げる。(体重支持軸を足指の付け根に置く)
4体の揺れが静止したら、蹲踞の姿勢をとる。(=しゃがむ)
5それでも体がふらつく時は、
-----最後の手段として、足のつま先、親指を使って体を支える
A子さんは1~4のコツを実践し、立ち膝・蹲踞 に成功しました。
~~しかし、A子さんの背筋は、少し前傾してますねぇ~~~。
ややふらつきも見られます。
重心が、まだ前方に偏っていることの現れです。
背筋を真っすぐにするには、脚力、腹筋力をもっとつけること。
修正版(PICMO 使用)
上の写真は、PICMOというアニメソフトを使って、A子さんの蹲踞の写真を修正したものです。背筋を真っすぐにし、重心を後(中央)へ移動させました。 修正前の写真と比べてみて下さい。
追記
PICMO ( http://picmo.com/ja/overview.html )というアニメソフトを使うと、こんなにカンタンに写真の変形が出来ちゃうんだ!。。。とビックリ。。。
便利なソフトだけど、使い方次第ではコワい!かも。
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