徒然なるままに・・・・・

密林並に生い茂る妄想竹。日々が物欲と欲望との戦い。
時々、猫の話なんかあります・・・・多分。

3357日目 長い散歩に出た話

2020-06-24 18:48:29 | 日記

 

何故わたしが警備隊3号と名乗るのか。

答えは簡単だ。

うちには猫が2匹。所謂ニャコムですな。

隊長ことエディさんは5年前に虹の国へと散歩に出てしまった。

1号がアルで2号が姉。で3号がわたしと言う訳だ。

先日、今度はアルが虹の国へと散歩に行ってしまった。

この子は自分からは絶対に脱走すると言う事はしなかった。

不注意で飛び出されてしまうことが多かった。

特に母に関してはこの人なら大丈夫。と言う考えがあったかどうかは知らないが、母が勝手口や雨戸を開け閉めする時を狙ってよく脱走していた。

そのアルが自分から網戸を開け外に出ようとした。今まで自分からやらなかった事をやったのだ。

歩くのもやっとなのに軽いとは言えない網戸を開けて外に出ようとした。

わたしは慌てて裸足で追いかけた。今ここで見失ったら最後だと思ったから。

よろよろと1m進んでは休んでまた歩き出す。何処に行きたかったのだろう?

 

その後、わたしの部屋へとやって来てタンスの一番下。ここだけは引き出しが無い。

床上浸水で使えなくなったのでぽっかりと空いている。その下へと潜り込んで行った。

その後わたしは仕事に出たのだが、戻って来た時も引き出しの下にいた。

この日、わたしは体調が悪くて着替えてまんまベッドに倒れ込んで寝てしまった。

もしかしたらこの時はもう、虹の国へと散歩に出掛けていたのかも知れない。

何て薄情なんだろう、わたしは。覗き込んで名前を呼んでやれば良かった。

夜の7時くらいに母が来て覗き込んで「アーちゃん・・・・駄目みたい」と放った。

 

わたしは箱に納められたアルを見ることが出来なかった。見たくなかった。

薄情でゴメンね、アル。

 

コメント (1)
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