S君 ②： S君の知的障害 (ことば) への取り組み

筋ジストロフィーの S 君に、またまた、サプライズが現れたようです！
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S 君には、筋ジストロフィー症という難病の他に、
知的障害（発達障害）があって、
その一つが、ことばが話せないことでした。

２歳のとき、S君は初めてみーばぁの整体室に来たのですが、
その頃は「ギャー」とかの奇声を発するのみでした。
S君の体は、「口から呼気を出す」「呼気をコントロールして声を出す」ことがうまく出来なかったのです。


S 君の呼気障害を改善するため、まず行ったのは、
口から「フーッッ」と息が出るようにする、という施術。
その後、S 君の口から 呼気が出るようになり、次には、
声帯から出る発声が出来るようにはなったのですが・・、

４歳になった今、S君は、まだ言葉を発声することが苦手です。
かろうじて話せるのは、「ママ」「パパ」「アンパンマン」「アオ」など幾つかの単語に限られていて、
ママも「ことばの遅れ」がとても気になっているようです。

みーばぁも「S 君がことばを喋れるようになって欲しい」と思っていました。
・・なので、
みーばぁ施術の課題は「S君がことばを話すこと」でした。


*******  7/20 の サプライズの施術とは ********************

S 君は、去る７月20日に施術室に来室しました。
オバアちゃんに抱っこされながら、S 君はこっくりこっくり。
今にも眠りに落入りそうな様子でした。
「これは、願ってもないチャンス！！
 S 君が眠ってしまうまで、待ちましょう」とみーばぁ。

なぜチャンスかと言うと、
S 君は、みーばぁの施術の手をいつも嫌がって、
みーばぁが S 君の体に触れようとすると、手を払いのけるのです。
〜〜〜これでは、思うような施術が出来ません！

S 君が眠りこんでしまえば、
みーばぁ施術は、自在に出来ます。
そのチャンスを待ちました。

S君が眠り込んだのを見計らって、施術開始。
Crown(頭蓋骨)支持ワークという施術を行いました。

この施術は、仰向けに寝ていただき、頭を両手でそっと支え上げ、
頭への荷重がどの方向にかかっているか（頭の重心方向）を両手で知覚しながら、頭への荷重に影響が大きい頭〜頸〜肩 周辺の筋肉や血流やリンパの走行を探り、頭と頚の間の走行の変異を修整していくという作業です。
俗に言う、頸筋群の異常なネジレや硬縮を是正して、頭蓋の位置のズレを是正するという施術です。

みーばぁは、これまでの経緯から、
S 君の頭蓋の位置にはかなりのズレがあって、そのために、脳への情報や脳内の情報が適切に処理されない状況、誤作動している状況にあるのではないかと感じ、考えていました。
みーばぁの想像ですが・・・S君は、出産時にかなりの難産でした。その際にS君の頭や頚に大きなストレスがかかり、そのストレスが治癒されないまま、今日に至っている状況にあるのではないか？〜〜そのため、S君の脳への情報に誤作動が生じ、正常な情報処理がなされていないのではないかという想像です。


施術開始。
顔を左向きに傾けて寝ている S 君の頭の下に、みーばぁの両手をそ〜っと差し込み、頭が安定した位置で、自然の反応が出るまでじっと我慢して待ちます。
----この施術で大切なことは、反応が出る前に、自意識で手を動かしてしまわないこと------
































いつものS 君なら、頭に手を触れる段階で、みーばぁの手を拒否します。
でも、ぐっすり眠り込んでいる S君、
みーばぁの両手に、全く拒否反応をせず眠っていました。

しばらくして、自然反応が現れ、
S君の頭は 右向きに移行したり、再び左に向きを変えたり、アゴを上げたり下げたり・・・・。〜〜つまり、頸筋が自然反応をして動いてくれます。


自然反応は、頭や首の動きだけでなく、動きに伴って(？) 腰が動いたり、両手が動いたり、足が動いたりの変化が見られ、・・・その変化の様子を、S 君のオバアちゃんにスマホで撮影していただきました。（〜〜後々の参考用に〜〜）












Crown支持ワークで
少しづつ、S君の寝姿が
変化していきました。

S君の眠りはじめの姿形(Before)と
右の写真の姿形(After)との
違い、比べてみて下さい。














S君に目覚めの時間が訪れて、、、、
施術は終了。

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施術の後、
起き上がったS君に現れた姿勢の変化を見てとって、
みーばぁは、この日の施術に満足感を得ました。
「やっと、念願の施術ができた」と。












この姿勢に、みーばぁは
驚きながらも大満足。


〜〜この成果は、
S君がぐっすり眠りこんで
いたお陰！です〜〜







****** それから５日後のサプライズの話  *********************

それから５日後の 7月25日に、S君のオバアちゃんが来室して、
S 君のサプライズを嬉しげに話してくれました。

オバアちゃんの話によれば、
「それがね、施術したその日、車の中で、
なんか色んなことをごちゃごちゃと言うんですよ。
明らかに今までとは違うんですよね、言葉が・・・。
自分の家に帰っても、それが続いていたようで、
ママ（娘）も、S の話す言葉の変化に気がついて
『S がスゴく変わった』って認めて、
今度ばかりは、ママもビックリしています」


「例えば、どんなふうに変わったの？」
とお尋ねすると、

「え〜と、例えばね、
今までは、話すのは、一つの単語だけだったんですよね。
それがね、なんて言うかなあ。
２つの単語をくっつけて話したり、述語っぽいものを話したりするんですよ。
『ママは〇〇。 ママは☓☓。〇〇ちょうだい』って感じでね。
すごく、変わりましたよ。
『ありがとう』も言えるようになったんです・・」
〜〜〜このようなオバアちゃんの説明でした。

このサプライズ、期待していたとは言え、
現実として現れ、確認されると、
心 引き締まるものがあります。


S 君に実際に会ってみないと、
S 君の変わり様がどんなふうかは、分かりませんが、
こんど、S 君に会うのが、楽しみだなあ。

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そして、みーばぁが、嬉しく思ったのは、
ママが S 君の施術変化を認めたことです。
オバアちゃんは、みーばぁの施術効果を評価していて、S 君を抱っこして熱心に施術室に来室していました。
ママは、施術効果はうすうす認めてはいても、S君の変化は、年齢的な成長変化でもあると思っていたところがあります。〜〜みーばぁの施術効果がママに認めてもらえてないことが、ちょっぴり残念でいました。
〜〜〜評価されるって、７８歳になっても嬉しいもんだよねぇ。


４歳のS 君は、脳と体が飛躍的に成長する時期にあります。
みーばぁは、乳幼児期に獲得し活性されるものが、その人の脳のベースとなって、その上にさらなる成長が構築されていくように感じています。
なので、ママが施術効果を認めてくれて、引き続きS君の施術が継続できれば、S 君の発達障害にも改善が見られるだろうと、みーばぁは期待しているのです。

今、S君は、保育園では２才児クラスに身を置いていますが、４才時クラスに進級できたらいいな、と夢のようなことを考えているみーばぁです。

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〜〜以下は、みーばぁの 飛躍的な考えですが、、、、

「今回行った S君への Crown支持ワーク が、もし、発達障害の改善に効果があるとすれば、もしかして、Crown支持ワークは、一部の認知症の改善にも有効かもしれない・・」
〜〜〜みーばぁの飛躍的な考えを述べさせていただきました〜〜〜