散る花も また来む春は 見もやせむ
やがて別れし 人ぞ恋しき
先週、満開の桜が散り始めたころ
最愛の母が大好きな父の元へ旅立ちました
青空が気持ちの良いお釈迦様の日に
美しく微笑んでるかのようなお顔の母を
皆で送ることが出来て
このコロナ禍にありながら幸せでした
雑事に追われているけれど
ふとした瞬間にいろいろな思いが溢れて
まだまだ落ち着きません
更級日記 菅原孝標女の句のこの現代語訳は
〜散っていく桜の花もまた春が来ると見る事ができる
しかし死に別れたあの人とはもう会う事が出来ない
なんと悲しく恋しいことであろう〜
今の私の気持ちそのものです
父のこともそれはそれはファザコンと思われるくらい大好きでしたけど
やはり母ともう話せない、と思うとその別れは相当なものなんだ、と実感してます
悔いは残らないだろう、ぐらい母とは穏やかな時間をたくさん過ごしたはずなのに。