
干潮の時間だったせいで沖までずっと砂浜が続き、ところどころにタイドプール。この生暖かなタイドプールに足を浸すと、閉じ込められた小魚たちが驚いて逃げる。砂浜にはたくさんのカニや貝の穴。今年の夏初めての海。

西は天気がいまいちなんだけれど、東はいい天気。海を眺めながら今年のサマーソングたちを聴く。ワクワクする気持ち。眺めるだけじゃなく、靴と靴下脱いで、海入っちゃおうか、ふと心が動く。
海に来たがるのは、海そのものが好きなのはもちろんなんだけれど、海岸が地の果てだから。たとえぼくがいるのが東京であろうと、海に面したその土地はフィニステールだったり、外の浜なのだ。

海鳥と一緒に貝とか探せるわけだ。もう、辛抱たまらぬ。

靴と靴下、脱いでざんぶり。ビンディング付きのサンダル欲しい。サイクルジャージもレーパンもびしょ濡れ。暑い日は濡れたままのジャージで自転車を漕ぐのがとても気持ちがいい。今年も折り返し地点までやってきて、自転車の走行距離は5948km。ほぼ月1000km。この夏、どれだけ走れるだろう。
(^.^)
思えば海好きは子どもの頃。母の田舎で過ごした夏一ヶ月間。自転車で海に向かい、100円で買ってもらった釣りセットの糸をたれ雑魚を得る歓び。磯の香り。フナムシやカメノテ。夜の烏賊船の灯火。京都市内で過ごしたわたしには全てがわたしには珍しく、夢のような世界。
東京のような文化芸能的に便利の良い魅力ある街から海に自転車で向かえる。とてもうらやまししい。
できることなら海に近くに住みたかったのですが、今は奈良です^^素敵なお写真で磯辺の香りを感じています☆ありがとう☆
そうなんです。長い間自分は夏を憎悪して、夏なんて滅んじゃえばいいのに、と思っていたのに、いつの間に文化系アウトドア派になると夏が嬉しい。とくに夏の終わりに感じる哀愁は素敵。
*Ranchoさん
磯の香り、フナムシ、海を感じますねえ。
東京はもともと江戸湾の入江に作られた町で、埋め立てなければ今でも自転車で20分で海に行けました。この町の拡大が北へ向かわず埋め立てによって南に向かった、その原因を考えるのも楽しいかな、と今気づきました。